『嫌われる勇気』名言5選
最近『嫌われる勇気』を読み終えました。
この本は、「哲人」と「青年」の2人の登場人物がいて、哲人のもとに青年が訪れ、対話を通して人生の悩みを解決していくという物語です。
しかし、ただの物語ではありません。
哲人の青年に対するアドバイスは、人生の悩みは全て対人関係の悩みに帰結するという「アドラー心理学」に基づいており、私自身も読みながら青年と同じ立場になりきった気持ちで読み進めることができ、非常に面白くまた考えさせられる内容のものでした。
今回は『嫌われる勇気』で心に響いた言葉を5つ紹介していきたいと思います。
↓こんな人にオススメ↓
✅周りの視線や評価が気になってしまう人
✅自分は周りよりも劣っていると感じてしまう人
✅もっと自由に生きたいという人
①幸せそうにしている他者を心から祝福することができない青年に対して…
あなたは先ほどいいましたね?「幸せそうにしている他者を、心から祝福することができない」と。それは対人関係を競争で考え、他者の祝福を「わたしの負け」であるかのようにとらえているから、祝福できないのです。しかし、ひとたび競争の図式から開放されれば、誰かに勝つ必要がなくなります。「負けるかもしれない」という恐怖からも開放されます。他者の幸せを心から祝福できるようになるし、他者の幸せのために積極的に貢献ができるようになるでしょう。その人が困難に陥ったとき、いつでも援助しようと思える他者。それはあなたにとって仲間と呼ぶべき存在です。
この気持ちめちゃくちゃ共感できます。
確かに、他人が幸せそうにしていると
「羨ましいな」「なんであいつだけ…」
思うことがたまにあります。
でも、それは物事を「競争」として捉えているからだと。
競争から開放されれば、気持ちが楽になるし、お互いに喜び合える。
これは肝に銘じておこうと思いました。
自分ためにも、相手のためにも。
②青年の就職先に対して、両親が猛反対しているときに…
自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです。一方、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
私たちは何か新しいことや周りと違うことを始めようとしても周りからの評価が怖くて行動に移せないという経験が誰にでも少なからずあると思います。
確かに、一歩目を踏み出すのは怖いし、とてもエネルギーを使うかもしれない。
しかし、周りに流されているだけでは自分の人生を生きていることにはならない。
きっとそれは、他人の人生を生きているということになってしまうだろう。
また、周りからどう思われようとその評価は自分には変えることはできない。
だから、自分の生きたいように生きればいい。
そう実感させられる言葉でした。
③「誰からも嫌われたくない」という青年に対して…
あなたが誰かに嫌われているということ。それはあなたが自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きていることのしるしなのです。
アドラー心理学では「自由とは、他者から嫌われること」と認識されています。
「嫌われたくない」と思うのは自分の課題ですが、「私のことを嫌うかどうか」は相手の課題であって、そこに介入することはできない。
一つ前の言葉とも共通しますが、このような考え方を「課題の分離」と言うそうです。
課題の分離ができれば、周りの評価を気にする必要がなくなるし、自由に生きることができる。
そして、多少嫌われようとも自由に生きることが幸せにつながる。
嫌われる勇気=幸せになる勇気だと。
ただし、誤解しないでほしいのが、嫌われるような生き方をしろとか言っているわけではありません。
あくまでも、「嫌われることを恐れるな」という意味です。
まさに、この本のタイトルの由来がこれです。
④対人関係のなかで困難にぶつかったときに…
われわれが対人関係のなかで困難にぶつかったとき、出口が見えなくなってしまったとき、まず考えるべきは「より大きな共同体の声を聴け」という原則です。
本の中では、学校が例に挙げられていました。
学校という小さなコミュニティの中で何かトラブルに巻き込まれたり、学校というシステムに馴染めなかったりしたとき、外にはもっと大きな世界が広がっているということを意識すると、今までの悩みがちっぽけなものに見えてきて、気持ちが楽になるとのこと。
これも多くの人は経験があるのではないでしょうか?
私たちは何か悩みがあるとき、視野が狭くなって内側だけを見てしまうかもしれない。
しかし、そんな時こそ外の世界を見つめてみよう。
大体のことは大したことない問題だと気づくはずだ。
⑤「いま、ここ」を真剣に生きよう
人生全体にうすらぼんやりとした光を当てているからこそ、過去や未来が見えてしまう。いや、見えるような気がしてしまう。しかし、もしも「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなるでしょう。われわれはもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。過去が見えるような気がしたり、未来が予測できるような気がしてしまうのは、あなたが「いま、ここ」を真剣に生きておらず、うすらぼんやりとした光のなかに生きている証です。人生は連続する刹那であり、過去も未来も存在しません。あなたは過去や未来を見ることで、自ら免罪符を与えようとしている。過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。
私たちは、学歴や経歴、人脈など自分が置かれている現在の状況を言い訳にして
「自分はダメな人間だ」「自分はもう変われない」
などと思ってしまうことがあると思います。
だから、未来が悪い方向に進みそうな予感がしてしまう。
しかし、「いま、ここ」を真剣に生きることで、自分が予想していなかったような場所にたどり着くことだってある。
でも、それは「いま、ここ」で頑張っているときには気づけない。
辛いことも、大変なこともあると思う。
けれども、「いま、ここ」を真剣に生きることで未来を変えることはいくらでもできるのではないか。
そして、自由や幸せを手に入れることができるのではないか。
ネガティブなことなど一切考えずに、まずは一歩目を踏み出そう。
まとめ
『嫌われる勇気』を読んで私は、すごい勇気づけられた感じがしました。
この本に出会えて本当に良かったと思っています。
まだまだ、紹介しきれなかった名言がたくさんあるので、この本は全人類にオススメしたい、それくらい名作だと思います。
ぜひこの感動を自分の目で確かめてみてください。
皆さんの感想もコメント欄でお待ちしております。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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