語学は勉強してきたという明確な証明―久保寺香歩
여러분 안녕하세요(みなさんこんにちは)!!
「話してみよう韓国語」東京・中高生大会 実行委員会です。
あっという間に12月を迎えようとしていますね。
今回は、実行委員会メンバーインタビューがとうとう最後の投稿になります、、、
ラストを飾ってくれるのは、委員長としてみんなをまとめてくれる、4年生の久保寺香歩さんです!
インタビュー#10 久保寺香歩さん
―香歩さん、よろしくお願いします!最後のインタビューということなので最近起こった面白かったエピソード付きで、自己紹介をどうぞ!!(笑)
はじめまして。津田塾大学4年の久保寺香歩です。HKに所属して4年目になります。学生生活の集大成として、高杉美幸ちゃんと一緒に委員長を務めさせてもらっています!最近面白かったことは、姉とセルカ棒を使って撮影をしていたら「あれがYoutuberだよ」と高校生くらいの子たちに間違えられたことです。まあそんなことはどうでも良くて(笑)、今日はよろしくお願いします!
―そんなことがあったんですね!(笑)どんな撮影をされていたのか気になるところですが、インタビューを進めたいと思います!(笑)まず、香歩さんは何がきっかけで韓国に興味を持ったんですか?
HKメンバーのみんなと同じように、親の影響が大きかったと思います。それに加えて地元がコリアンタウンなので、日常的にハングルの看板があり、韓国語の会話が聞こえている中で自然と興味を持ち始めました。あとは母が日本語教師をしていたので、母の生徒だった韓国人留学生の方達が家に遊びに来て、沢山遊んでくれたのも韓国に興味をもったきっかけですね。
―なるほど!幼い頃から韓国語や韓国人の方と触れ合う機会が多かったんですね。それでは、本格的に韓国語を学ぼうと思ったのには何か理由があったんですか?
小学校4、5年生くらいの時に、ある朝突然私の席の隣に机と椅子のセットが増えていて(笑)。「え、なにこれ?」って思っていたら、担任の先生に「日本語があまりできない韓国人の子が転校してきたから、よろしくね!」なんて言われてしまって。当時は母が勉強していたものの、私はハングルもまだ覚えきれていなくて、ドラマを見ていたくらいだったのに、これは困ったなあと。「ちゃんと勉強しよう!」って思ったのはその友達がきっかけでした。結局彼女はすぐに韓国に帰ってしまったんですけどね。
同時に、韓国人留学生の方々にたくさんお世話になってきたので、「今度は自分が韓国語で感謝を伝えられるようになりたい」、「大きくなったら私も何か日韓交流に関連した活動がしたい」、という思いもありました。なので、こうして韓国語の大会運営に携われていることをとても光栄に思っています!
―確かに身近に韓国人の友人がいたら良いきっかけになりそうですね。お世話になった人に感謝を伝えたいという理由がとても感動的で素晴らしいと思います。小さい頃から独学で学ぶのはなかなか大変だったと思いますが、香歩さんならではの勉強法や工夫などをお伺いしたいです!
私の場合、ハングルは「カナダラ表(あいうえお表)」を自分で作って、ひたすら紙に書きながら習得しました。また韓国ドラマも独学にはぴったりでしたね。家族で韓国ドラマが好きなのですが、うちではドラマを1.5倍とか、少し速いスピードで見ることが多かったんです。そうすると日常会話のテンポに近い状態になるので、聞こえた「音」をとりあえず真似して、、、。だいたい「うるさい」って言われますけど、まあ気にせず被せるように喋っていました。繰り返していくうちに、発した「音」が「活字」として頭の中で浮かんでくるようになり、それを言葉として習得するという感じですね。いつのまにか習慣化していたみたいで、今でも(ドラマを見ていると)気づいたら口が動いているんですけど、辞書や教科書などの活字ではなかなか掴みにくい、細かいニュアンスを場面と共に頭に入れることができるので、この方法はぜひおすすめしたいですね。
―いわゆるシャドーイングという方法でしょうか。うるさいと言われながらも繰り返し練習していった過程があるからこそ、今の実力につながったんですね(笑) とても参考になる勉強法です。他には何か工夫したことはありますか?
あとはハングルって漢字に比べて画数が圧倒的に少ないじゃないですか。なので、中学生や高校生の時の授業ノートとかにも、熟語によっては漢字で書くと時間が掛かると思ったら、ハングルで書いちゃうなんてこともしてました。そうすることである程度漢字語の予測ができるようになったし、語彙を増やすにも良かったですね。何より時短だし(笑)。そもそも中高では学校で韓国語を勉強できる環境が無かったので、できるだけ日常に取り込もうとはしていました。
―なるほど。ノート提出の時などは先生に驚かれそうですが(笑)、効率的でとても良い方法ですね!反対に、香歩さんにとって独学では難しかったことはありましたか?
やっぱり発音ですね。ドラマである程度の雰囲気は掴めても、いざ発音してみようと思っても上手くいきませんでした。これについてはネイティブのオンニに細かく教えて貰い、練習に付き合ってもらいました。自分ではOKと思っていても、ネイティブに聞いてもらったりすると細かい違いが浮き彫りになるので、とっても助かりました。他にも細かい文法など、テキストだけで理解するのが難しかったこともありましたが、知り合いのおかげで、分からない時にはすぐ聞ける環境だったのがありがたかったですね。オンニには今でも質問したりしていて、かれこれ10年近くお世話になっています。
―やっぱり韓国語は発音が難しいと感じる方が多いと思います。なんでも気軽に聞ける友人の存在はありがたいですよね。これまで一生懸命独学で韓国語を勉強されたお話を伺いましたが、勉強していて良かったと思ったこと、語学力以外に得たことなどはありますか?
行動力と自信が付いたと思います。自ら日韓交流の輪に飛び込んでみようとか、韓国のサマースクールに参加してみようとか、もちろんこのHKに飛び込んだのもそうです。大学生になり自由時間が増えたのもあるとは思いますが、「第2外国語を学んでいる」こと自体が、行動するうえでの自信に繋がってるのでは、と思います。というのも、去年アメリカへ留学をしていたのですが、そのときの仲間から「語学は勉強してきたという明確な証明」と言って貰えたことがあって。本人はそんな深い意味で言ったのではないと思いますが(笑)、このフレーズがかなり私には刺さったんですよね。結構学ぶ言語って序列化されやすく、日本語とか韓国語といったマイナー言語って序列が低く見られがちなところが正直あると思います。当時就活をしていたのですが、韓国語をただの趣味として捉えられるのが何となく嫌で、表現に悩んでいたんです。でも、「どんな言語であれ自分の努力が形(会話力)として表れる」って言ってくれて、面接などでも自信を持って伝えられたと思います。
―なるほど、確かに他の国の言語を習得することって時間と労力をかけないと出来ないことですよね。香歩さんに刺さったその言葉は、今この記事を読んでくれている皆さんの心にもきっと伝わったと思います。韓国語についてのお話をたくさん聞けて、とても実りのあるインタビューになりました。最後に、応募を考えて下さっている皆さんへひとことお願いします。
まずは最後まで見て下さりありがとうございます!「大会」って聞くと少し構えてしまうこともあるかと思います。でも韓国語が好きならば是非ちょっとだけ負荷をかけて、応募してみてください!「やってみる」ことが思いのほか「楽しかった思い出」となっていくに違いありません。ためらっている方にとって、私たちのインタビューがきっかけになってくれればなおのこと嬉しいです。ありがとうございました!
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11月9日より12月11日まで応募を受け付けていますので、募集要項を今一度ご確認の上、たくさんのご応募お待ちしております╰(*´︶`*)╯
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