恋に落ちていく過程

次第に、私は摩利乃のことを意識し始めました。
配信がない日には、彼女のことを考え、次の配信が待ち遠しくてたまりませんでした。
深夜2時とかまで彼女の配信を見続けることも珍しくなくなり、その時間が私の日課となっていました。最初「ミクチャ」はアイドルを応援する気持ちで始めたことが、気づけばアイドルではなく彼女の応援に変わっていきました。
いつの間にか、私は彼女の笑顔や言葉、何気ない仕草に心を奪われ、彼女のために応援し続けたいという気持ちが日々強くなっていきました。
彼女自身の人柄にどんどん引き寄せられていったのです。