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いい加減なフランス人

まずいい加減なフランス人を実感したエピソード2つ

トイレが半年壊れたまま
パリのオフィスのトイレが壊れていました。私が赴任した7月の時点で、男子トイレの小便用の2器が両方壊れていて、みな大便用で済ましていました。8月になっても治らず、「まあバカンスだし仕方ないか」と思っていました。まあ総務の担当のフランス人もあまりやる気がないので仕方がない。9月になっても治らず、「フランスだからなあ」と思っていました。いい加減おかしいので従業員がみな総務担当に文句を言ってますが、修理に時間がかかるの一点張り。10月になってもまだ治りません。10月も終わりになって、社長がついに「どうなってるんだあ!」と怒りました。そしたら翌日総務担当から全員にメールが来て「来週トイレの修理工事が入ります」との連絡。「やればできるじゃないか」と思っていたのですが、翌週またメールが来て「部品がないので、工事は来月になりました」とのこと。結局クリスマス直前にやっととトイレは治りました。半年使えなかったってすごい

子供の学校プール事件
小学5年生のうちの息子はパリでインターナショナルスクールに通っていました。ある日彼が「来週から体育でプールが始まる!」と嬉しそうにしていて、いろいろとタオルとかサンダル等準備を細かく指定された様でした。学校からのインストラクションがかなり細かいので、「まるで日本の学校のようだね」と話してました。学校内にはプールがないので、近くのパリ市営プールに歩いていくそうです。その日になり意気揚々と出かけていったその夜「どうだった?」と聞いたら「今日はプールなかったんだ」と残念そうな彼。事情を聴いてみると、先生に引率されて全学年80名で歩いてプールについてみたら市営プールは休業日だったとのこと。フランスはそういうことはよくあるので普通我々は公営施設に行く場合には事前に必ず休業日を確認していくのですが、先生確認してないのか!とびっくり。しかも先生は特に悪びれることもなくまた淡々と学校に戻ったそうです。まあフランスだから仕方ないか。という話

時間に遅れたり、約束を反故にしたり、自分の非を認めないし、自分勝手なフランス人のいい加減さを示すエピソードには事欠きません。フランス在住日本人でもいったん嫌いになると許せなくなって、毎日ストレスを抱えている人もいます。一方でまあフランスだから仕方がないとあきらめて付き合うと意外にあまり気にならない。むしろ彼らを愛すべき人たちと思えると、ハプニング含めて毎日とても楽しくなるという不思議。ある意味日本人と正反対な人たちなだけに、こちらの順応能力を試されるし鍛えられるなあという国です。

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