高校生みらいラボによる大学生運営委員向け特別メンター研修開催
2020年12月5日に、高校生みらいラボの喜多恒介さんと共に、リーダーシップ研修の一貫としてオンラインメンター研修を開催いたしました。この研修は自分が人生を通じて達成したいことや大切にしている価値観・思想哲学を紐解いていくという内容です。Winter Schoolが目前に迫る中、今回は大学生メンター自身が「やりたいことの言語化」を体験し、より高校生の願いや望み、本音を引き出せるような問いかけやプロセスを学びました。この記事では当日の様子や参加大学生の声をお届けします。
『高校生みらいラボ』とは?
スマホやPC一台で、日本中、世界中どこからでも参加可能!100名を超える多才なジャンルの先輩に会って、いっしょに自分の「みらい」を考えよう!大学受験、AO入試、起業、留学、ボランティアや社会貢献、世界一周、休学、就職、など無限の未来が広がる場所!
引用: 高校生みらいラボホームページ
※本プロジェクトは高校生みらいラボとのコラボレーションプロジェクトです
1.研修内容
特別研修は前半・後半で構成されていました。前半ではいくつかのプロセスを踏む中で自分の大切にしていることを掘り下げ、後半では自分のやりたいことを言語化して語るワークを行いました。
自分の大切にしていることを掘り下げる
前半では、まず自分の興味関心がどこにあるのかを探すために、職業リストの中から自分の興味のある職業をピックアップしました。次に、選んだ職業の共通項を見つけ、動名詞の形でそれぞれのグループに名前を付けました。同じ職業を選んだ人でも、違う観点からグルーピングをしていることも多くあり、それぞれの大学生運営委員の個性が表れていました。
その後、それぞれのグループ名を組み合わせ、自らの根底を成している価値観が体現された「ソウルセンテンス」を作りました。共有する中では、満足している人もいれば自分の価値観であるように思えないと感じている人も多く見られたのが興味深かったです。
続いてソウルセンテンスで言語化された自らの価値観をもとに、その価値を届けたい「ターゲット」と自分が作りたい理想の「世界観」について考えました。ここでも、自分が以前から考えていたことをもとにすぐ思い付く人もいれば、なかなか自分の価値観を現実に落とし込むことに苦戦している様子も見られました。
前半のワークの最後にはこれまで深掘ってきた自分の価値観を踏まえて、理想の将来像を自分の言葉で「鬼盛り職業」として表しました。『「知らないあいつら」を「私たち」に変えるエンパサイジングデザイナー』、『明日を待ち遠しいと思える言葉を紡ぐことのできるシンガーソングライター』など個性溢れる職業が多く挙がりました。お互いにその職業にした理由を質問し合う中では、一つひとつの言葉選びに込められた様々な想いが見えました。
自分のやりたいことを言語化する
後半では、前半で理解した自分の価値観と過去の経験との繋がりや、HLABに大学生運営委員として関わっている理由を一人一人語りました。沈黙があっても気を使わなくても良く、それぞれが思い思いに話しやすい空気感がこの企画中には作られていました。
これまで考えてきた自らの価値観が過去の体験とどう結びついているのか、またその価値観をHLABでどのように反映させていきたいのか、という過去から現在、そして未来の繋がりを言語化することで見つけられた企画でした。
特別研修の終わりには、研修のはじめには硬かった場の空気も解れ、話しやすい雰囲気が作られていました。喜多さんはオンラインでも話しやすい雰囲気を作り出せた理由として、「自分がこの特別研修をやることへの覚悟」を挙げられていました。企画を行う意義に自信を持ち、参加者全員に参加してもらう意気込みを持つことが、オンラインで良い空気感を作るためには尚更重要であることを身を持って体感しました。
2.参加者の声
ここで、今回の特別研修に参加した大学生運営委員の感想をご紹介します。
今回のWSは他の人からのFBをもらったり、自分がじっくり考えて言語化したソウルセンテンスを点数づけしたりと、ただ自分で主観的に考えるだけではなく、それを客観視することも同時に行った点が面白かったです。
一般的な自己分析や「好き」を言語化するようなWSだと言語化することがゴールになってしまいがちですが、今回は納得感を自分が得られるところまで達成したと考えています。
気になる職業から一般化してやりたい仕事像を見出すプロセスが新鮮でとても面白かったです。やりたい仕事の要素を詰め込んだ自分だけの鬼盛り職業も、夢が広がってワクワクしました。
3.まとめ
今回の特別研修では大学生運営委員自身が参加者として、自らの価値観や大切にしていることを掘り下げたり、それと過去/未来を結びつけて語ったりしました。自分自身で実際に体験したことによって、高校生に対してどのようにコミュニケーションを取っていけば良いかが明確化した運営委員も多いのではないでしょうか。
また、今回はHLABとして企画運営する際にも生きる、オンラインプログラムを行う上での心構えについても教えていただきました。Winter schoolをより良いものにしていくために、大学生運営委員一同、今回の経験を生かして取り組んでまいります。
最後になりましたが高校生みらいラボ様、今回は貴重な経験をさせてくださり、誠にありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?