パッと見

最近関係を持つ人が多い。こうして打った文章でやりとりしたり、通話をしたり、会いに行ったり。
結構目まぐるしいはず(当者比)なのに、体調を崩すことなく夜更かしできている。
その触れ合いの中で相手に言葉を送るのだけれど、それが結構難しい。失礼に当たらないことを1番大切にしていたはずが、距離が近づいたことでそれをどこかへ忘れてきてしまったり。

初めて関係を結んでから暫くの間、遠慮がちに相手に喜んでもらおうと頑張れる状態のことを、
“はじめまして効果”と呼んでいる。

ここを踏み越えて狙っても、面白くなくなっちゃうかなという境目が敏感になっていて、
“あぁ、これはどうだ”
“うーん、それじゃちょっと…”
という1人相撲をよく行う。
それは1分間のラリーでも、5行100字の文通でも同じ。

時間が進んでしまうと、その境目に霧がかかって、
あんなにはっきり見えていたラインが
踵の後ろになっていることがよくある。
あんなにやった相撲もすっ飛ばして、
思いついたママを送信、可笑しな誤字をオマケしていることも。

面目ない。あのときそうなの。
ああ、本当にごめんなさい。

この反省、恥ずかしい。
死ぬまで気付かなければ一層良いのに。

自覚と真実は離れているというか、別次元でおよそ一致しそうにない。というか真実なんぞあるのか。
たまたま向こうが失礼に感じていない世界線が欲しい。

無邪気に言ってみたかったよう、
あなたの文章で大事なことに気付きましたって。
誠意って大事ですよねぇって。

気付いてそのままですけど。何にもなってないけど、
あなたの影響を受けてますって表明して、
ちょっといい気持ちで長文打って寝られたら
こんな時間までつまらないこと考えなくて良いのに。

それを押し付けるだけじゃどうにもなってない現実を
仮定してべらべら喋るのがソレなのに。
私はノートの下の机を見ては、ああでもないこうでもないなどと考えあぐねて寝れなくなっていますが、
どうせ眠って忘れる。
うーん、人間。

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