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取材レポートvol.4~株式会社 秋山板金工場 秋山林士さん~

[本日はよろしくお願いします!まずはお互いに自己紹介から。]

秋山さん:
生まれも育ちも東神楽町です。
高校は旭川、大学は埼玉へ進学しました。
大学卒業後、実家の板金工場を継ぐつもりで東神楽町へもどりました。
それから5~6カ月「フレッシュ農園くぼ」の田植えしたりアスパラ栽培を手伝ったりしました。

[ご実家の板金のお仕事に就くために、なぜ農園作業のお手伝いだったのですか。]

秋山さん:
里帰りするころには、すでに農園で手伝いをする話が進んでいました。
というのも、「産業は6次産業から知れ」という考えが社長にはあり、家業に入る前に、僕にその経験をさせることが必須と考えたのでしょうね。
(6次産業とは:1次産業としての生産のみならず、食品加工・流通販売まで経営の多角化したものだそうです)
その経験を経て、現在は板金工として8年目を迎えます。


[東神楽町商工会青年部の部長をされていますね。秋山さんをご紹介いただいた方から、「楽しい活動、色々な活動をされている方」とお聞きしています。]

秋山さん:
青年部を含め、板金組合やハウスメーカーの団体など9団体で活動しています。
(自ら好んで入ったのは1団体だけ(笑)、それ以外は社長のセッティング)
農業・商工・役場3部門合一での活動『青年サークル』がメインです。そこではイベント企画などの活動をしています。

「3団体の若い世代がいっしょになって、町の土台をつくろう」


秋山さん:
チャリティービールパーティーをおこなって集まった資金を、「二十歳のつどい」の記念品としてお茶やペンを贈呈する企画は、町外に出て行った若者に、町の良さを再認識してもらうことで「町にもどってきたい」と感じてもらえたらと願ったものです。
結果、昨年1名が町へ戻り就職したと聞いてうれしいです。
 
6月末のフラワーフェスタでは飲食ブースに出店しています。
お酒の席で生まれたアイデアの一つ『青年部でつくったピザ窯』で、齊藤農園のフレッシュバジルをのせたピザを販売しています。

(実際にフラワーフェスタで美味しくいただきました。400度近くにもなるピザ窯での焼き上げの作業。炎天下での作業は大変だったと思います。バジルと風味の相性が抜群のピザ!ごちそうさまでした。)

(↓齊藤農園を営む、齊藤峻顯さんのご紹介)


「おやじのいるところ、りんじあり」

~事業後継を意識するよう社長(林士さんのお父様)から促され、中学時代から商工会へ参加していたことや、「よさこい」を立ち上げた元気で楽しい大人たちとの触れ合いが、子供のころからあったそうです。そうした大人たちに憧れを抱いたことや、現在のよさこいにご自身が活動をされていることなど、様々なエピソードをお話しいただきました。子供のころからまさに「おやじのいるところ、りんじあり」。町を引っ張るDNAが継承されています。~

[東神楽町の魅力とは。]

秋山さん:
とても人が良いということです。小さな町だからこそ気さくにお話ができる。そうすると、コミュニケーション能力が高くなり、人をよく知ることができます。人と人との出会いが幾通りものつながりになると思うので、出会いは大切ですね。
道外へ出張し、様々な方と交流することに楽しさを感じますが、
やっぱり東神楽町のほうが「あったかい」「ほっこり」と感じますね。

「ひとがまちをつくる」by おやじ

[ここで、全国各地で人とのつながりを築く秋山さんより独自のアクティブリスニング法を教えていただきました。とっても勉強になる、効果的なものでした(笑)]

「『初めての人にも、100%のあきやまりんじを』を心がけています。」


[今後、町で「これがしたい」と考えていることは。]

秋山さん:
「面白い町」「楽しい町」にするための基盤を大きくする。
「若い人が作る・若い人が行きたいと思う」イベントを引き続き考えていきたいです。 
10歳の時に地元のスナックに連れて行かれたのですが、そこには面白い人が集っていたんです。その方々は、今でも、年齢を重ねても子供みたいなことできる人なんです。すごいなあ、と。
「ありえない」をふつうにやる人たちですね。

今の若い人はまじめですよね。失敗したっていいじゃないか。挑戦しないほうが失敗だと思う。

[その話、町内でぜひ講演してください(笑)]

「失敗したっていいじゃないか」


[町をより良くするにはどうしたらよいとお考えですか。]

秋山さん:
若者は(自分も含めて)未知数なのでどんどん挑戦していけばよいと思う。
あとは、かつて行われていた異業種交流会を復活させてほしいです。役場からも青年部にもっとアタックしてほしいですね。

[デジタルで解決したいこと、困っていること。]

秋山さん:
デジタルのことはよくわからないですね。
商工会青年部集めて講習会もあったりしますが、あまりピンとこないです。

[人が好き、町が好き。その思いを強く広くつなげていきたい…。]
こんな若者がいる東神楽町を大切にしていきたいです。

[インタビュー最後に…花はすきですか?]

秋山さん:
好きです、花のまちですから(キリッ)
祖母が桃を育てています。

[100%のりんじさんで、まちへの思いをアツく語っていただきました。
「どんどん若者の輪が広がったら」を考えると 、東神楽町の未来がすごく楽しみになってきました。ありがとうございました!]


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