QGISでコンビニ空白地帯を調べる


完成イメージ

コンビニから半径500mの円を描いて、コンビニ空白地帯を調べました。

使用するデータ

iタウンページ | 電話帳でおススメのお店・企業・学校・観光情報を無料検索 で、対象地域のコンビニを検索します。今回は福岡県那珂川市でやってみます。
国土数値情報 | 人口集中地区データ

やり方

コンビニの一覧を作る

iタウンページに掲載されているコンビニの住所を、エクセルに手打ちしてcsvファイルで保存します(15件しかないので手作業でできましたが、数が多い場合にはスクレイピングなど工夫がいりそうです)。
地理院地図を使って、緯度経度が入ったGeoJSONファイルに変換します。
やり方はこちら→住所から緯度・経度を調べてQGISで表示する|hkr

メートル計測に対応したshpファイルに変換する

作成したGeoJSONファイルをQGISに読み込みます。
読み込んだレイヤの上で右クリックして、「エクスポート」→「新規ファイルに地物を保存」を押します。

形式:ESRI Shapeファイル
ファイル名:任意
CRS(座標系):EPSG6680
この座標系を設定することで、メートル単位で計測できるようになります。
最下部のOKを押すとレイヤが追加されます。元のGeoJSONレイヤは削除してOKです。

コンビニから半径500m以内のエリアを描く

「ベクタ」→「空間演算ツール」→「バッファ」を選択します。

距離:500(メートルになっていることを確認)
セグメント:20(数が多いと円に近く、少ないと多角形に近くなる)
「結果を融合する」にチェック
出力レイヤ:・・・を押してファイルに保存(shpファイル)
実行を押すとレイヤが追加されます。

人口集中地区を重ねる

国土数値情報から人口集中地区のデータをダウンロードして、QGISにドラッグアンドドロップで追加します。
色や透明度を調整したら完成です。

紫の部分がコンビニ空白地帯です(隣接市のコンビニを数えていないので、正確ではありません)。

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