
交渉アナリスト1級試験を受験してみた話
はじめに
株式会社ゆめみでプロジェクトマネージャーとして勤務している、けいです。先日(2023年12月3日)に、交渉アナリスト1級の試験を受験してきたので、その感想とかを書き留めておきます。
なお、見出し画像はぱっとみて目についたものを選びました。騙されて本記事を読みに来てくださるとうれしいです。騙されついでにスキを押しといてくださいね。
交渉アナリスト1級とは
交渉アナリストの最高資格、とのことです。以下に公式ページの説明を抜粋引用しておきます。
交渉アナリストの最高資格
交渉アナリスト1級は、特定非営利活動法人日本交渉協会が認定する資格で、交渉アナリストの最高資格として、交渉学に基づいた知識と、交渉技術を身につけた実践者に与えられます。
交渉アナリスト1級合格者は、特定非営利活動法人日本交渉協会の会員となり、継続的なレベルアップ学習と交渉学と交渉アナリストの啓蒙教育活動に参画していただきます。
交渉アナリスト1級を取得すると認定証と徽章、IDカードが授与されます。
ちなみに交渉アナリストとは、特定非営利活動法人 日本交渉協会が認定する民間資格で、MBAレベルの交渉知識と交渉技術を身につけた実践者の育成を目的としたもののようです。
取得したきっかけ
前回の記事にも書きましたが、交渉アナリスト2級と交渉アナリスト補を取得したのですが、今後の業務を進めていく上で非常に有用だと感じたため、そのまま学びを深めようと考えたことがきっかけとなります。
以下に前回の記事へのリンクを貼っておきます。よろしければスキを押していただけると私が嬉しがります。
また、交渉アナリスト1級を既に取得している会社の先輩の交渉術を目の当たりにしたのもきっかけの一つと言えそうです。
試験手続きについて
受験資格は以下の二つのようです。
「交渉アナリスト2級」と「交渉アナリスト補」の2つの資格を持つこと
ビジネス交渉経験が3年以上あること
後者については、試験申し込みの際に願書と履歴書、および職務経歴書を送付する必要があるので、そちらに記載する必要があります。願書が受理され受験資格条件を満たしているようであれば、受験料の振り込みを行います。今年は8,800円(税込)でした。
受験料の振り込みが確認されたら、晴れて受験開始となり課題レポートのガイダンスが届きます……
課題レポートについて
ここがこの試験の本丸というか、なんというか……
字数がたっぷりとしたレポートを書く必要があります。たっぷり。400字詰め原稿用紙で言えば21枚くらいです。課題の内容ついては公開を控えますが、当然交渉に関わるなかなかにハードな課題となっています。また、題材となる方の書籍が全然手に入らないんですよね。つらたん。
書きあげる文字数は受験者みなさん共通なのですが、試験申し込み受付期間は長め(今年は2023年9月1日から10月23日まで)になっており、受付終了間際だとレポート提出期限(今年は11月15日)までの期間が短くなってしまいます。私はこれに嵌ってしまいました。受験するのであれば、受付期間開始直後の願書提出を切におすすめいたします……
その他の試験について
本試験では、課題レポートを除くと以下の三つの試験を受験する必要があります。
面接試験
交渉学記述テスト
交渉ケース分析テスト
まず面接試験です。こちらはうんざりするほどたっぷり記述した課題レポートの内容について、いろいろと質問されます。当然ですが、課題レポートの記載内容について深く理解していないと返答できません。私は面接前にはそれらの内容が頭から抜けていたので、直前に慌てて課題レポートを読み直しました……
次に、交渉学記述テストですが、こちらは「交渉戦略研修」を履修することでテストの免除を受けることができます。私は当該研修を履修済みでしたのでテスト免除を申請しました。
こちらの免除を受けられることもありますが、この研修は脳の糖分を全部持っていかれるくらい考えないといけないくらい学びのある研修ですのでぜひ受講を検討してみてください。
最後に交渉ケース分析テストです。こちらは三つある交渉アナリスト2級の講座のうち2つを履修すれば免除となります。具体的にはオンデマンド講座、通信講座、土日集中講座となります。正直言って全て同内容のため、試験免除を狙って履修するのもどうかなと思って、私は免除なしで試験を受けることにしました。こちらは交渉が発生したケースが提示され、それについて交渉学的な考察を踏まえた上で分析を行うと行った試験となります。テキストや書籍は持ち込み可能なため、心理的には厳しい試験ではありませんが、やはりそれなりに考えないといけない試験でした。
感想とか
受験を開始してから受験を終えるまで、長かったなーという感じでした。課題レポートのガイダンスが届いてからは三ヵ月ほどの長丁場になるので、ちゃんとそれらを書くスケジュールも考慮した上で臨むといいかなと思います。
こちらは以前にも書いた気がしますが、この資格は実生活のあらゆる面で使えるものだと思っています。皆さんもぜひ取得を検討してみてください。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。拙いレポートですが、みなさまの一助になれば幸いです。