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「BIG LOVE TOUR Vol.2 2024- Voyager -」福岡公演

2024年9月23日(火)に福岡BEATSTATIONで行われた「BIG LOVE TOUR Vol.2 2024- Voyager -」福岡公演に参加しました。その時感想noteになります。
セトリは公演ごとに変わると仰られていたのを耳にしましたがネタバレになる可能性があるのでご留意ください。


福岡へ飛行機で向かう。
ヘッドフォンで音楽に寄り添いながら
また新しい旅が始まるなと高鳴る鼓動を感じながら眠気眼を擦りあげる。
いつも通りそういえば直近で飛行機乗ったのも福岡へ行くためだったなと思いながら電車に揺られた。


ヘッドフォン連れていって
今夜君に会いに



会場は福岡 BEAT STATION。
XAIさん個人としてはExtreme Flagの時以来らしい。
会場に到着すると既に物販の列がなされていた。


9000円以上購入すると公演後のサイン会に参加できるとのことだった。今回のライブツアーTシャツとマフラータオルを購入。

開場まで1時間ほどのあったので身支度をし、近くのロッカーを探した。幸い最寄り駅にリュックサックを入れられるほどのロッカーを発見して
格好はXAIシャツの下にライブツアーTシャツ。
これは僕なりに在り方をそのまま露呈させているつもり。

XAIさんが出演しなくてもライブに参加するくらいスペルバの音楽が好きだし、XAIさんを慕う気持ちの中にはTHE SPELLBOUNDと出会わせてくれた感謝の念もある。

それもアルバムに含んでいる意味合いに通じるのかななんて無理矢理こじつけて良い気になったりした。

福岡公演は一般抽選でチケットを取ったため少し整番は真ん中ちょい後ろくらいだったと思う。

ひとまず、ドリンクの交換は無視。

FC特典のステッカーを貰い2つ並ぶマイクスタンドを目指しフロアに入った。
何故か気が逸ってしまって開演前に受け取ったけど、終わった後でも良かったんじゃない?と思う。


恐らく立ち位置だろう場所の正面、前から4列目だった。明らかにスタンディングライブでの振る舞いのレベルが上がってる気がする。

フジロックに参加出来なかった心残りとVoyagerで受けた衝撃を、そして純粋に音楽を聴く楽しみを胸に抱えて待つ。
XAIさんを近くで撮れる機会も見逃さないこともね。




スペルバのライブはとにかくすごい。

音源の素晴らしさも然ることながらそれだけに留まらず人の手から離されてリリースされた楽曲に再び熱を加えて脈動を与えるような感覚。

音楽と僕を繋げてくれるコンダクターのように思えた。
それだけじゃなくて直感的にも楽しめて凄い。
理性と本能を刺激される。
音楽、ただそれを見せつけてくれることで何かをくれるようなライブが大好き。

その瞬間を表現するように存在しているようにも見える。

印象的な事を書き立ててみる。 

モンスター

開幕一発から音の質量を強烈に感じて空間に巻き込まれしまうようだった。

どこより遠い場所で君に逢った。

ここの小林さんとXAIさんのニュアンスが美しい。
一瞬のはずなのに長い余韻を感じさせられる。

そこに続く歌声とメロディは冊子を捲りあげるようでその中にある色々な物語が羽ばたいていく情景が思い浮かんだ。

芯に語りかけてくるような力強い歌声に圧倒された。本当にカッコいい。


Unknown

パワフルな歌声と美しい歌声、その両端を感じられて両立するからこそ2つが際立たせ合う。

XAIさんのヘッドフォンのライムダンスが頭にこべりついて離れない。ときめいてしまった。

その時の表情は間違えなくはにかんでいて綺麗で可愛らしいかったんだけど、それがどういう感情なのかも判別出来ないくらい心を持っていかれてしまった。


世界中に響く耳鳴りの導火線に火をつけて

寸分狂いもなくTHE SPELLBOUNDの楽曲と昇華されていて凄まじさを感じた。
本能を掻き立てられて、何かを呼び起こされるような衝撃的なサウンドと内臓がひっくり返ってしまうんじゃないかと思うほどの強烈な歌声。 

音源で聴いたときにオリジナルに対して、人間ができる機械的表現を意図してしてる部分もあるのかなと思っていたんだけど、ライブではひたすら激情で殴り続けられた。


Speeda

耳触りがとても良くて、
直感的に気持ちを煽られるような曲。
どこにでも行けてしまうと思わされる。
サビ前のしゃくりあげるような歌い方が凄くカッコよくて、静寂を挟んで入るサビが助長されるように感じた。

誰も捕まえられない
新しい僕らを

ここで拳を強く突き上げたくなった。

LOTUS

この日最も印象的だった曲。
以前からリリースされている曲でライブでも何回か体感させていただいているはずなのに明らかに感じ方が違う。Voyagerというアルバムを通して楽曲の深度が少し変わったのかもしれない。

楽曲全てが心に届いたような、どこを切り取っても音が耳に着地して留まるようなそんな感じ。
頬には涙が伝い、表情は見事に歪んでいたと思う。


はじまり

Voyagerと冠するライブツアーで聴くこの曲は解釈がうわ重ねされるような感覚がした。
終わりにこそ始まりがあると思わされるようだった。


STAY

ドラムの音がとにかく耳に残っている。
小林さんとXAIさんが何かに祈るような歌声は無機質で乾いた空間に声で文字を走らせるような超自然的な何かを感じさせられた。


KICK IT OUT

とにかくカッコいい。
この楽曲がくれば無条件で曲に巻き込まれてしまうような感覚。

終演後、カウンターへ行きカップに並々注がれたビールを飲み干す。周囲は思い思いに気持ちを吐露する人で溢れていてそれだけでも幸せな気分になる。

サイン会の列を探して人波に流されているとどうやら目的地は外にあるようだった。

スペルバのお二人から直接サインをいただける機会は前のライブツアー以来。約一年前くらいかな。
初めてスペルバのライブに参加した思い出深いひとときで、あんなカッコよくてメッセージをくれる人たちが目の前にいる!と思ってその衝撃のあまり涙ぐんでしまった。

今度こそ、ちゃんと思いの丈を伝えようと一人息巻いて順番を待つ。


気がついたらFC特典のステッカーを差し出し、筆が走る様をじっと見ていた。
実に情けないことではあるがよく考えたら当然なのかもしれない。

前回いただいた時から想いを積み上げてしまっている。
お二人からサインを受け取るその時小林さんに"XAIちゃんTシャツじゃん"と声をかけていただいた。
これは言葉を絞り出すチャンスだ!と意を決して口から滲み出せた言葉。

全部行きます。今日は楽しかったです。

最早言い逃げに等しい速度でその場を離れてしまって、惨めさで沸騰した身体を冷ましてくれる冷たい風が少しありがたかった。

なにはともあれサインをもらえた。
次はなんかこう、、、上手くやろう!

これから二ヶ月、コレを味わえる日々が続くと考えると胸が高鳴る。

次なる目的地は札幌!!


おまけ

― 今旅路のサイグルメ ―

大地のうどん ごぼう天うどん


博多いもっ子屋 生姜焼おむすびサンド



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