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美術館さんぽ ~現代美術館のある清澄白河の路地裏編~

東京都現代美術館の最寄り駅のひとつ、清澄白河駅。現代美術館って、駅から遠くて、陸の孤島でしょ?おもしろそうなのやっているけど周辺、何もないし。。と、行き損じてないでしょうか?

そうだとしたら、もったいない!

駅から美術館へは深川資料館通りをまっすぐ行きます。この通り沿いのことは「美術館さんぽ 東京現代美術館のある清澄白河しゅうへん」でまとめました。この通りも楽しいのですが、今回は、ちょっと住宅街を探索してみましょう。と、その前に、このエリアはどんな特徴があるのかというと・・

古い店舗や工場、倉庫を活用して、古さと新しさが入り混じった個性的なエリア。清澄白河って、新しい名称ですが、馴染みある町名でいうと、深川。あまたある落語や時代小説の舞台になっています。司馬遼太郎が江戸っ子の産地じゃねえか、と言ったとか。

つまりこのあたり、江戸と現美のハイブリッドタウンなのです。

今回は、駅から清澄通りを南下して、ババグーリへ、清澄白河フジマル醸造所を経由して、ブルーボトルコーヒーを目指します。イエローでマーキングしました。初めてなら、この住宅街は迷路のようですが、宝さがしのようです。間違えたとしても、何かめっけもんがありますよ~~。

これから紹介していくところ、全て専門店。目当てを決めておくのもよし、いきあたりばったりも、また楽し。

深川地図


始まりは、駅から清澄通りを南下してババグーリまで

まず最初は、駅から清澄庭園に沿った清澄通りを南下していきます。地図の左辺の通りです。すぐに通りの左手に積み木でつくったような、同じような家が一列にならんでいるのに気づきます。同じくらいの間口が一列に並んでいて、書割のようにも見えます。

長屋ヒキ

この建物、築80年以上たつ<関東大空襲に耐えたそうです!>の清澄長屋と呼ばれている長屋で、1階は店舗2階は住居だったんだそうです。昔ながらの年季の入ったお茶屋さんや印鑑やさんもあれば、リノベーションされてイマドキなショップもある、という新旧入り乱れたお店が並んでいます。3階部分は住人によって建て増しされていき、長屋でありながら、高さがまちまちになっています。古い店先に古い看板もあれば、赤や白、ブルーに塗られた店先もある、このかわいらしい長屋の長さは250メートルも続きます。

築100年も目前とあって、老朽化が心配されているお年頃。この長屋の佇まいも、いつまで見られるかわかりません。

清澄長屋のカワイイ専門ショップ

Park nique(パークニック)  http://pcnq-tokyo.com  オリジナルの帽子を中心に、ウエアやニットアクセサリー、バッグが揃ってます。

LUFF (ラフ) http://luff.tokyo/ 長屋のまんなかあたりに、入り口前に植物が置かれ、店内もジャングルのようにうっそうとしているお店。葉っぱで目をふさがれて、中がよくわかりませんが・・・お花屋さんです。ときどき、ヘンな寄せ植えを売ってます。

yahae (ヤハエ)    siki-naramachi.com  南の端っこに新しく入ったお店です。奈良県にある靴下工場ヤマヤさんの直営店。オーガニック素材の靴下があります。履き心地がよさそうです。

長屋が途切れると、清澄公園の案内があります。そちらのほうに入っていくと、深川図書館があります。

レトロな建物。窓はステンドグラス。本はちょいちょいマニアックなのがまじってます。

深川図書館

深川図書館の向かい側に、蔦の絡まった建物があります。『ヨーガンレール』本社。その一階にババグーリがあります。

ババグーリ

ババグーリ  https://jurgen-lehl-for-babaghuri-jp.tumblr.com/

窓から覗くと、まるで美術館のようです。ヨーガンレールの洋服もあります。

いざ、住宅街迷路へ

ババグーリまで行ったら、来た道を戻ります。清澄通りに戻って、最初の信号の交差点を右に入ります。目印は深川ふれあいセンター。すぐ左に入る通りがあります。そこに、小さな看板『チーズのこえ』が出ています。そこを入っていくと、北海道の形に抜かれたショウウィンドゥの店があります。

チーズのこえ  http://food-voice.com/cheese-no-koe/shop

こちらも、2015年にオープンした、日本発の北海道産のナチュラルチーズ専門店。北海道のチーズは雑味がなくて上品です。クリーム系、白カビ系、青カビ系、ハード系と揃っていて、悩みます。悩んだときは、今いちばんおいしい食べごろのを教えてもらうといいでしょう。ソフトクリームもあって、夏は大人気でした。

『チーズのこえ』を出たら、そのまま、まっすぐ行くと通りに突き当たります。突き当りを右折して、直進すると、信号のない横断歩道が見えます。その横断歩道の左手に、町工場のような建物があって、この一階に「リカシツ」があります。

リカシツ  https://www.rikashitsu.jp/ 

理科の実験室のような、ビーカーや試験管を使った雑貨の専門店。試験管は小さいもので1本25円からあります。運営は、ガラス素材の専門問屋、関谷理科株式会社です。

リカシツ店内の階段を二階に上がると、テラリウムのワークショップをやっています。ガラスの瓶の中に、苔や飾り砂を詰めて、オリジナルのテラリウムがつくれます。木・金・土・日の13時からと、15時からの2回。予約制ですが、空きがあれば参加できますよー。

リカシツの隣は、東欧やポルトガルなどのカワイイ一点ものが見つかりそうな、雑貨店です。

バハール http://bahar.bz/  ホームぺージをみると、本と雑貨の小さな出版社とあります。私がこのあたりを散歩したときは、、、見逃してました。

あみだくじのように、通りを入っていく

リカシツを出て右へ行きますと、「平野」と表記のある信号があります。この交差点を左へ行くと・・・

アンヴデット http://envedette.jp/  パティスリーです。いつもお客さんでにぎわっています。

その隣は、メガネの専門店があって、その脇の通りを右に行き、2本目を右に入ると、

コシ ラ エル https://www.cocilaelle.com/

こちらは、日傘と雨傘とレインウエアやスカーフのお店。日傘作家のひがしちかさんが、一点ものの日傘屋さんからスタートされたのだそう。

四本目を右に行くと、

清澄白河フジマル醸造所」に到着です。 https://www.papilles.net/

1階はワイナリー、2階はレストランと試飲ルームを併設しています。レストラン利用のお客さまには、醸造所が見学できるんだそうです。自社ワインだけではなく、国内外200種類のワインが揃っています。

ランチ、ディナーともに、コース料理はお目安、7000円くらい~

フジマルからブルーボトルへ向かう

フジマル醸造所のある通りの一本、木場公園側の通り沿いに、セレクトショップがあります。

L & harmony (エル アンド ハーモニー) https://landharmony.com/   わかりづらい場所にあるからこそ、ここを目指して行ってみたいショップです。職人技術が冴えるスニーカー、国内生産のアパレル、スタッフさんたちが大好きなライフスタイル雑貨があります。

ここから、ブルーボトルコーヒーに向います。

ブルーボトルコーヒー https://store.bluebottlecoffee.jp/pages/kiyosumi

さきのフジマル醸造所も、ブルーボトルコーヒーも2015年にこの地に創業しました。もともとは、倉庫が沢山あった地域。倉庫自体や、倉庫の跡地を利用するのに適した焙煎や醸造の施設として、この地が適任だったのです。

ランドマークのようにこの二つが誕生して、カフェやワインバー、食材店やライフスタイルショップが増えていきました。

きっと、途中途中にも、あれ?なんだろう、ここ?っていうお店が見つかるはず。お気に入りのイッピンがみつかるといいですね。

次は、レストラン情報をまとめたいと思います。






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