コミュニケーションの_成功_について

コミュニケーションの「成功」について

みなさんはコミュニケーションをする時、何を意識しているでしょうか。

この時、自分の伝えたいことを一方的に話していないでしょうか。それで相手は理解できているのでしょうか。それどころか、そもそもまともに聞いてすらいない可能性もあります。当然、その後の行動も変化しません。(悪化することすらあります。)
これはコミュニケーションが「失敗」しています。

コミュニケーションにおいて、「成功」しているか「失敗」しているか、これはとても重要です。

コミュニケーションは「相手に何かをしてほしくて」行います。「理解」も「行動」もしてもらえなければコミュニケーションは失敗です。

自分視点で言いたいことを言って終わるのは自己満足になり、気持ちは良いかもしれません。ですが、コミュニケーションは「通じ合い」です。コミュニケーションとしては失敗することが多くなります。

コミュニケーションを成功させるには他者視点が必要になります。自分視点を忘れ、他者視点で考えなければいけません。

例えば、誕生日プレゼントを選ぶ時、相手のことを考えずに自分の好きなものを選んだとします。これは自分視点です。もしかしたら喜んでもらえるかもしれませんが、それはただのラッキーです。
一方、相手のことを考えて選んだとします。これは他者視点です。事前に相手の好みなどを把握しておけば、より成功率は上がるでしょう。喜んでもらえれば考えが正しかったと確認できます。もし喜んでもらえなくても考えが誤っていたと学ぶことができます。

正論を押し出して話すのも、良くあるコミュニケーションが失敗する一例です。例えどんなに理屈が正しくても、相手が受け入れてくれなければコミュニケーションは失敗します。
正しさというのは文脈や状況で変わるものです。正論と言うなら、相手の気持ちも正しく理解しないといけません。

ここで「理解できない相手が悪い」などと思っては悪循環です。「ハンロンの剃刀」という考え方があります。「相手が悪い」などと悪意を見出さず、その状況に向き合うことが大切です。
そういった状況には、Team Geekで言われている「HRT(謙遜・尊敬・信頼)」などで向き合うのが良いでしょう。

北風と太陽」という童話があります。北風と太陽が力比べで「旅人の上着を脱がせることができるか」という勝負をします。
北風は旅人の上着を吹き飛ばそうとしますが、寒さで旅人が上着をしっかり押さえてしまい逆効果になります。
太陽は旅人を照りつけ、旅人は暑さで自ら上着を脱ぎます。
これは、北風は「自分視点」で太陽は「他者視点」のコミュニケーションをしていると言えます。
太陽のコミュニケーションを目指しましょう。

コミュニケーションをする時には、その「成功」を意識するようにしましょう。

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Hideaki kano (hkano)
ゆるふわアジャイラーです。