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鈴木このみ Birthday Live 2023 ~CHEERS BURGER~/このみん誕生祭、そして僕の"このまにあ"としての誕生日。

2023年11月5日(日)にEX THEATER ROPPONGIで行われた鈴木このみ Birthday Live 2023 〜CHEERS BURGE〜に参加してきました。
その感想noteになります。
記憶力の無さに定評があるので齟齬があったらごめんなさい。


このみさん初めて知ったのは10年近く前。
"私がモテないのはどう考えてもお前が悪い"だったと思う。

当時深夜にやっているアニメは全部見るくらいアニメが好きだったので自然とこのみさんの歌声を耳にする機会があった。

しかし段々アニメを見る機会が減っていき、歌を聴く機会が無くなっていった。
久方ぶりに聴いたのがアルカテイル。
そしてShe is Legendで改めて鈴木このみさんの存在を実感した。

このみさんの惹かれたというポイントが自分の中で明確にあって、それがヘブバン1.5thフェスで行われたシーレジェミニライブ。
そこで歌われた"死にゆく季節でぼくは" 。
この時のこのみさんの魅力を真正面からくらった。
モニター越しだけどね。

君の手を引いて共に時を刻もうと頑張る少女の歌と僕は勝手に思っているんだけど、
自分の抱えていた鈴木このみ像と曲が被ったのもあって引き込まれた。
可憐で周囲に幸せを振り撒くけどその根底には
明確な意思があって力強い、そしていじらしさもある。

とても素敵だなと思った。

シーレジェとしての鈴木このみはライブで体感したことがあるけど
singer鈴木このみは初めて。
楽しみ。



六本木ということで電車で現場に向かった。

現地限定のアクリルキーホルダーが販売されるのとミスプリントのあったカーゴパンツを交換してもらうために少し早めに会場に到着。

会場に着くと早速鈴木このみの文字が目に入る。

周囲にはそれっぽい人がちらほら。
早速ライブの香りを感じた。

グッズ販売の整列が屋上庭園だったので正面左の階段を登り行列の後ろに着く。

物販が行われる1階に降りると見覚えのある名前を発見した。

なんか嬉しいよね。
それにしても丘野さんの本名がカッコいい。



ハンバーガーのアクリルキーホルダー。
今回のライブタイトルが印字してある。
どんなに良い経験も否応なしに積み上がっていく時間に圧縮されてしまう。
だからそこにいた証を現物で残したい。
いつの日かこのアクキーは記憶を辿る手掛かりになるはず。

前の人がカーゴパンツを交換しているのを見て気づいた。
何故か交換してもらうはずのものを履いてきてしまったアホがいる事を。
どうやって交換してもらうつもりだったんだ。
相変わらずの浅慮さ。

しょうがないのでミスプリントに味を感じるという思考に方向転換。
ある意味レアものかもしれない。



入場まで少し近くのMcCafé by Baristaで時間を潰した。普通のマックだと思って店に入ったのでメニューを見た瞬間少し面を食らった。


最近カフェの使い方がわかってきた気がする。
今まで何であんな高い金払ってコーヒーを飲んでるんだろうかと思っていたけど、あの空間にお金を払ってるんだと分かった。学びが多いライブmonth。
ちなみに僕はコーヒーが飲めない。

開場の時間に近づいてきて待機列を探す。
今回のライブは指定席ということもあってか、
入場列が大混雑という感じでもなかった。 

エントランス付近に幾つものコミュニティが出来ていて、何か新鮮なものを感じた。

みんな楽しそうに話したり、持ってきたグッズやペンライトを見せ合ったりしていて自分まで笑みが溢れてしまう。

入場する際に「好きな時に好きなように使って楽しんでください」と言伝ともにサイリュウムが配られた。人生初のサイリュウム。

自分の席は2階席の中央、後ろから2番目右端。

赤いところ。


今までスタンディングでのライブしか参加したことのなかったのでその距離感とステージを見下ろすということに不思議な感覚を覚えた。

始まるまでの間にサイリュウムの使い方を調べる。
使ったことがないどころか触ったのも初めてだった。

こんな固い棒を折るってどういうこと、
なんて思いつつ予行練習はしっかりと行う。


開演直前の会場BGMの感じ良いよね。
空間をピリッとさせる。


楽しさのあまり、記憶が既に揺れているが引き戻してみる。
印象強い歌唱、バラエティ豊かなパフォーマンスと演出にときめいたのはしっかり覚えている。


ライブが始まった。

すかさずサイリュウムを折る。
無事点灯。上手くいってよかった。

初っ端から当時の記憶が蘇る曲がきた。
いくら10年近く前だとしても3ヶ月間毎週聞いていた曲は刷り込まれ具合が違う。

美しいドレスを来たこのみさんが歌姫然とした歌唱とパフォーマンスで場を惹きつける。
singer鈴木このみを早速感じた。
シーレジェの時だと少し感じ取りづらいところだ。


ノリノリで初体験のサイリュウムでの観戦を楽しんでいたら不意に発光しなくなった。
たしかLove is MY RAILの時だったと思う。

サイリュウムの発光時間を知らなかった。
少し恥ずかしくなっておずおずと鞄にしまう。
好きな時に使ってくださいってそういう意味だったのか。また一つ学び。

かなり衝撃的だったHELLO。

ダンスをすることは知っていたけどあんなに妖艶さのあるパフォーマンスをするとは思っていなかった。
椅子を張っ倒すところがめちゃくちゃカッコよかった。

艶のある歌声を最大限に彩る魅惑的なダンスだった。

humming flight

BGMにのせて登場し、フリーダンスを踊っていた。
先ほどまでとはまた違う毛色で口角が上がる。
ケルトバンドのDé Domhnaighが奏でるヨーロッパの原風景が脳裏に浮かぶような音楽に軽やかなシルエットと共に小気味いい音が加わる。
風の噂で聞いていたタップダンス。

会場が木造の酒場になったような気分。

実はステージに上がるタイミングがずれてしまって、まさにフリーにダンスをしていたみたい。


I say "Happy day"

うたのおねえさんを彷彿とさせる曲とパフォーマンス。
サビの手を左右に振るフリが良かった。

ギリギリトライ
最近リリースされた曲で事前にこのみさんがコールを動画とブログで教えてくれた。
なのでこの曲に限ってはコールの自信があった。

このみさんがそれをオーディエンスに確認すると少しまばらな返事が返される。
たぶんみんなこのみさんから直接教えてもらいたかったんだと思う。

このみさんのパブリックイメージに合う幸せを振りまいて手を引っ張ってくれるような曲。
ダンサーの方も交えて踊るダンスが可憐だった。

2番の入りが好き。
可愛らしい歌とダンスを見せたと思ったらカッコいいシャウト。


MCで鈴木のラストスパートは長いよと語られた。
まさにその通りで5曲以上全速力で駆け抜けた。
バックに歌詞の映像が流れたおかげもあって自分もちゃんとコール出来たし、
両手を振り回して最高に盛り上がった。

席が通路横で良かった。
もし中だったら左右の人に絶対迷惑かけてた。

"世界は疵を抱きしめる"が終わりこれで終了かなと思ったら、Redoのイントロが流れてきて頭が真っ白になった。
感情が追いつかなくてやばい時のやつ。


曲が終わり舞台袖に捌けていく演者の方々。

会場からはアンコールを求める声とハンドクラップが鳴り始めた。
それは次第にこのみんコールに変わっていく。
ああ、そういう愛の示し方もあるのかと心が温まった。

このみさんが今回のライブTシャツを着て舞台に戻ってきてくれた。

MCで語られたお話をしたい。

がんばれの使い方。
がんばれという言葉は時に使いかた次第では良くないものになってしまうかもしれないと語られた。
共感した。
僕の場合は少しだけ過激かもしれないけど自分の口から吐き出されるがんばれという言葉が苦手だ。

元を辿ればこの思想はkeyの作品から由来されているものなんだけど
単純に無責任に聞こえる。

そして何より他人事に聞こえる。
実際友人どころか知り合いですらない、勝手に思いを寄せている人だから
他人ではあるけどそれだと少し寂しい。

じゃあ、どういう言葉を伝えればいいのかと言われるとわからない。
がんばろうじゃなくて一緒に頑張っていこうに言い換えたほうがいいなんてよく言われるけど、目に映らないところで想像もつかないような研磨を続けているだろう方々と自分の行いを同一視することは絶対にしたくない。
パっと出てくる言葉が一番純な言葉だと思うけどついつい頭を悩ませてしまう。どうすればうまく伝えられるか模索中です。

自分が嫌い。
今でもたまにそう思ってしまう、他の人と比較してなんで上手くできないのかなと考えてしまうときがあると語られた。

この日、回収して持ち帰りきれないほどの魅力を浴びさせてくれた人でもそう思う時があるんだなと少し安心した。この人は偶像じゃないんだ。
舞台越し、画面越しに見ているとどうしても実像を捉えきれなくなってしまう時がある。
特にこのみさんは完璧に鈴木このみをやっている印象が強いからなおさらだった。


誕生日ケーキと花、手紙が渡された。
僕らは伴奏に合わせてバースデーソングを歌った。
バースデーソングを歌ったのは小学生以来だったかもしれない。
人を祝う喜びを感じた。

手紙の内容はShe is Legendで作詞作曲を務める麻枝准からの感謝、お祝いのメッセージだった。
だーまえらしいネガティブな口ぶりから語られる心に刺さる言葉。

敬愛していて、自分と色々な人や物事を繋げてくれた大切な人。
世界に散らばる麻枝准の欠片を拾い集められたことが嬉しかった。

このみさんは母親からの手紙だと思っていたと嬉しそうに幸せを分けてくれた。本当に感情を表すのが上手で素敵なアーティストだなと思った。

アンコールは客席に語りかけてくるような、背中を支えてくれるような歌唱。

特に印象に残っているのはLove? Reason why!!。

歌もダンスもめちゃくちゃ可愛かった。
見様見真似で踊り出しちゃうくらい。
あの時の僕はかなりキモかったと思う。
けど最近キモくて良いと金言を頂いたのでオールokです。
それにそんな体裁気に出来ないくらい魅せられてたってことだと思う。
びっくりするくらい好きです。

全ての演目が終わり幕が閉じる。
最後に降ってきたハートでわちゃわちゃしているのも見ていて楽しかった。



色々な鈴木このみを体感できた楽しい時間だった。
クールで美しいこのみさんも
艶やかで綺麗なこのみさんも
快活で可憐なこのみさんも
最高だった。

麻枝准からShe is LegendとしてのXAIさん、このみさんを知ってXAIさんを識って好きになって、シーレジェをもっと知りたいと思って、その内でこのみさんの存在も自分の中でどんどん大きくなって今回のライブで花開いた。

2023年11月5日はこのみさんの27回目の誕生日であると同時に僕の"このまにあ"としての誕生日になりました。

このみん、これからもっと密に応援して頂きたいです。よろしくお願いします。

チャキチャキ。

 会場屋上で撮った空。
この日に相応しい綺麗な青と雲模様。

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