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引っ越して1年、死のうとして1年。

2024年9月30日、世間からしてみると何の変哲もない9月最後の平日だけど、私にとって今日は、今住んでいるお家に引っ越して1年になる、おめでたい日なのだ!!!


ついこの間、1人暮らしを開始したつもりでいたのに、仕事終わりにニトリとダイソーへ毎日寄り道していたのに、、、

もう365日が経過してるなんて、本当にあっという間の1年だった。こういう瞬間、年齢とともに1年の経過が早くなるという、よくある話は本当なんだな〜と実感させられる。

この1年、本当にいろいろな事があった、本当に。一言で述べるには伝えきれないほどのことがあったけど、やはり1番に思うのは、自分に対して「今日まで生き延びてくれてありがとう。」ということ。

2023年8月、いきなり私の人生に介入してきた、パワハラという見えない凶器のせいでご飯は食べれなくなり、1週間で3キロも痩せて、誰とも会話をせず、ひたすら通勤電車の中で、通勤の東京駅で、人目を気にせず泣き続け、世界から消えたかった1年前。

駅のホームで後ろから人が押してくれること、横断歩道を歩いている私に向かって車が急な方向転換してくれること、誰かが私を殺してくれることをどれだけ願っていたか。毎日朝のホームでドキドキしながら先頭に並んだり、正確な判断ができないせいで車に轢かれかけたり、、、今こうやって言語化するだけでも苦しくて涙が出てしまう。当時の自分は毎日こんな気持ちで生きていたと思うと、改めて考えてもやはり胸が痛い。

そんな絶望の中で生きていた私が、最後に、本当にごく僅かに持ってた小さなプライド、「親に迷惑かけたくない」という一心があったから、私は1人暮らしをして、今日まで生きてこれたと思っている。私の性格上、ダメな部分を人に見せるのが苦手なので、1人暮らししたらこの辛い姿も親に見せなくて済むと思えば、自分の精神が死んでても親元を離れて1人で外へ出るのは躊躇いがなかった。

そして、9月初頭、とんとん拍子で内見も済ませ家の契約もした。当時の私の状況を心底心配してた母親は、私が今の家を契約したのにも関わらず、「春華が辛いならいつだって仕事辞めて良いんだからね。家だって違約金払ってでも契約やめて良いんだからね。」と涙ながらに言ってくれたりもした。

もちろんその優しさに甘えることも出来たけど、当時の私は「もうこれでダメなら死んでやる」と思ってて、環境を変えてうまくいかないなら生きる意味なんてない、挑戦して失敗する分には消えるだけだし、という、なんとも頑固な考えしか思いつかなかった。

私の折れ曲がらないプライドに対して、四六時中心配の目をしていた母を横目に、迎えた9月30日。お母さんが1箱ずつ中身をまとめてくれた段ボールを、お父さんがレンタルしてくれたハイエースにまとめて乗せ、3人で向かうは新天地。皆で家具の組み立てして、水道やテレビの手続きして、引っ越し初日から優しさに溢れた時間だった。(9月30日は土曜だったからその日も一緒に実家に帰ったのに、これから独り立ちするのが寂しくて、実家へ帰る車内、助手席で1人涙を流したのもまた思い出)

現状を変えるには「環境を変える」のが大切っていうよくあるありきたりな言葉、聞き流していたけど真実だと思う。現に、私は環境を変えたことで毎日3時間もかかっていた通勤に対するストレスも減り、引越しの忙しさで会社のことを考える時間も減った。そして、少しずつ自分の精神も取り戻して上司にパワハラのことを相談できるようになった。

引っ越しを決めた当初は、未来に対して絶望の方が大きかったのに、環境を変えるとこうも思考も変わるなんて。あれだけ死にたかった私が今楽しく生きてるんだもの、人生何があるかわからないね。

1年前の私が生き延びてくれたおかげで、ここ最近は美味しいご飯も食べてるし、沢山の素敵な人にも出会えた。このパワハラをきっかけに、前より人に優しくなれるようになった気がしている。もちろん、この経験が良かったとは微塵も思わないけど、だけど、「周りに対して優しくしよう」って思うのも、このクソみたいなパワハラを自分が経験しないと気づけなかったしなあ〜とも思う。こういう思考で過去のパワハラのことを片付けられるようになって本当に良かった。

これからの人生は、今まで以上にLoveMyselfをモットーに、自分に優しく、人に優しく出来る人になれますように。

自分を愛するためにも、明日からの10月は朝活として、筋トレ、語学勉強、読書、、自分のためになることを沢山して、昨日より明日の自分を好きになれてるといいな、ふふ。

では、また。

2024年9月30日のオグより


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