タロット:大アルカナ19:太陽
存在感ありありの宇宙で燃えつづける星のカード
タロットカード「19:太陽」のキーワードを調べると、「喜び」と出てくる。そのほか「幸福」「成功」「勝利」「結婚」「昇進」などなど、「物質的・現実的」にめでたいことが起こるよ!やったね!みたいな感じだな。あと「成果を得る」「(これまでの努力が)日の目を見る」「クリエイティブな発想」「自分らしさを発揮」などなど。
うーん。。。大初心者かつ「なぜそうなのか」がわからないと前へ進めないタイプのわたしからすると、まず、「太陽」のカードがなぜにこれらのキーワードにつながるのかがよくわからない。なんとなく雰囲気で「太陽は明るいな、パーッとしていてパワフルでエネルギー満タンだね!」みたいなのは感じるけど・・・。というわけで、気になるポイントからいろいろ考えてみる。
ポイント1:太陽の顔
すごく真顔。めちゃくちゃ真顔。まっすぐ前を見て真顔。
ムズイ。何言ってるか一読しただけではわからん。五回くらい読んで、太陽は影響力すごくて偉大だよっていうのを「正面を向く」ということで表していると解釈した!だから擬人化したんだね、正面なのか横向きなのかわかるように。納得~!
ポイント2:太陽から飛び出ている光線
これでもかってくらい光線が出ているよ。まっすぐな線とくねくねの線。
「まっすぐ」と「くねくね」で、相反する2つのものを表しているってことだ。肯定/否定、男/女、能動/受動、光/闇など。太陽はこういった相反する2つのエネルギーの両方ともを持ってるんだよ、だからめちゃくちゃ強いエネルギーなんよ!ってことを表していると解釈した!本数は21本説と22本説(数字で隠れている)があるけど、上記の解釈からすると22本(11本ずつ)とわたしは理解した。片方が多いという表現にはならないはずだから。数字の横にピロっと1本くねくねの線出てるし。
ちなみになんで22本かっていうと、カバラにおける生命の樹を構成するつなぎの「パス」の本数に合わせてる、とのこと。カバラや生命の樹については未履修なので、一旦ここでは「そーなんだー」で終わらせる。生命の樹は今後、魔法の勉強のほうで学ぶ予定!
ポイント3:子ども
太陽と同じくらい存在感を放つこの子ども、真っ裸で白馬に乗りながら両手を広げてスマイル。
なるほど!裸なのはありのままを表してるってことだと。両手を広げてるのは安心・安全だと思ってるからかな?ということは馬とも仲良しってことだ。太陽の下(=外の世界)で、ありのままの自分を見せられるようになったよ!ってことかな。お?だから願いが現実となって物質的な成功を得る、とつながっていくのかな?「日の目を見る」につながる?
ポイント4:白馬
「動物(馬)」は人間と違って本能に従い生きてるから、「生きるための本能」の象徴ってことみたい。子どもを乗せて大人しい=仲良しに見えるから「飼いならされてる」ってなって、裸の子ども(=ありのままの自分)が本能をコントロールできてる状態ってことだな!と解釈。
ポイント5:赤い旗
キーワードの「勝利」はこのシンボルからきてるのかな。キーワードの中に「勝利」とあるのがわたしとしては違和感があったんだけど、(カードからあまり「勝利した!」ってイメージがわかなかった)この旗の意味を知ったらなんかしっくり来たかも!
ただ、そもそも一体、何に勝つってこと?と考えた時、これまでのポイントを振り返ると、単純に誰かを打ち負かすって意味だけじゃなくて、自分の本心に従い本当に欲しいものを手に入れるために情熱を燃やしたぜ!そしたら理想を手に入れた(=勝った)ぜ!という意味だと理解した!つまり、自分に勝ったってこと。
ポイント6:ヒマワリ
待って、待って、急に情報量多い!えーと、そもそもヒマワリ自体が太陽を象徴する花。で、子どもの後ろに咲いているヒマワリは4つ。これが四大元素を表していると。花の数まで意味があるなんてすごくね?こうなってくるとどれが火でどれが水で?とか考え始めちゃうけど、それはさすがに行き過ぎなのでやめる。
で、「4」っていう数字は安定や安全の象徴とのこと・・・?なぜ?
へー!「基本は4つ」って考えがそもそもあるってことだね。確かに四角は安定しているような気もする。箱とかテーブルの脚とか。方向(東西南北)や周期(春夏秋冬)も4つで構成されているということを踏まえると、たしかにそうだね、という感じ。
で、子どもの頭にも6つのヒマワリが見える、と。・・・たたたしかに!花、乗ってる!えー!これよく見なかったら見落としていたな。ん?これヒマワリ?ヒマワリなのか?急に雑じゃね?ただの丸にしか見えないけど、、、(失礼)
4+6=10で、「完成・完全性」を象徴する円を表す数字になる!とのこと。
へー・・・けっこうこじ付け感あるが???と思ったら、そもそも太陽のカードが「19」で、これも1+9=10になるみたい。ほうほう。1~9で1つのサイクルが終わって、一つの到達点となるのが「10=完成」となるとのこと。
総合すると、単純に太陽のカードだから太陽の象徴であるヒマワリを、いい感じの数だけ描いたよ!って解釈でいいのかな?
ポイント7:灰色のレンガの塀(壁)
またムズイ。理解したのは、この子どもは塀の「中」にいるってことだ。塀に守られた安全な場所にいるってことだ。だから裸で馬に乗りながらスマイルもできるってわけ、と。じゃあ塀の外にはなにがあるの?何から守ってるの?「あらゆる外的要因」とあるけど・・・世間かな?自分らしくありのままでいることを脅かす、他人からの批判とか通説とか偏見とか?でも「あらゆる」だから、そもそも生存を脅かすものとか、自然の驚異とか死への恐怖とかも含まれるのかも。そういった物理的にも精神的にも「自分の外」の世界から守られているよってことだと解釈した!
考察
わたしが理解したのは、太陽という偉大な存在の下、安全に守られた場所で、思いっきりありのままの自分(本能)をさらけ出しながらエネルギーを放ち、欲しいもの(成果)を得られた状態を表しているカードなんだな、ってこと!
自分の想いを伝えたり表現したり実践したりって、心理的に安全だなと思えてる時が一番発揮できるしね。何かをやり遂げたい・叶えたいという情熱とか、自分を表現したいという創造的エネルギーとか、大切な人への愛情とかが実を結んだってことなのだなと思った。成果が顕在化する(=物質的・現実的にめでたいことが起こる)って、そういうことか~!
真顔の太陽は、神さま(太陽=お天道様)があたたく見守ってるからね(百人力だよ!)ってことを表しているのかな、とも思った!
カードにあだ名をつけてみる
これはあれだね、「めでたしめでたし」カードかな。ハッピーエンドな映画のラストシーンのイメージ!
「ゴ~~~ル!」「イエーイ!」みたいなノリも感じる。
疑問
なぜハッピーエンドの「太陽」が大アルカナの最後ではなく、「審判」「世界」と続くのか?
→今後、「審判」「世界」を勉強して理解する!太陽の光線は、結局、21本なのか22本なのか?
→21は大アルカナが21までだから説もあるらしく、謎。タロット本やサイトをいくつか読んだけど、それぞれ21と言ったり22と言ったり、、、なので、今の時点ではあまり深く考えず、自分が思った通り22本ということにする。マルセイユ版では子どもが2人描かれているなど、結構、絵が違う。自分がウェイト版で占うのであれば、ウェイト版の絵柄の解釈のみでいいのか?
→現時点ではウェイト版を理解するのみにとどめる。マルセイユ版はいったん横に置いておく。
カードをよく知るともっと好きになる
太陽のカード、めちゃくちゃ好きになった!やはりよく知る・理解するって大事だな。ただ、これ1つ書くだけでめちゃくちゃ時間がかかってしまった!78枚終えるのはいつになるのか!めげずにがんばろう。めざせ3か月で完走!