5バックの「壁」:川崎フロンターレ対湘南ベルマーレ(7月26日)
5バックをどう攻めるか
2020年シーズンのフロンターレ、4月11日の柏レイソル戦の後は横浜FC、ベガルタ仙台とアウェイ2試合を戦い、7月26日に等々力に帰ってきて湘南ベルマーレとの試合。行ってみれば、ディフェンシブな相手との3連戦というかたちになった。
この試合もチケットを手に入れることができた。メインスタンドS指定席1階席南側。普通だったらアウェイ側に近い席だ。
この試合、自分的には、5バックで守ってくるチームとのマッチアップを自分の目で見るのが楽しみだった。
4-1-3-2対3-5-2
スタメンは下記の通り。
湘南は3-5-2、すなわち3バックだが、フロンターレの力を考えれば両サイドバックが下がって5バックになるのは容易に予想できた。
実際のフィールドのポジションはこんな感じ。この日はダミアンではなく小林悠が先発している。これはキーパーからビルドアップしようとしているとき。
左サイドバックがちょっと高い位置にいるので、完全な5バックにはなっていないが、彼は家長を視線でマークしているので、事実上はフロンターレの前線3人に対して5人で守る形になっている。
5バックの利点
この守り方のメリットの一つは、5つのレーンをすべて埋めることで、フロンターレの1列目の3人はもちろん、2列目にいるインサイドハーフ2人を必ず誰かが見ていられることだろう。戦術図にするとこんな感じになる。
このように、前線の5人プラスアンカーの守田英正にきっちりとマークを付けることができる。(続く)
以下この試合の写真