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近所にたくさん人がいる。アベノマスクが6日越しに届いた。

昨日6日ぶりに買い物に出た。
1週間粘ろうと頑張ったけど、毎日自炊なので足りない物が出てくる。

トイレットペーパーを求めて開店前に並びに行った時から1ヶ月弱。

昨日は午前中遅めの時間に街に繰り出して、トイレットペーパーが残り2個ドラッグストアに並んでいた。

少しホッとする。

もう開店前に並ばなくていいのか。
ただ、2月の末にヨドバシカメラでダメ元で頼んだ12ロールが2ヶ月越しで届いた。
当分トイレットペーパーには困らない。

別のドラッグストアには
「営業開始時間のマスク販売をしません」
という貼り紙が貼っていた。

確かにその方が混乱は招かないのかな、と横目で見ながら通る。ドラッグストアの店員さん達はすごく大変だろう。

自粛中でもほぼ問題なく暮らせていて、エッセンシャルワーカーの方達には感謝の気持ちしかない。

通りすがりに1980円で箱マスクを販売しているのを見かけた。
通常なら1週間ごとにお店が入れ替わるテナントだ。ニュースで見るあの光景がとうとう近所にもきたのか。
何枚入りかちゃんと見なかったが、これは妥当な値段なのか。箱マスクっていくらだっけ。確か以前は50枚で1000円くらいで買ってた気がする。
もう思い出せない。

私の家からは駅まで行かなくても違う方向に向かって2軒スーパーがあるし、ドラッグストアも2軒ある。
自粛生活が始まってからは駅周辺に行く事がなかった。
なんとなく、行動範囲は家から10分以内くらいの場所に留めていた方がいいのかという勝手な解釈だ。

自粛生活で料理に凝り始め、駅周辺にしかない食材がほしかったので久々に繰り出した。
この生活に飽きないため、健康でいるために様々な工夫が必要だ。

て言っても小規模な複合施設まで15分くらい。
久しぶりに建物に入ると雑貨屋の棚に網がかかっていて花屋も閉まっていた。
見事に食料品を扱っている店舗しか空いていない。
なんだかさみしい気持ちになった。

駅前のわりと大きな靴屋は空いていた。
衣料品のお店はライフラインで営業可能らしいがこの状況で緊急で衣料が必要な人はどれだけいるのだろう。店員さんはどんな思いで働いているのかな。

なるべく1週間近くは買い物に行かないために、いつもは1、2軒で済ませるようにしているが昨日は多めで5軒まわった。
一回で一人では持ちきれずに2往復した。

私の最寄駅の周りは商店街や飲食店街が色んな方向に分裂していてその周辺に人が住んでいる。30分前後で別の駅にも歩いて行けるのですごく便利な場所。

予測はしていたが、いつもの平日と同じくらいか下手したらそれ以上に人がいる。
三密をどれだけ避けようとしても道を選ばないと人がいない場所はない。
マイナーな道を選んでも、人が全くいない事はないに等しい。

最近すごく思うのが、素性がわからない人への恐怖。

平和な日本で生活していて今まで知らない人に対して神経質になる事はそこまでなかった。

しかし街中にいる人達の毎日の生活はわからない。
ほんの一瞬空間を共にした人が自分と同じ意識で毎日気をつけて生活しているのかなんて予測もつかない。

緊急事態宣言中に気をつけながら仕事に行った時はやむを得ず三密になってしまった場所でもなんとなく信頼関係や素性がわかっているので精神的ダメージはさほどなかった。

それより、お互い感染し合わないように徹底して除菌をしたりとできる事はやりながら働いた。
これだけでも安心感が少し増す。

自粛生活は割り切って受け入れ楽しんでいるが、目に見えないウィルス、知らない人という、未知の領域のものに対しては恐怖を感じている。

繁華街の人の減少はテレビで見るが、近所の人を減らす事は自粛要請程度では不可能なんじゃないかと思う。

私みたいに買い物はなるべく週に一回と決めている人ばかりではない気がする。
実際家から1分のところにスーパーやコンビニがある友人は、わりと頻繁に食材を買いに行っていると言っていた。
それが正しい事なのかいけない事なのかも判断しづらい。

テイクアウトで飲食店を守るという試みは素晴らしいが、このための行列を何店舗も見かけた。

家族総出で小さい子供と店前で営業しているお店もあった。
子供を昼間預けれないので仕方ないのかなとは思いつつ、まるで商店街のお祭りの時のよう。

食材を無駄にしないためのテイクアウトの試みは素晴らしい。
看板のみ出して営業しているお店もあるにはある。
しかし店前営業はどうなんだろう。
これはどの立場の気持ちも尊重したら正しいのかは判断しかねる。
ただ、客観的に私はこれを三密だと感じてしまった。

5店舗めのスーパーでレジに並んでいたら、7枚入りのマスクを持ってる人が並んでいた。

この数ヶ月、私は初めて普通に販売しているマスクを見た。
思わず列から離れマスクを探しに行った。

残り10袋くらい。

まだ家に普通サイズのマスクが残っているものの(本当はレディースサイズがほしい)いつ手に入るかわからない不安で1袋購入してしまった。

この行動は少し自分の中でモヤモヤが残る。
本当に必要だったのか。

感染者の多い世田谷区でこんなにも外に出ている人が多いので、どれだけの人がアベノマスクをしているのか、勝手に私的市場調査を行ってみた。

もしかしたら見落としているかもしれないが、恐らくアベノマスクかもしれないものをつけている人はご年配の女性一人だけだった。
けどもしかしたら手作りかもと思えるクオリティだったので違うかもしれない。

後マスクをしていない人も認識した人は1人だけ。

ちなみにうちにはアベノマスクは昨日、水曜日の時点では届いてなかった。
金曜日から感染者の多い世田谷区から配布と言われワクワクしながら待っていたのに。
今朝ポストを見たら入っていた。6日越しに届いたマスク。
世田谷区でこれなら他の地域にはいつ届くのだろう。

開けてみたら縫製がイマイチだった。
2枚とも縫い方が違う。
黄ばんでいない気はするが、真っ白かと言われたら白い気はするという、返品レベルではないがちょっと簡易的だしなんとも言えない感じ。

きっとコロナが終息してもマスク生活は続くのであろう。
洗える銅が入ったマスクもオーダーして来月末に届く。

当分家にマスクはあるのでアベノマスクは必要ないだろうが、もし本当に本当に手に入らなくなったらこれを漂白して解体して作り直すしかないのかな。

こんなにもマスクにとりつかれた生活になるとは、誰が想像しただろう。

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