私のメイクをする意味合いが変ったメイクアップセラピーとの出逢い~もう一つのメイクアップをする理由に気づく~(後編)
2000年代個人がキャラとして輝くセルフプロデュース時代に突入
そして、2000年代にはいるとCanCanのエビちゃんやAneCanの押切もえなどが、活躍し始めると、
「私もエビちゃんみたいになりたい!」
「押切もえが着ているあの服とあのバックで私もAneCanレディ」へ♪
とエビちゃんになるためには?もえメイクどうやってするの?
雑誌が、ファションはスタイルを提案するのでなくてモデルのキャラクターをクローズアップしてきたこの頃、もうボーッとしてメイクしている時代ではありません。自分のキャラを探さないと!!
そんな状況な時代で、
一般の人がメイクレッスンをやって欲しいとメイクアップアーティストに依頼が来るようになったのでした。
当時フリーで活動していた私のところにも友人や知り合いからの紹介などで、メイクアップをする機会が増えていきました。
2000年代はメイクアップスクールもたくさんできてきて、美容師免許のないメイクのプロを目指す人がたくさん生まれた時代。美容学校でもメイクアップの授業に力が入って来ましたね。
当時、恵比寿バンタン、原宿ベル・エポック、恵比寿ビューティカレッジ、ミスパリ美容学校、モード学園、小さいメイクスクールなどたくさん講師の依頼がきていました。
コスメの時代のこの時期、メイクによって今のSNS につながる初期段階(今のセルフプロデュースの基礎)のセルフ・プロデュースがスタートした時代だった。
メイクアップと心は繋がっている!
そんな時代なので、私はこの時期、芸能人から花嫁、OLにと本当に大勢の人にメイクアップを施していました。
1000本ノックのごとく、毎日毎日誰かにヘアメイクアップをしていました。
メイクの力を身に持って経験するいい機会なのでした。
メイクアップをしていると、ある瞬間から、メイクアップされている人の瞳が輝き出す瞬間があるのです。と前のブログにも書いたのだが、
メイクされている人が鏡でメイクプロセスをじっと見つめている
自分の顔がどんどん垢抜けていく、
だいたい肌のトーンがワントーン上がっただけで
瞳がうるうるしてくる。
「うんうん!世界が彩り始めたね!!って。」
心が動いた瞬間は、本当にその人の内側から、その場の空間がクリア一段あかるくなったように見えるのが不思議。
空間のエネルギーが少しずつグラデーションがかかっていくように変化していく不思議空間。
メイクされている人と私と空間の境目がなくなっていく一体感のような感覚を味わいました。
メイクアップは、人の心を動かし、オーラも変える力があるということを実感していくのでした。
化粧療法(メイクアップセラピーとの出会い)
この体験から、メイクアップと心の関係を研究するようになったのでした。
美しくなるには、メイクの力+メンタル。
間違いないです。
メイクには、ただその時の自分の欲求を満たす以外にも、すごい力と可能性がある!
このことを意識することができたときから、私の使命の扉が開くのでした。