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作品解説「夜空の月 feat.奏兎める」
オリジナル曲「夜空の月 feat.奏兎める」の作品解説です。
トレイラー
フルバージョン
夜空の月 -自然選択という手段、または生存闘争の中で好ましいとされる種が保存される事による種の起原について-
夜空に月が 浮き上がる頃に
兎は夢を掴みたい いつまでも
ぼんやり光る 雲の中で
心瞬く瞬間 瞳を閉じて
夢を抱いて 大きく羽ばたく
最果ての闇の中 月影が道を照らす
星の光 夢の翼
希望の花 心に咲かせ
兎は夢を 追い求め
追いかける
夜空に月が 浮き上がる頃に
兎は夢を掴みたい いつの日にか
月夜が嵐を 静かに飲み込む
兎はそれでも 夢を掴みたい
月明かりに 響き渡る調べ
星々の輝き 道を示す
未来の光 照らされて
遠くまで届ける 希望の輝き
月の明かり 仄かな望み
願いの蕾 心に宿し
兎は夢を 追い求め
追いかける
月が漂う 闇夜に包まれ
兎は夢を追いかけ 月探すよ
星の輝きが 月をも照らし
兎は闇夜に 希望見つける
どんより曇った 雲の上で
月からの声が 聞こえてくる
はっきり解る言葉で 伝わってきた
夢に見た世界の終点
月にたどり着いたと思った兎であったが、
そこは生命が生きていくには非常に厳しい環境であった。
しかし兎の考えはあながち間違いではない。
かのチャールズダーウィンが提唱した考えによれば、
種の進化というのは通常の認識とは違っており、
より正しくは種の多様性をより強調したものである。
多様化した中で、
より環境に適応したものが生き残るという考え方である。
1つの種が多くの変異を持つことで、
生き残るのにより良い手段となる可能性が高い。
よって兎の行動とその結果も
良い手段であるのかもしれないのだ。
月が彷徨う 帳の中で
兎は夢を追いかけ どんなときでも
月が導く 未来の夜へ
兎は一歩ずつ 前に進むよ
月の影が 描く物語
兎は闇を越え 夢紡ぐよ
月はいつでも 夜空に浮かぶ
兎はそこから 夢を掴むよ
![](https://assets.st-note.com/img/1728263390-PzqL5YVrheoOFw0xTWNIcvXi.png)
作品の世界観について
ずっと前(40年くらい前)から「種の起源」(一応ダーウィンね)という略し方に違和感を覚えており(本当は「自然選択という手段、または生存闘争の中で好ましいとされる種が保存される事による種の起原について」という長いタイトルで、元タイトルは「On the Origin of Species by Means of Natural Selection, or the Preservation of Favoured Races in the Struggle for Life」)、また進化と間違えて記憶されている方が多い(TV番組とかでそうだっただけで本当に多いかどうかは不明)ことにも違和感を感じていました。
近年YouTubeなどで違和感の正体がわかりました。
わかったというのは語弊がありますが、やはりこの略し方は無理があり、より正しく略すなら「自然淘汰」(Natural Selection)の方が適切ではないか?
さて、今回奏兎めるちゃんをボーカルに選んだのには理由があります。
VoiSonaのソングデータだけではどうにもならないので、CeVIO AI を動かさなくてはダメということが結月ゆかりさんを購入してわかりました。
返品してゆかりさんソングスターターパックにしようかなと思ったのですが、「CeVIO AI は奏兎めるちゃんに恨みでもあるのか?」というめるちゃんソングスターターパックの激安っぷりだったので(1000円くらいしか変わらない)そっちを買いました。
マイク故障したのか?というLoFiっぷりで「これは激安なのわかる・・・」なんですが、これが異常によくて中学生くらいの女の子(でヤンデレ系)の雰囲気が伝わってきて大当たり。
というのが世界観の説明になればいいのですが・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1714797223806-8FJD2IFYSz.png?width=1200)
曲について
IとI#mで、A,Bメロはマイナーだけどサビはメイジャーだと盛り上がりができるよ。ということで、そのようにしてみました。
あとキーをCで作ったので、キーFのCメロをいれてみました。(移調がすんなり)
ギターが3、4本入ってます。
というかループ素材を初めて?使いました。
喋る音声は今までも使っていましたが、演奏でわざと音を外して演奏するというのをやりたくて。いや、演奏はしてないんですけどね。
![](https://assets.st-note.com/img/1714797816866-jPJ0lZ25Uw.png?width=1200)
詩について
うさぎ→月という連想は日本人なら絶対ありますよね?
タイトルは「月光蝶」とか「月の調べ」とかAIくんが考えてくれたんですが、結局「夜空の月」に。
ぼんやりと月を眺めていた兎が突如月に手を伸ばす、というようなシーンから連想してAIにかなり補助してもらいながら作りました。
途中の田中傘さんの語りの部分は自分で作っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1714797994961-Y6IRYnkmUc.png?width=1200)
絵について
ここもAIが大活躍。
ただ加工(人物を背景と切り抜き)は結構大変でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1714798089729-RXe6uMWHeE.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1714798102302-SSP9JV0SsF.png?width=1200)
↓
![](https://assets.st-note.com/img/1714798132335-GKI6sbL9Tl.png?width=1200)
動画について
大分慣れてきました、次は3Dでカメラ移動とかやってみようかな・・・
うーん敷居高いな・・・
三回目のAメロ(どんより曇った~の部分)でタイトルの英訳が薄っすらと浮かんでくるのですが(「Moon in the Night Sky - On the Origin of Spacies by Means of Natural Selection, or the Preservation of Favoured Races in the Struggle for Life」)わかりましたでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1714799652077-58JqWWpo7v.png?width=1200)
あと草木がなんとなくヴィオニッチ手稿風なのは偶然です。
最後のシーンで種をポツンと残そうかと思いましたが、やめておきました。
ネタバレ解説
ストーリーは
兎が月に手を伸ばそうと頑張ってたどり着いたが、そこには想像していたものでなくて・・・。
そして種の起源の内容の説明があり。
結局兎は頑張り続ける。
というものです。
おそらく作者は(私なんですが)こういったストーリーを表現したいのでしょう。
「はるかぜの想い出」も同じですね。
多分これからも同様のストーリーの作品を作っていくでしょう。