ソウルで完璧すぎるレコードバーに出会ってしまった。
2024年10月のある週末。
大学時代の友人2人と、韓国のソウルへ行ってきた。
旅行初日に訪れたレコードバーがとにかく最高だったので、
書き残しておこうと思う。
時刻は23時頃。
ホテルに着いたのが夜遅かったので、その日は近場で飲むことに。
Google mapを開くと、近くに"Kompakt Record bar" の文字。
なんだか雰囲気良さそうだし行ってみよう、と早速向かった私たち。
店の近くまで来てみたはいいが、飲食店はほとんど見当たらず、
閑散としていて人気がない。
夜道だしちょっと怖いくらいだ。
こんなところに本当にあるのかな?と話をしながら歩いていると、
オレンジ色の光が漏れるお店が一軒見えてきた。
その名の通り、十数名が座れるくらいのこぢんまりとした空間、
"Kompakt Record bar" が現れた。
うん。いい感じだ。
まず、内装からとにかくイケているのだ。
深いブルーグリーンにウッドのコントラストが効いた壁。
コンクリート剥き出しの天井が洒落ているし、
カウンターの照明や、飾ってあるポスターもセンスがいい。
レコードバーらしいレトロな雰囲気はありつつ、
若者も肩肘張らずにゆったり音楽やお酒を楽しめる
カジュアル感もちょうどよかった。
訪れたのは金曜の晩だったが、店内は満席でもなく落ち着いている。
そんなバーで働いているのは、ストリートな風貌のお兄さんたち。
見た目はちょっと尖った感じだけど、話してみるとすごく気さくだ。
実はこの間まで日本で数ヶ月過ごしたんだ、と旅の思い出も色々話してくれた。
DJをしているお兄さんは気を利かせてくれたのか、日本の曲を流すよと言った。
聞こえてきたのは、山下達郎らしき歌声だ。
知らない曲だったけれど、渋くて落ち着いていて、心地よかった。
レコードでDJするのって、アナログでかっこいい。
はじめて間近で見たのだった。
なんて素敵な穴場スポットを見つけてしまったんだ。。
東京にもふらっと気軽に入って楽しめる
こんな素敵なバーがあったらいいのにと思いつつ、
もしこのバーが日本にあったら、
もっと店内は人でいっぱいになってしまうんだろうな。
思わず長居してしまったソウル初日の夜だった。