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楽しくなるから、料理をするのだ

ぼちぼち新米の季節。
母に言われてお米を研ぐようになったのは小学校4年生の時だった。という事は、そろそろご飯を炊いて40年になる。

毎日のように晩酌するので平日の夜は炭水化物を摂らない、代わりに朝はいつも米飯。そしてここ15年くらいは炊飯器ではなく鍋で炊いている(一時期を除く)。ずっと炊飯用の小さな土鍋を使っていたが、1年ほど前にアルミキャストの鍋に買い換えた。土鍋より軽くて使いやすい上、味も遜色なく炊き上がる。

こんな感じ。ちなみに今日は娘が高校の学園祭でお弁当なので五穀米を炊いた。

見た目は昭和っぽい。キャプションは「質実剛健」かな
鍋で炊いたご飯は「安い・早い・うまい」

鍋でご飯を炊くようになったきっかけは、引っ越した部屋の台所が狭く炊飯器が置けなかったから。でも次第に鍋で炊く方が早い&おいしいと気付いてしまった。

最近は至れりつくせりの高機能炊飯器もあるし、パックご飯も美味しい。
それでも私は毎朝、お米を研いで鍋で炊いている。だって楽しいから。

火にかけた鍋が沸騰してブクブクと蓋を押し上げて来たらしばらく待って中火にし、チンチンと鳴る蓋を睨みながら、鍋底がチリチリといって来るのを待つ。タイミングを見計らって、ヨシと思うタイミングで10秒ほど強火にし、10分蒸らせば炊き上がり。楽しい。
使い終わった鍋は丸洗い(食洗機はNG)して乾かすだけで手入れも簡単だ。

たまには焦がしたり、水っぽくなることもあるけれど、自分のミスだと思えば不味くない。夫が購入した炊飯器もあるけれど、お米と水とガスと会話しつつ進めるこの時間が楽しすぎて、使おうという気にならないんだよなあ。

単に食い意地が張っているんだろ、とは言わないでおいてね。
今日はこの後、新米を買いに行こう。

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