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新アトラクサがいかに強いかについて
(2/1というのを見ていただければわかる通り、この記事が書かれたのは、セットの発売前、レビュー直後のタイミングです。)
結論としてアトラクサがグリセルブランドと同等程度の強さがあるというのをだらだら説明する記事です。
けっこうてきとうな部分があるので鵜呑みにしないでステマの一種くらいにおもってもらえればと思います。
意外かも知れませんが僕は長らく、出たときに3枚ドローする少し高めのスペックの生物をリアニメイト候補として望んでいました、これはガチです。
理想としては失われた真実のスフィンクスのキッカーない版。
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明らかに弱そうなのでそれくらいはリリースされてもバチは当たらないと思っていたし、出てウソマコするスフィンクスも試したことがあります、
まあ結局ウソマコは釣るスペルとそれ以外とかでうまく相手に分けられてしまうため即解雇でしたが(普通に引かせろし)。
□そもそも現状のレガシーリアニメイトのカードプールでは、真にデスタクに強い生物はグリセルブランドのみ
実は現状のリアニメイトの釣る生物は、レガシープールとはいえ、そんなに恵まれたものではありません。
例えばデスタクに対して有効な生物を考えてみます。
懸念されるのはソープロやカラカスですね。
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![](https://assets.st-note.com/img/1675245140245-3SfKOLdyIy.png)
グリセルブランドに関しては、ソープロやカラカスに対応してドローし後続補充することでピン除去に対して耐性を持っているので、絆魂やボディに関係なくデスタクに強いと言えます。
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このことは例えスタッツがごみだったとしても、手札回復等の後続補充性能さえ持っていればフェアに対して強いということを意味しています(例えサイズが3/4だったとしてもグリセルブランドは使われつづけるでしょう)。
すなわちデスタクに対しては、ライフレース性能をもっていてなおかつ呪禁やプロテクションのようなピン除去への耐性をもっている、またはスタッツがごみでも後続補充できる生物が必須なのです。
けれども他の生物はそうした性能を有しているでしょうか?
戦場に釣り上げて即除去されたときを仮定して、そのときの強さ(ピン除去耐性)と、そのときに後続を展開できるか(後続補充)と、ピン除去関係なく単体で盤面を制圧できるか(ライフレース)について、プレイアブルな生物に関して順を追ってみていきましょう。
・墨たまりのリヴァイアサン:○ピン除去耐性、×後続補充、△ライフレース//デスタクは島がないため意外と止まったり、殴打頭蓋でライフレースまくられたりする上に、ライフゲインがないため負けてる盤面で出しても押されちゃう、議会の裁決はどんまい
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・浄火の大天使:○ピン除去耐性、×後続補充、△ライフレース//数少ないピン除去耐性とやや微妙なライフレース性能持ち。でも打点弱すぎてカルドラとかでけっこうまくられちゃう。
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・残虐の執政官:×ピン除去耐性、×後続補充、○ライフレース//すぐ消されると手札1枚だけしか引けないので後続補充不可、出て仕事する点はえらいけどそれだけでは足りていない
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・エメリアの盾、イオナ:△ピン除去耐性(カラカスが効くため)、×後続補充、△ライフレース(すでに展開されている場面だとムリ)//バイアルや装備品が抜け道
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・狂気の種父:×ピン除去耐性、×後続補充、×ライフレース//孤独で大変なことになる
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・血の取引者、ヴィリス:△ピン除去耐性(再活性のときのみ○、それ以外×)、△後続補充(再活性のとき○、それ以外×)、○ライフレース
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・核の占い師、ジン=ギタクシアス:×ピン除去耐性、△後続補充(ターン中に消されると死ぬため手札補充できないことも多い)、×ライフレース//孤独、ソープロ、カラカス、ついでにデルバーメインの赤ブラとか苦手
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・墓所のタイタン:×ピン除去耐性、×後続補充、○ライフレース//単体で残ると勝てるが、除去された場合ゾンビ2体残ってもさすがに無理
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・別館の大長:×ピン除去耐性、×後続補充、×ライフレース//ソープロ以外は耐えれそう
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・女王スズメバチ:○ピン除去耐性、×後続補充、△ライフレース//ちょっと惜しいけど打点足りなそう
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・鋼の風のスフィンクス:×ピン除去(白には弱い)、×後続補充、○ライフレース//濁浪によって人権を奪われている
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じつは他に夢さらいを使用していた時期もあったのですがとれるアドが微妙な上に、コアトルが流行ったり、濁浪にとどめを刺されたりで消えていきました。
実際使ってみればわかりますが、イオナのような生物を用いて、カラカス引かれないことを祈るゲームをしていても、引かれない可能性自体はけっこう高いかもしれませんが一回対処されると途端に負けが確定してしまいます。
どんなに性能がたかくとも、後続補充のない生物は裏目が存在する以上使いにくく、それは墨たまりのリヴァイアサンや浄火の大天使でも同じことが言えます。
僕はこのことをギャンブルになってしまう、と勝手に呼んでいます(使用例:相手タップアウトとはいえ、ここで狂気の種父は孤独があるかどうかのギャンブルになってしまう)。
ここまでで察しの良い方は気づいてしまったかもしれませんが、デスタク相手には十分な除去耐性(ピン除去耐性あるいは後続補充性能)と十分なライフレース性能のある生物が必要(後続補充性能があればこちらは不要)で、現状それらを有しているのはグリセルブランドのみと言えます。
この事実が、リアニメイトのとき僕がデスタクに対して明確に有利と決して言わない理由です。
納墓から行けば勝てますが、手札にある生物で戦う場合にかみ合いのギャンブルになってしまいますからね。
デスタク以外で考えてもソープロやドレスダウン、終末等の白いコントロールデッキにはグリセルブランド以外は裏目が多いのです(グリセルブランドの裏目ももちろん存在しますが、他の生物の裏目に比べれば取るに足らないものばかりです)。
□対アンフェアに対してもグリセルブランドは有力
グリセルブランドがフェアに対して一番強い生物である一方、手札の補填でハンデスを引いてくることによって、アンフェア対しても十分な強さを持っています。
ハンデスだと結局相手のトップむかつきや最後の審判で負けてしまうこともあるので、イオナに負けてしまう部分もありますが、フェアアンフェアトータルで見たときにグリセルブランドが現状最強です。
ぼくは最初期を除いて、グリセルブランドをメイン4から変更したことは一度もありません。
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これは単純に高いドロー性能がフェアアンフェア両方で有効(ぶっちゃけ大量ドローのような後続補充性能があれば単体のライフレース性能はいらない)だからです。
□アトラクサの爆誕
と、ここでアトラクサを見てみてください。
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各タイプを手札に加えられますね。
つまりソーサリー枠からリアニメイトスペルまたはディスカードスペル、
エンチャント枠からは動く死体、
インスタント枠からは納墓と暗黒の儀式、
生物と土地と睡蓮の花びらもいけます。
最初見たときちびりそうになりました、出て3ドロー生物が来ていたら僕はそれで満足していたのに、おおむね4枚手札が増やせるのです(気分はさながらジャムののったパンが食べられるデンジです)。
そしてみてくださいこのボディ(声高め)。絆魂でパワー7飛行警戒、これはライフレースをまくるのに十分と言えます。
出た際の誘発型能力で後続補充(だいたい4枚程度手札に加わる)できるので、直接呪禁等があるわけではないですが、ピン除去耐性があると言えます。
なぜなら4枚あればおおむね次のターンに生物が出せるから。
つまりピン除去耐性があってライフレースをまくる性能のあるアトラクサは、まさにグリセルブランドの再来なのです。
カラカスに関してはグリセルブランド同様返されて負ける目があるので、そこもやはりグリセル。
□疑念点への説明
・ほんとに4ドローできる?3ドローのときもあるじゃん??
3ドローのときもあるのは事実ですが、おおむね4枚手札に加わるかなと思います(だれか要検証)。
それと4ドローと一緒にしないでください。
アトラクサの誘発型能力は10枚から選ぶものなので、これをただの4ドローと言っちゃう人はディグを2ドローと同じに考えてしまっていることになります(そういう人は表現の反復なんて一生使わなくていいので予報で満足しててください(笑))。
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あと地味に手札を引いてないのがえらいですね、ナーセットやレオがいても大丈夫。
・ほんとに後続補充できるの?ソーサリー1枚しか補充できないから次ターンに別の生物釣るのムリじゃない??
実は70%くらいは次ターンに釣れる手札を用意できそうです(はまぐりくんに検証スタック)。
10枚見れば概ね、8枚入っているカードは8割程度で引けるそうで、納墓か動く死体のどちらか1枚さえ引ければだいたい問題ないです。
1.納墓の場合
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リアニスペル12枚あるので、それらがアトラクサからめくれたらクリア
2.動く死体の場合
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残りでアトラクサから、生物12枚中1枚とソーサリー枠で12入っているディスカードのカード(思考囲いやルーティング、暴露等)がめくれればクリア。
12枚のカードは9割程度で1枚引いてこれるらしい
一番の懸念点は納墓も動く死体も取れない場合、ソーサリー枠がリアニスペル、ディスカードスペルと役割がかぶってどちらかしかとれないことです、2割の頻度で発生します。
生物+リアニメイトスペルしかとれない場合には、ターンをかけて手札増やしてナチュラルディスカードして釣るのが丸いかなと思います(アトラクサで手札増えるのでそこまで遠い道のりではないはず)。
・アンフェアに対しては狂気の種父やイオナ等の生物の方がよいのでは??
実はその通りです、けれどもフェアも含めてトータルで考えるとアトラクサが有効です。
出たターンに補充された暴露か思考囲い(例えばペタル経由)を打てると考えると、アトラクサ自体はアンフェアに弱くはありません(逆に言うと他の対フェア寄りの生物はハンデスなんて打てないのでもっと弱いです)。
・デルバーのメイン赤ブラどうするの??
赤ブラされて返し殴られて負けの盤面ではやられてしまいますが、返しで死なないのなら赤ブラされたとしても補充された手札のリアニスペルで戻せます。
なので赤ブラには強い方じゃないかなと思います。
・グリセルは殴ったらまた引けるのにアトラクサは引けないじゃん??
そこはグリセルの勝ちですね。
逆に言うとアトラクサは後続補充を一回分しかできないので、そこできっちりグリセル等につなぐ必要があります。
□結論としてアトラクサはグリセルブランドと同等程度の強さ
どっちが強いとかの比較表はそのうち誰かがやってくれるかもしれませんが(なげやり)、アトラクサ自体は今までグリセルブランドでユニークだった、十分なライフレース性能と後続補充性能を持ちます。
同程度には強いんじゃないかなと勝手に期待しています。