【サマースクール体験談】自分に自信を持って、様々な課外活動に取り組む着火剤になりました
【プロフィール】
名前:鵜飼怜奈(うかいれいな)
高校:大妻中野高等学校
参加地域:宮城県女川町
参加年:2021年
HLAB以外の課外活動:
・自己分析の学生団体設立
・国会議員・区議会議員9名にジェンダーについてのインタビューワーク
・ジェンダー系学生団体所属
・子ども食堂でボランティア
「普通が一番」という自分のマインド
私がサマースクールに参加したきっかけを一言で言えば、普通が一番という自分のマインドを変えたかったからです。
サマースクール以前の私は、友達や周りの人に課外活動をやる意識高い系の子と思われるのが怖く興味があっても参加することを躊躇っていました。友達に敬遠されるのが不安だったんです。
でも、コロナ禍、自分と向き合う時間が増え私の高校生活は不完全燃焼で終わってしまうのではないかと不安を感じました。
その時に、自分が一番逃げていた学外でのコミュニティに所属することができたら、何かが変わるんじゃないかと漠然と思っていました。
座談会に参加して
そんな時に自分が感じていた不安や焦りを先生に伝えると、「HLABの座談会を今度やるから一度参加してみると何かヒントを得ることができるかもしれないね」と言われ座談会に参加しました。実際に座談会に参加してみると「HLABのコミュニティは私と合っている」と直感的に感じました。
私は合唱部に所属しており、サマースクールに参加すると部のラスト公演に出演することができないという状況であったため、どちらを選択するかとても悩みました。座談会に参加した時にそのことをメンターの方に相談すると、サマースクールに参加することのメリットとデメリットの両方を教えてくれました。私の悩みに親身になって寄り添ってくれたことがとても印象に残り、思い切って参加することを決意しました。
不安だった英語力
サマースクールでは、海外大学のメンターの方が大学での学びを私たち高校生に共有するセミナーというプログラムがありました。このセミナーは英語で実施されるため、英語力に関してとても大きな不安がありました。実際にセミナーを受けている時も、周りの高校生たちは帰国子女の子が多かったため私だけ理解できていないのではないかと不安でした。しかし、メンターの方が「わかる?」などと声をかけてくれて、英語力に自信がない私を丁寧にサポートしてくれたおかげで、徐々に質問や意見交換を積極的にできるようになりました。
また、結果的にはオンラインで実施されましたが、私は宮城県の女川町での開催に参加しました。地方での生活経験がなかった私は他の参加者は自分と違う人が多く、合わないのではないかと思っていました。しかし、東京からの参加者も多かったため実際にはそのようなことは全くなく、第二の故郷ができたような感じでした。
積極的な発言や意見交換
サマースクール中に私は、発言や意見交換を求められる場では積極的に手を上げることを意識していました。これは決して初めからできていたわけではありません。最初のうちは話についていけなかったり、うまく自分のいいたいことが言えなかったりなどと悔しさや不甲斐なさを感じました。しかしメンターの方がチャットで毎晩応援メッセージを送ってくれ、その温かさに背中を押されサマースクールの後半では積極的に意見が言えるようになりました。
興味関心テーマが広がった
私の参加したHLAB 2021 MIYAGI-ONAGAWAは、新型コロナウイルスの影響によりオンラインでの開催でした。1週間前に、オンライン開催になると連絡がきた時はすごいショックで、遠足が雨天のため中止ですと言われたような感覚でした...(笑)
そうは言っても、期待以上のものを得ることができました。なぜなら、自分の興味関心テーマが広がったからです。
特に、地方の高校生や女川で活躍している社会人の方の話を聞く機会があったのは大きな学びでした。女川町の方々は地方というのを言い訳にせず、それを逆に強みとして地方創生を行っていました。そんなみなさんの姿が私にはキラキラして見えました。その影響もあり、サマースクール参加後に地方創生に関心を持つことが出来ました。
ずっと都市部で生活していた私にとっては、女川のサマースクールに参加したからこそ得られたものなのではないかと思います。
自信を持って行動する着火剤
前にも述べたセミナーのプログラムで、その時英語力に不安を感じていた私に、メンターの方が「自分の意見を言えたことに自信を持って」と言ってくれました。できたことに自信を持つというのは英語だけに関わらず全てのことに当てはまるなと感じ、この言葉はサマースクール後に学生団体を立ち上げるなどさまざまな課外活動に自信を持って取り組む着火剤になりました。
サマースクールはきっかけにすぎない
サマースクールに期待していたこととして、AO入試を考えていたためその話題作りになったらいいなという思いがありました。しかし実際に参加して感じたのは、サマースクールはキッカケにすぎないということです。一週間の間でたくさんの出会いや新たな発見があり、それらは何かを始めるキッカケにはなりますが、大切なのはサマースクールの後に自分がそれらを生かして自主的に活動していくことなのだと思います。
決して無駄にならない一週間
最後に、参加を迷っている高校生に伝えたいのは、迷ってるなら絶対に参加した方がいいということです。私自身、力を注いでいた部活のコンクールに出場することよりもサマースクールを選びましたが、かけがえのない経験をすることができ、後悔はありません。決して無駄にはならない一週間になると思います。
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HLABサマースクール2022の応募締め切りは2022年6月18日(土)です。
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