『FNS27時間テレビ』35周年記念!~『27時間テレビ』35年の歩み~
第8回『FNS総力スペシャル1億2500万人の平成夏休みバラエティー』
前回大会までたけしさんと共に総合司会を務めた、逸見さんが前年12月25日のクリスマスに亡くなってしまったため今大会の総合司会はたけしさん。
今大会も前回大会から引き続き『平成教育委員会』をベースに総合プロデューサーは3年連続となる王東順さん。そして前回大会に続き、総合司会のたけしさんが『元気が出るテレビ』出ている関係上、夜8時終了且つ、プロ野球中継も組まれており夜9時スタートでいつもより少ない23時間となった。
今大会は昨年までの「全国一斉模擬試験」をリニューアルし『平成教育委員会』問題に加え、各局から出される地方問題を合わせた「各局対抗クイズ」。優勝は、秋田テレビが優勝。その秋田テレビは昨年に引き続き、史上初のFNS対抗企画連覇達成という快挙を成し遂げた。
放送日
平成6年7月23日 19:00~24日 19:58
総合司会
北野武
ベース番組
『たけし・逸見の平成教育委員会』
テーマ
「夏休みバラエティー」
BIG3企画
平成夏休みバラエティー「ビッグ3ホールインワンチャレンジ」
前年末、亡くなった逸見さんに変わり今大会から、川端健嗣アナが新たにBIG3担当に。
旧河田町本社玄関前の駐車場に67.5ヤードの特設ショートホールコースを舞台に優勝商品には箪笥と着物、2位には軽トラック、3位には台車とまな板(結婚したばかりの、ヒロミ・松本伊代結婚式の引き出物)を賭け競った。この内容は「各局対抗クイズ」の得点に加算されるものだったが、全員不正解。
しかし、さんまさんは「今年はやらない」と聞いていたのとは裏腹に、たけしさんが勝手にさんまさんの愛車・レンジローバーをグリーン前に勝手に駐車。それだけでなく例年以上にも増して、車外から出る際にも鍵も折られ、タモリやたけしがレンジローバーの車体に目掛けてボールが当てられ、史上最も破壊させられた年となった。
各局対抗企画
各局対抗クイズ
FNS各局の女子アナと出身芸能人がタッグを組み、「女子アナコース」「タレントコース」、チーム戦の「混合コース」の3ブロック制。
「平成教育委員会」「ネット局問題」「平成G1ダービー予想」「BIG3クイズ」「全国○×王決定戦」を組み合わせた総合得点制で争う。
優勝
秋田テレビ(FNS対抗企画史上初の連覇達成)
副賞
ジミー大西 巨大壁画「夏休み」
秋田代表の小倉智昭・AKT宮越暁子アナに「ハワイペア旅行」がプレゼント
テーマソング
服部克久『卒業』
新人アナウンサー提供読み第8期生
木佐彩子 佐野瑞樹 武田祐子 富永美樹 計4名
トピックス
オープニングは熱海市からの中継で番組ロゴの仕掛け花火や打ち上げ花火などの大掛かりな演出から始まり、たけしが「『第452回 1500人の平成夏休みバラエティー』、サリン北野です。」というボケの第一声で開幕。
さんまが「僕、この番組3時間出番頼まれてたんですよ。で、昨日台本見たら13時間!だったんですよ」と発言。
当初は、前年までたけしさんと共に総合司会を務めた、逸見政孝さんの病気からの復活を想定して、『平成教育テレビ』を行う予定だったものの、それも叶わず、12月に逸見が死去したことで企画が軌道修正されこのような体制になった。
夕方のニュースは露木茂(『スーパータイム』)・安藤優子(『ニュースJAPAN』)・大塚範一(『めざましテレビ』)司会の「オールキャスターニュース」という超豪華な体制で、宮崎港からは台風の最新情報・高知の早明浦ダムからは最新渇水情報を其々、放送。
視聴者参加クイズはFNS各局がVTRで出題するものだったが、前年までの「夜明けの全国一斉模擬試験」などと違い予習が難しかったことから、全問正解者は出なかった。