併せまして
変わらずに変わりたいなぁと2019
変わらずに変わらなかった2019
景色に併せた音を知って、思い返すことも増えた
知りたいこと知りたくないこと知らなかったこと
出会った人去った人
そんな渦の中に居ました
揺れる心情が取り巻く環境の変化についていけずふさぐこと、その都度誰かに蹴飛ばされて
立ち直ってまた凹んで上に上がることはなくそれでものろのろ進んで
ぬるくなった缶コーヒー、暖房付け始めの鼻をつく匂い、気の利かないコンビニ店員、丸めた背中
言えなかったありがとう、言わなかったごめんなさい、またねから2度と合わない友人、言わなくなっためんどくさい
いつもの席に座る大人、居たはずの猫がいない、覇気のないチャイムで帰る子供、暮れと明けと
なんだかぬるい気持ち、揺れる洗濯物、飛ばされたゴミ袋
好きを言葉にするのってとっても単純でとっても難しくて、心配されるのが嫌になって、優しさを嫌って、居たい気持ちと居た堪れない気持ち、簡単なことなのに、気恥しさがいつも
どれだけ思ってくれてるかは分かって、それを無下にする自分も、有り体な慰めも、言ってはいけない言葉、本当に伝えたかったこと、重なる言葉
不安定さを
人と人だと
急かすな
明けました2019
もう二度とくるなよ
変哲のない1年
変われなかった1年
ほら、さっさと大きな荷物を持って
ただの平日に1年のありがとうは荷が重いんじゃないか
でもありがとう、生ききっちゃおうな。