晩秋の妄想⑤「密かなる大夜会=帰国記念ライブ」
●風英堂霜月記=晩秋の妄想⑤「密かなる大夜会=帰国記念ライブ」
霜月の晦日に昔、洒脱な友人音楽家に相談しようと思っていた誇大妄想話を思い出した。昨夜書き残してしまい師走に変わったが、妄想する元気は残っているらしい。
2020年3月下旬、ロックダウン下のマルセイユから帰国したが、2週間の自宅軟禁明け早々に日本に緊急事態宣言を出された。それから1年半以上が経ち、自宅軟禁生活は続いたままになっている。そして今年7月23日、感染五輪玉が打ち上げられる中で、70歳の誕生日を迎えた。世間では「古稀」と言うお祝いをするようだが、何も出来なかった。
ちょうど10年前、60歳の退職時に願ったことは<我がユートピア幻想>だった。志ある人々が集い、自助共助が出来るコミニュティづくりが出来たらと妄想した。帰国前の南仏マルセイユでは<2020真夏の夜の狂宴>を妄想していた。未だ開催の目途が立っていないが、永遠に訪れないかもしれない。
題して「密かなる大夜会=香高堂帰国記念ライブ」~~~
日本帰国が3月24日になりました。4月以降に我が友人知人が一堂に集い、ピアノを中心に早い夕方から深夜までのジャズライブを考えています。例えば15時ごろから始めて、23時頃まで適宜音楽、舞踊家、ダンサー、絵画、植物家などのアーティストが集い、歌い、演奏、作品展示が出来たらと思います。客も自由な時間に来て、帰る、そんなひと時です。
集う人々は「私が恋した、活きる女性」中心、香高堂が人生の中で「恋した、惚れた、憧れた、今も尊敬する人々」が集まる場であればと願います。とにかく感性と感受性のある人々と交流の場と考え、男性は「女性の生き方を理解して応援する、義理人情を大切にする、矜持と志のある人々」であればと。少なめな男性も入れば50~60人程度になると思います。常時滞在して欲しい音楽アーティスはピアノ、ハーモニカ、ギター演奏者など、私の好きな女性ヴォーカリストが気分次第で適宜歌い、飛び入り自由のセッションも大歓迎です。
5時間を超える長丁場、お金がないので、ギャラや交通費などはどこまで払えるか分かりませんが一生に一度のことです。困っているのは小屋、お酒が飲めるライブハウスなど、80人近く入る場所は数少ないですね。香高堂の夢ですが、是非に実現したいと~~~
写真は2018年頃、パリのコングレで行われていた展示会の一コマ、何とか怪しげで香高堂に相応しいかもしれない。