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unmask などの処理
今回は Unmask 系のプラグインを使用したお話をしようと思います。
事実誤認の可能性あります。
理論的なこと(論理じゃなくて的なこと)
Unmask ってなんじゃい?
Unmaskするとある箇所で音がなっていないところを使えます。
音と言っても音の波形レベルでのお話です。
こっちの音が今出てきていないから音を出しちゃえ、みたいな感じでしょうか?
それを自動でやってくれます。
Unmask するとどうなる?
音がクリアになります(濁りがなくなる)。
こんな重なり合って濁った音が・・・
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こんなにスッキリします。
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実験編
以下のものを使って実験してみたいと思います。
iZotope の Neutron 4 Unmask
Sonible の pure:unmask(試用版)Techivation の M-Blender(試用版)PluginButique の Scaler EQ(試用版)MeldaProduction の MDynamicEQ
FabFiler の Pro-Q3 DynamicEQ
と思ってたのですが、体調悪化で実験することができずに期限が切れたので、手持ちのプラグイン+
UnitedPlugins の FireSpacer
で実験していこうと思います。
unmask は DynamicEQ で代用可能なのですが、音質の面で unmask に負けているように思えます。
Neutron 4 Unmask
Neutron 4 Unmask で設定して、それをなんとなくコピーしていこうと思います。
ギターとベースで実験しますので、まずベース側に細工が必要なので、その設定をします。
細工と言っても Nuetron 4 のモジュールがなにか1つ挿してあれば問題ないようです。
ここでは下記の設定をしたEQを挿してます。(設定も不要)
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そしてギター側
まずベースからのサイドチェインを設定します。
サイドチェインの設定はDAW毎に違うのですが、StudioOne 6の場合を示します。
そして周波数帯を決めます。(多分負荷を軽くするため)
紫色の線がサイドチェインに入ってくるベースの音で、オレンジの範囲が低減された範囲で、白い線が出力する信号だと思います。
Amount?56%、Sensitivity66とかなり派手に掛けてます。
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これでなんとなく処理前の音(赤い線)、処理後の音(白い線)が違うことが見てわかります。
250Hzくらいでキレイに?処理が切れています。
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FireSpacer
これは送り側に設定は不要ですが、サイドチェイン入力の設定は必要です。
こんな感じにしっかりと掛けます。
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初めて使いますが、多分上の2つのノブで周波数、下のノブでリリースとMIX、真ん中の大きなノブが量を設定するものだと思います。
それと真ん中上に Spectral1, Spectral2, No Latency1, ,No Latency2 のリストボックスがありますが、多分周波数の解析を行っているんだと思います。
No Latency では、かな~り音が変わってきます。
(1,2があることから作曲時/録音時で使い分けてってことなんでしょうか?)
あとMSボタンがあって、これが便利です。
こんな感じです(処理前の音(赤い線)、処理後の音(白い線))。
周波数8kHzくらいで切っているのですが(本当は250Hzで切るべきだった・・・250Hzで試したけど同様でした)、それ以上のところまで影響があってちゃんと?計算してるんだなと思います。
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MeldaProduction の MDynamicEQ
これも送り側に設定は不要ですが、サイドチェイン入力の設定は必要です。
EQなので2バンド設定して、③の方はハイパス、①の方はベース帯域を保護するためにがっつり逆ピークにしてさらに下げる設定にします。
そう言えば、これ入手してから全然使ってなかった・・・
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こんな感じ(処理前の音(赤い線)、処理後の音(白い線))。
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FabFiler の Pro-Q3
これは送り側にPro-Q3と、サイドチェイン入力の設定が必要です。
とりあえずベース側に以下のPro-Q(設定はそれっぽく)を設定して、

以下のようにします。
こんな感じです。

こんな感じ(処理前の音(赤い線)、処理後の音(白い線))。

考察
どれも設定が可能ですが1つだけの場合何も問題はありません。
複数動かした場合変わってきます。
Neutron 4 Unmask、FireSpacer(ちょっとしか試せませんでしたが pure:unmask、M-Blender も)などは unmask という(というか今名付けました)かなり複雑なアルゴリズムを通していると思います。
Neutron 4 Unmask は5つ、FireSpacer (No Latency)は9つコピーを立ち上げたところで音の再生が途切れ途切れになりました。
MDynamicEQ、Pro-Q3 は比較的軽いロジックを通っているので、コピー20個でも大丈夫だったのですが、音が0dBを超えまくっていて、再生されてるのか途切れ途切れになっているのか判別が難しい音質になってしまったのでやめています。
上記を考えるとベストは FireSpacer となります。
が、少ししか試用できなかった M-Blender も良かったので、比較してみないことにはどうにも。
結論
FireSpacer か M-Blender が良い思いますが、筆者はそこまでお金をかけたくありません。
とりあえず Pro-Q 3で回避しつつ頑張るという感じでしょうか・・・
Techivation はデザインが・・・受け付けない。
ハードウェアを買い揃えるかして処理性能が倍になれば、FireSpacer $16.50 は十分買いだと思います。
終わりに
多分この秋くらいには Nuetron 5 が出て、そこで汚名挽回するでしょう(汚名は挽回するものではなく返上するものです)。
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ほんとに少ししか使えませんでしたが M-Blender も音質がとても良かったように思えます。
逆に pure:unmask はそこそこだったように思えました。
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