思春期と僕とラヂオ

会社を辞めた話と同僚の悪口をさんざん書いたので、
自分について書きます。
初投稿から1ヶ月も経ってるらしい。遅筆。

好きな食べ物は惰眠で、週末はよく貪るようにしている。
平日の睡眠時間は約5時間半
夜更かしはするがラジオリアタイはめったにしない。
朝起きれないから。

ラジオ遍歴

ラジオを聴き始めたのは小学生のころ。祖父にもらったサッカーボール型のラジオにイヤホンを指して耳に突っ込み、家族が寝静まった寝室でいけないことをしている気持ちになっていた。

『モーニング娘。道重さゆみの今夜も❤︎うさちゃんピース』『中居正広のSome girl' SMAP』。
SMAPの「弾丸ファイター」がしきりにかかっていた。当時父に頼んでiTunes Storeで買ってiPod shuffleに入れてもらった曲の一つ。
寝てる間にイヤホンが首に絡まって怖くなったし、断線したのでいつしかラジオから離れていた。

次にラジオに復帰したのはオードリーやAKB48、miwaがパーソナリティを務めていた頃だった。
中学に上がるとありがたいことに自分の部屋をいただき、コンポでラジオを聴けるようになったから。
中学生にしては活動が熱心な部活に所属していたため、平日は毎日朝練、土日は毎週練習というスケジュールの中、当時はradikoも登録していないのにどうやって聴いていたんだろう…？

A.気合でリアタイ

朝練では、教室に荷物と制服を置いて集合しなければいけない決まりなのに遅刻ギリギリなため下駄箱から一番近い別の学年の教室に荷物を置いてよく怒られていた。それでもmiwaのラジオが聴きたかった。

日曜の休日練習は自転車で30分の練習場まで行き、みっちり3時間トレーニングがあったが、土曜の夜はカスミンのラジオが聴きたかった。

ANN以外にも年相応に学生応援ラジオが好きで『SCHOOL OF LOCK!』や地元ローカル局ZIP-FMで放送されていた『R18-Radio Eighteen-』をよく聴いていた。

ある日、『R18』でリスナー参加企画に電話で出演することが出来た。
おそらくアルバム発売のPRの企画だったと思うが、緊張のあまりよりによって「LOVE PSYCHEDELICO」が言えずに噛み噛みのグダグダになって泣きそうになってしまった。

当時中学生の背伸びしてラジオ聞いてる中坊にはLOVE PSYCHEDELICOは耳なじみがなく、発音したことなかったが若さとは恐ろしいもので、勢いだけで知ったかぶりをして企画に応募したら、通っちゃったのである。
恥ずかしさと申し訳なさから今でもLOVE PSYCHEDELICOは聴けないでいる。
申し訳ないなら聴けよとは思う。

その時の狼狽ぶりをナビゲーターの澤田修さんに気に入られ、準レギュラーのコーナーとして電話出演で呼んでいていた時期があった。
コーナーの内容は電話をつなげて10分程澤田さんとお話するというものだったが、友達にもR18を聴いている人は多かった(「出るから！」と鼻高々で宣伝していた)し、ちょっとした地元のヒーローになった気分だ。

中学の担任の友達がZIP-FMで働いていたみたいでしばらくして担任にばれた。（ネットリテラシーについて軽く注意されただけで特にお咎めは無し。先生、おれ十数年経ってもネットリテラシー低いままでごめん！）

番組ジングルで木村カエラさんに「〇〇くん、ガンバッテ！」と言われたことがあるという事実だけで黒に近い歴史を乗り越えて今日も生きている。

『R18』が終わるという超重大事項をあろうことかコーナー中の電話口で伝えられ、心の準備ができていなくてびっくりしすぎて逆にイキって

「はぁ、、そうですか、、」

とかいう冷めた反応をしてしまった。
びっくりすぎて言ってることが呑み込めなかったんです。信じてください。

今でもこのコーナーがつまらなすぎたせいで聴取率が下がり、番組終了にまで追い込んでしまったのではないかと思っている。

ZIP-FMさん、ただの素人中学生の内容のない電話を垂れ流させていただきありがとうございました。そして毎回必ず電話に出られる訳でもなく、スタッフの皆様には大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ございませんでした。

その後聴くようになった『SCHOOL OF LOCK』にはリスナーとして参加できた思い出はないけど、とーやま校長、やしろ教頭のラジオの中の学校に通っていたという感覚はある。
いつまで経っても「ロックのスペルはL・O・C・K」だし、「中2（高2）はいい」。
アジカン、ベボベ、flampool、サカナクション、RADWIMPS、セカオワ、クリープなどとはここで出会って、近所のツタヤで借りてきて聴きまくった。

いつの間にかラジオは聞かなくなって、社会人になった。
通勤時間20分の生活で、聴きたい音楽を選ぶのが煩わしくなって、通勤のお供にはYouTubeでちょうどいい時間の芸人ラジオのフリートークを探して聴く。
友達もいない週末の家での過ごし方はトークを聴きながら溜まった洗濯物を洗い、部屋を掃除するだけ。

最低限の生活には　洗濯機と君とラヂオ

仕事を休むようになり、外出する時はイヤホンが手放せなくなった。
無音や雑踏が怖かった。街はうるさすぎる。不安になる。
家から30分の梅田で、ふと家に帰りたくなる。

目が覚めてもベッドから出られない時、
夜ベッドに入っても眠りにつけずに空が明るくなる時、
いつか芸人が喋ったトークが苦しい時間を支えてくれた。

音楽を聴こうにも、新しくアーティストを探す気力もない。
AppleMusicにはこんなにたくさんの曲であふれているのに聴きたい曲がわからない。

ラジオはなんか勝手に喋ってくれてるからいい。

聴いてるもの

『Creepy NutsのANN』
『マヂカルラブリーのANN0』
『霜降り明星のANN』
『オードリーのANN』
『蛙亭のANNP』
『山里亮太の不毛な議論』
『ハライチのターン！』
『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』
『匿名ラジオ』
『ゆる言語学ラジオ』

などを聴きます。