両国国技館のトイレ
20数年前のプロボクサー【軽量級でした】時代のお話
プロ18戦はボクシングの聖地の東京後楽園ホールで試合を行いましたが
一度だけプロボクシングの世界タイトルマッチの前座で両国国技館で試合を行いました。
選手の控え室は両国国技館なので力士の支度部屋でした。
支度部屋に自分が持ってきたバッグ(ジャージや試合用トランクスにボクシングシューズが入っている)を置き試合前のアップする為にジャージに着替えてボクシングシューズを履いて体操を行いました。その後にシャドウボクシングをして身体を温めました。
試合前のプロボクサーは、まずバンテージを拳に巻いたら必ずグローブを着ける前にボクシングコミッションの方にバンテージのチェック
(バンテージの間に何か挟んでいないか?←メリケンや鉄板が挟まっていたら相手が大怪我してしまうので)
を行ってもらい
バンテージにサイン(チェックした意味合い)をして貰います。
なのでバンテージをトレーナーに巻いてもらう前に
私はトイレに向かいました。
試合中に漏らしたらいけないので
(これから相手に試合で腹を思いっきり殴られるので💦)
両国国技館の力士支度部屋の近くにトイレが有りましたので、そこのトイレに入りました。
個室洋式トイレが有ったので、そこに入りドアを締めて鍵を掛けてジャージのズボンを下ろして
便座に腰掛けようと腰を下ろしたら
なんと!!!
『スポット』
尻が便座にハマり、危うく便器にお尻を着きそうになりましたが、ギリギリで何とか堪え立ちあがりました。
【試合前に尻もち=ダウン=縁起悪い】
『うわ∼、危ねえー』
何事だと後ろを振り返り
『あれ、便座を降ろして無かったか?』
と確認したら
やはり便座は下りていた。
一瞬、頭に
『?』
が浮かびましたが
『あ!!』
そうだ
今日の試合会場は
いつも試合している後楽園ホールでは
無く
大相撲の聖地の
『両国国技館』
力士支度部屋の近くのトイレ
⬇️
力士が使用するトイレ
⬇️
力士=身体が大きな方々
だから・・・・・・・・・・
便座がKINGサイズなのだと ヮ(゚д゚)ォ!
試合前にとても驚きました!
その後にファウルカップ(金的)を付けて試合用トランクスを履き、バンテージをトレーナーに巻いて貰い、ボクシングコミッションの方にバンテージのチェックとバンテージにサインをして貰い
試合用の8オンスグローブをトレーナーに付装着さけて貰い、顔にワセリンを塗って貰い試合に備えました。
トレーナーに軽くミット打ちをして貰い、自分の身体の動きを確認した
【身体もキレが有り、動き調子も良い】
自分の試合の番に近くなり、支度部屋からリングへとジムの会長とトレーナーと向かいました。
いつもの後楽園ホールとは、見える景色が
全く違った
高い天井には力士のパネル
広い国技館の真ん中に有るリング
大相撲のテレビ中継で見ていた
両国国技館のリングで試合が出来る
胸の気持ちも高まり、花道を通っていざリングに登り!
リングアナウンサーに名を呼ばれ
リング中央で対戦相手と向かい合い
レフリーの注意を聞いて
自分のコーナーに戻ると
試合開始のゴングが鳴った
6ラウンドをフルに戦い
試合も判定で無敗の選手に勝利!
しかし、試合内容よりも忘れられない