天草に住むイルカに会いに|博多幸福論#057
三角駅から天草までは天草宝島ラインという船に乗って15分程度。
念のため酔い止めを飲んでから乗船したけれど、大きな揺れもなく、話しているうちにすぐ松島港に到着した。
船を降りてすぐのところにあるリゾラテラスはちょっとしたリゾートになっていて、数件の飲食店や土産屋が軒を連ねている。
ちょうど昼どきに着いたので早速ランチの店を決めようとうろうろしてみたものの、店内で食事ができる店はほぼ一軒。
ピザが美味しそうなレストランに入った。満席かと思いきやすんなり入れてラッキー!
まず大人たちは牡蠣をお供に乾杯。
まさか5歳児はさすがに牡蠣は食べないだろうと思いきや、、
「食べてみたい」
「えっ・・・?本当に大丈夫?食べれる?」
「食べる!!」
恐る恐る牡蠣を娘の口に入れてみると・・
「おいしい♡」
なんて恐ろしい子っ・・・!!
牡蠣を食べ終えたあとは、ピザと一緒に頼んだアヒージョでエンドレスに飲みながら喋り続けられる。
この塩パンがリッチな生地でバターの香りが良くて、カロリーは大変だと思うけどやめられない。
大人たちはもうこのままここで昼寝したいぐらいだった。が、まさかそんなこと、5歳児が許してくれるわけがない。
重たくなった胃袋を抱え、娘に引っ張られて散策へ。
あっ・・秋山さん!!
愛してやまない秋山さんとこんなところで遭遇できるなんて、猛暑の中天草に来た甲斐があった。
海中水族館までは少し歩かなければいけない。
日傘を差しても感じる強い日差しの中、てくてくてくてく・・そこに見えているのになかなか辿り着けない。
天草四郎像を追い越し、シードーナツ到着。
風通しがいいというか・・密閉された室内ではないがゆえ、水族館なのにさほど涼しくない。
とりあえず涼しそうな地下に潜ろう!!
誰からともなく地下に吸い込まれていく。
地下でほんの少しの涼しさを味わってから、また野外へ。
ここでのメインイベントはイルカとのふれあい体験。
天草といえばイルカ、シードーナツといえばイルカらしい。
「イルカに触れるの?」と目をキラキラさせる娘。
お出迎えしてくれたイルカさんたちは本当に賢そう。
水族館でイルカのショーを見たことは何度もあるけど、こんなに近くで拝見するのは私も初めて。
遠目にはただツルンとしているように見えるイルカは、近くで見るとけっこう傷だらけだった。そりゃそうだよな、イルカもいろいろ苦労してるんだな、と急に同志のような気持ちに・・。
イルカを触った娘の感想は、
「ツルツルだけどふわふわしてた」
とのことだった。
暑さにやられていて、とにかく娘に体験を・・と娘の体験チケットだけ買っていたのだが、よく考えたら私も触らせてもらえばよかった。貴重な機会に何をケチっていたんだろう。また会いに行こう。
シードーナツからまたリゾートに戻り、娘は美味しそうなジェラートを。
大人たちはビールを。
このうにコロッケを食べてみたくて、探しに探した。
このコロッケは船着場のあるリゾートの隣の建物の中にあって、看板も出ていなかったからなかなかみつけられなかった。
閉店間近だったので少し安くしてくれました。
天草のうにって美味しいのかなぁ。
お、、おいし〜!!
うにクリームがたっぷり入っててゴージャス!
天草の締めくくりにこのコロッケを食べられてよかった!
帰りの船は疲れからみんな爆睡。
船が着いても起きないくらいだった。
帰りは三角駅から在来線に乗って熊本へ。
電車に揺られてまたすぐにみんな寝入ってしまった。
うたた寝が苦手な私だけ起きている時に、車窓からレモンイエローの夕日が見えた。
初めてなのに、天草らしい夕日だな、と思ってしまうのはなぜだろう。