『FNS27時間テレビ』35周年記念!~『27時間テレビ』35年の歩み~
第6回『FNSスーパースペシャル 1億2000万人の平成教育テレビ』
第6回大会からはたけしさんを中心に放送が行われた。今大会の総合司会はたけしさんと、逸見政孝さん。
今大会は大人気クイズ番組『平成教育委員会』をベースに行われた
総合プロデューサーは5年連続務めた横澤彪さんに変わり、『なるほど!ザ・ワールド』のプロデューサーを務め、フジテレビにおいて「クイズ番組を担当させたら右に出る者はいない」と呼ばれた王東順さん。
この年から平成7年第9回大会までは総合司会のたけしさんが裏番組『元気が出るテレビ』に出ている関係上、従来の終了時間から1時間繰り上げられ夜8時終了となった。
この年の瞬間最高視聴率は2021年現在も破られていない38.3%という驚異的な数字を記録した。
テーマソングは2年後の第8回大会までは、服部克久の『卒業』が使われた。
この翌年、第1回大会からネットしていた山形テレビがテレビ朝日系列へのネット切替により今大会をもって、山形テレビを通じて山形での『27時間テレビ』のネットが一旦終了した。
放送日
平成4年7月18日 19:00~19日 19:58
総合司会
北野武
逸見政孝
ベース番組
『たけし・逸見の平成教育委員会』
テーマ
「平成教育委員会」
BIG3企画
平成教育テレビ「タモリ・たけし・さんまビッグ3世紀の教育スペシャル」
2部制で行われ、前半は「車庫入れ」。
前年たけしさんに散々な目にあわされたさんまさんが、仕返しすべく、当時総合司会のたけしさんが司会を担当していた日本テレビ『スーパーJOCKEY』の生放送終わりで、「黒のセンチュリーで駆けつけ」その車にブロックをぶつけて仕返しをする予定だった。しかし、たけしさんはその裏をかき、助六姿で自転車にまたがり登場。そのまま、さんまさんの愛車・レンジローバーに激突。呆然とする中さらに尺八をぶつけ、自転車をぶつけられ結局、今大会も散々な目に遭ってしまった。
後半は「タモリ・たけし・さんまの小中高時代」
3人の小中高時代を振り返るはずだったが、「車庫入れ」を振り返り、
タモさん「自転車をぶつけた程度では保険は降りないよ」と真面目に語り、
たけしさん「あそこで止めたら「意気地なし!」と言われる」
さんまさん「自転車が入ってきた時、チャップリンの映画かな?と思った」と語る。
本題に入り3人の思い出
タモさん:学級委員をクビになる(小学校)
片思いの人現る(中学校)
長崎までヒッチハイク(高校)
たけしさん:「~だった」だらけの卒業文集の文体を、さんまが「ダッタマン」と呼んでからかった(小学校)
坊主にされる(中学校)
教頭先生を5円玉で引っ掛ける(高校)
さんまさん:ムササビを捕まえる(小学校。以前からデタラメ説が唱えられていたが、証拠写真提出)
相撲部で準優勝(中学校。スタッフが奈良まで調べに行ったがなかった)
失恋。リレー事件(高校)
各局対抗企画
全国一斉模擬試験
放送時間中、全4ブロックで各局を代表する新人局アナが受験する「局アナコース」とネット局の一般視聴者20人が受験する「本コース」で行い、ネット局の中で成績のいい「最優秀クラス」と全受験生の中で成績のいい「最優秀生徒」を決定
「本コース」受験の一般視聴者の職業も厳密に決められ
・大学教授
・医師&看護師
・農業
・フリーター
・主婦&おばあちゃん
など多岐にわたった
優勝
関西テレビ
最優秀生徒
当時、北海道大学の教授
テーマソング
服部克久『卒業』
新人アナウンサー提供読み第6期生
小島奈津子 福原直英 西山喜久恵 計3名
トピックス
2日目、宿直室で熟睡してしまった、うじきつよしを起こさないように全員小声で放送する中、なかなか起きなかったため、天本英世がハリセン2発、さんまさんもハリセン2発くらわし、スタートした。
一般視聴者も参加できる「夜明けの一般公開模試」を開催。応募総数1910通。全20問の内、全問正解できたのは2人。
その2人で、奨学金100万円を山分けし、それ以外の視聴者には、抽選で100人に『平成教育委員会』の本をプレゼントした。