タロット:大アルカナ6:恋人
エデンの園にたたずむアダムとイヴカード
「アダムとイヴ」っていうワードだけでロマンチックなイメージがわく!「LOVERS」って単語もかわいい。タロットカード「6:恋人」のキーワードは、「選択」「調和」「分岐点・人生の岐路」「自立・価値観の確立」「心地良さ」「喜び」などなど。「恋人」っていうくらいだから恋愛のカードかなと思ってたけど、それだけの意味じゃないみたい。なんで「選択」「調和」に結びつくのか、今のところピンと来てないから、またじっくり見てみる!
ポイント1:楽園(エデン)にいる裸の男女
旧約聖書のアダムとイヴがモチーフなのは、ぱっと見でイメージわいた!
裸=人間の純粋な姿の象徴とのこと。「19:太陽」に出てきた子どもも裸で「ありのままを表してる」だったな。若くて、純粋無垢な状態(=まだ知恵の実を食べてない)ってことかな。
0~5までのカードは、人物が一人か、複数の場合は位の違いがわかるように描かれているものしかないけど、6のこのカードは、男女が対等に描かれてる。初めて他者を認識する時期=思春期の感じかな。人を好きになるとき、相手の収入・学歴等のスペックなんて気にせずただ「好き!」だけで突き進める、楽しかったやつ・・・。
ちなみにマルセイユ版では男女2人ではなくて、男性を挟んだ2人の女性(理性と肉欲)が描かれていたみたい。板挟みに見えることから、決断や優柔不断などの意味があったとのこと。ここで「選択」というキーワードに紐づいたのかな。
ポイント2:天使
マルセイユ版では天使はクピド(キューピット)だったらしいけど、ウェイト版ではラファエルみたいだ。「超意識」の象徴ってあるけど、「超意識」ってそもそもなに?
なるほど、いわゆる「神さま」だ。神さまが見守っているよってことだね。
ポイント3:イヴの後ろの樹と蛇
そのまんま旧約聖書だ。まだこのカードは知恵の実を食べる前を表していると解釈したので、ちょうど蛇がイヴを唆そうとしている場面かな。
ポイント4:アダムの後ろの樹
これも旧約聖書だ。ん?「生命の樹」ってカバラの生命の樹(セフィロト)と同じだね。なんか関連あるのかな(同じもの?)・・・。でも、ちょっと、現時点では私は追いつけなさそうだから、いったん旧約聖書の話ってところで終わらせておく。後々勉強する!
ポイント5:赤い山
これからの人生はまだまだ試練があるよってことだ。若い2人だし。
ポイント6:数字
あ、キーワードの「調和」ってここからきてるのかな?でも一体、このカードのどの辺が調和なんだろう?やはり男女間のことなのかな~。まだ純粋無垢だから、男女はどちらが上とか下とか考えず平等で、お互いに同じ気持ちで向き合っている(=調和する)から天使からも祝福されるんだよってことと解釈しよう。
でも、調和と言いつつ男女の目線がズレてるのはなんで?思春期だから?w
考察
うーん、「選択」というキーワードは、①マルセイユ版では男性を挟んで2人の女性が描かれていてどっちを選ぶの?!みたいな絵だったから、だけではなくて、②知恵の実を食べるかどうかの選択をする場面だから、や、③思春期(親の庇護から離れ、自分の道を選択し始める時期)の男女だから、ということもあるような気がしてきた!
特に③と考えると「自立・価値観の確立」っていうキーワードにも納得する。
②については、蛇が知恵の実を食べろと誘惑する(=知的好奇心)と考えると、恋愛だけじゃなくて、なにかとてつもなく心が惹かれるものとの出会いとも読める。夢中になれるものとの出会いというか。ただそれを選択したら何かを捨てる(知恵の実食べたらエデンを追放されたわけだし)ことがあるかもね、っていう解釈もできるな。だから「分岐点・人生の岐路」なのかも。
案外、解釈が難しいカードだぞ。単純に「出会いの予感」「恋のはじまりにワクワク」「あなたに夢中」とも解釈できるし、「これからの道を決める決断(選択)が必要になってくるよ」とも読める。占いの質問によって変わるやつだなー。
いずれにせよ、どんなときも天使(=神さま)が見守っているから、自分の「好き!」を尊重して選択していいんだよってことを教えてくれるカードでした!
カードにあだ名をつけてみる
これはもう「思春期」カードだ!恋のドキドキワクワクも、進路についての決断も、思春期そのものだから!そうだ!
思ってたより解釈が難しかったカード
単純に恋愛たのしー!カードかと思ってたけど、ピンときてなかった「選択」「調和」を考えていったら解釈が増えて、けっこう難しかったかも。でもやっぱりなんか、かわいい感じがするカードだ!