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Tableau日記#5-ブレットグラフを作ろう

今回はブレットグラフと言うバーチャートの進化版のようなものを作っていこうと思います。目標値と現在の値を比べたりするときにとても有効です。サンプルスーパーストアを使ってサブカテゴリごとに2018年の売上は2017年に比べてどうだったのか解き明かしていこうと思います。

STEP1: 「2017売上」「2018年売上」メジャーを計算式でそれぞれ作る。

ここで早速トリッキーポイント1です。まずはじめに、それぞれの売上を示すためのメジャー(緑)を作っていきます。目標金額と売上のように既に二つのメジャーがある場合は大丈夫ですが、今回のように年同士を比べる場合には必須です。計算フィールドを使って作っていきましょう。色々方法はありますが、私はディメンションの隣の隣にある▼を押して、計算フィールドを出すのが好みです。

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下の画像のように書いていきます。この式は二つの関数が合わさったものです。一つ目は有名なIFを使ったもの。「IF ~~ THEN--END」は「もし(IF)~~だったら(THEN)--。(END)」と言うような感じで使います。英語みたいですよね。二つ目は、DATEPARTという関数です。この関数は指定された日付の部分を整数として返してくれます。なので「DATEPART('year',[オーダー日])= 2017」はオーダー日の年が2017と等しかったら、となっているわけです。これを2018年バージョンも作っておきます。

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日付関数はTableauの関数の中でもとても特殊なので上のサイトに1度目を通しておくといいと思います。

2017年、2018年の売上を列に、サブカテゴリを行に入れてみます。ちゃんと違う値になっていることが確認できました。

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STEP2: リファレンスラインを使って棒グラフもどきを作る

ここでトリッキーポイント2つ目です。比べられる方の値(今回でいう2017年)をマークカードの詳細のに入れます。これは忘れがちなので気をつけてください。

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そして、次にアナリティクスペインにいき、リファレンスラインを選びます。カスタムの上から一つ目ですね。

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スコープをセルごと、値を2017年の売上、書式設定の線を赤に下を塗りつぶしで薄い灰色を選択します。こうすることでレファレンスラインで棒グラフのようなものが作れます。するとこのようになります。

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椅子と本棚以外は売上が前年を超えたんだと言う事が一瞬でわかりますね。

ブレットグラフは二つ棒を並べるよりも一瞬で棒同士を比べることができるグラフなのでやってみたことがない方はぜひやってみていただきたいです。私は初めてこのグラフを作ったときすごってなりました。

最後まで読んでくださりありがとうございます。


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