LA-2A (光学式コンプレッサ)について・・・
LA-2A(光学式)コンプ・エミュレーションといえば各社普通に出していて、いいものもあれば悪いものもありますが、またその良い悪いは人によるものだと思います。
今回はUAがLA-2Aのエミュレーションはこんなだよ・・・って出してきたものが発端となっています。
どれが良いとかは本当に趣味によるものだとしか言えないものですが、数はすくないのですが傾向というか個人的評価を記しておきたいと思います。
音はこんな感じです。
と思ったのですが、サンプルがいまいちなので上げないでおきます。
本家 Universal Audio LA-2A
まぁ本家と言いいますか、TR5に慣れた身となっては意外と掛かってるなと思いました。
主にGAINが50%以上になってからの挙動が違ってきています。
まぁ本物はこんなものなんでしょうね。
今出ている LA-2A コンプリートパック?とかは、パラレル対応とかしてたりほぼ完全です。
実際に音は良いので興味のある方にはおすすめします。おれもほしい。
IK Multimedia TR5 White-2A
T-Racks5なのですが、そろそろ6が来そうな感じがあります。
いつ来るかはわからないのですが、多分使い慣れたTR3 Deluxeからバージョンアップすることでしょう。(パラレル対応期待)
現状パラレル対応はしてないのですが、MS対応は古くからしていて使い勝手のいいガジェットでした。
音の方は前述の通り、Universal Audio に対してはかなりうっすら掛かる印象です。
なんとなくGAIN 50 以上はデジタル臭さがあります。
個人的には掛かるかどうかという箇所が非常に気になるところですが、そこが良いのでOKです。
Analog Obsession LALA
Analog Obsession は元々各種ビンテージものを出していくメーカー・・・というか個人だったのですが、あくどいひとたちからクラックされて・・・という過去を持つメーカーです。
最近ではPatreonで支援を受けながら年に何回か新しいもの(ビンテージものばっかりです)を出しています。
LALAは LA-2A のエミュレーションを個人の解釈で行ったコピーですが、サイドチェイン、パラレルにも対応していて優秀です。
掛かりは薄いですが(おそらくこれで十分という判断なのでしょう)、なにより使いやすい(右側に2つのノブが集まっています)。
Black Rooseter VLA-2A, VLA-2A Mark II, VLA-3A
今回丁度記事を書こうかなと思ったときにセールに出ていたので評価のために試用しました。
VLA-2A Mark II は良いと思いました(しっかりコンプも掛かっていて独自性がある)。
本来なら3Aは別にしても良いのですが、2Aとの違いが今ひとつわからんです。
2Aのバリエーションと言えばそうなのですが3Aならではのキャラクターがあるので別商品にしていると思うので・・・
Mark II は音もよく申し分なく、ノブの挙動も調整可能というのが良いです。
今回比較した4機種の中で一番好みの音でした。
その他
その他 BPB の Dirty L4、HoRNeT の HA2A、ThrillSeeker LA Mark II などもあったのですが、同一線上に並べて評価できるものではないので。
NeRNeTは注目すべきメーカーかもしれません。
まぁ割れ対策としてまったく割れ対策を行ってませんと公言しているメーカーなので上がってくることは無いと思いますが、味のあるメーカーであることは間違いないです。
マスター段に使っても良いとおもいました。
2023/10/17 画像を付け忘れていたので付けました。