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2000万パワーズ!!凶悪ファッティで場を制圧するアルケミー:「ゴルガリサプライズ」のススメ
最近にわかに活気づきつつあるアルケミー界。もちろんスタンやリミテッドとは比較にもなりませんが、エクスプローラーやヒストリックとはいい勝負らしいです。盛り上がってきて簡単には勝てなくなっているなあ・・・
改めまして、40代ロートルMTGプレイヤー・ヒカチュウです。10月~11月にかけてしっくりくるデッキが見つからずにいたのですが、ここにきて琴線に触れるデッキを使用し、ミシックに到着したのでご紹介したいと思います。
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1.デッキ:ゴルガリサプライズ(黒緑《密輸人の驚き》ランプ)
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~基本的な動き~
《密輸人の驚き》からデカブツコンビを出すシンプルなデッキです。
2種の3マナ加速から早々に6マナ以降に到達。ハンドが決まっていれば《密輸人の驚き》から2000万パワーズが登場し、ゲームエンド。そうでなくても《死人に口無し》《苦難の収穫者》《穿孔するクロコダイル》で場を薙ぎ払い、《宝物庫生まれの暴君》や最大パワー《密輸人の驚き》まで場を引き延ばします。
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メタゲームの産物
10月後半〜11月前半にかけて、一気に勢力を伸ばしているオルゾフ(白黒)系の2デッキ、オルゾフトークンと、オルゾフ蝙蝠に対してメインから有効なのが強みの一つです。(Bo1なのでメタゲームに差異はありますが、参考になる方のページを引用します。)
両デッキともに、サイズがタフネス2以下に集中しており《悪意ある覆い隠し》《苦難の収穫者》《穿孔するクロコダイル》が盤面を更地にしていきます。ミッドレンジ対決では鬱陶しいことこの上ない《暗黒星の放逐者》もこのデッキ相手では完全に腐ってしまいます。
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青いデッキ不在の隙をつく
アルケミー環境には打ち消しとドローでコントロールするいわゆる青白・青黒コントロール系が非常に少ない状況です。早いアグロと重いランプがひしめきあう中で、「盤面はいくらでも触れるが直接手札やライブラリーから出てくる脅威には手を焼く」のが今のメタゲームの特徴でもあります。なので、本記事の《密輸人の驚き》もそうですが、《三本木の大隊》《コズミュームの合流点》《ドッペルギャング》なども基本素通りするのでデッキとして成立しやすいと思います。
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※などと書いてるそばから、かみしきさんがディミーアカラーのフラッシュ系撹乱アグロを作られていて戦々恐々としています💦(以下かみしきさんがまとめておられるアルケミー大会まとめのページの引用です。)
2.個別カード解説
2マナ除去について
アグロの2マナ圏からライフを守る事と、3マナ以降の放置すると死ぬタフ3以上生物《分派の説教者》・《砂塵雲の先触れ》・《荒野無頼団の緑刃》・《泥棒エイブン》との兼ね合いで2枚ずつのバランスに。《荒廃の収穫者》も1枚取ってアグロをやや意識した構成です。
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3マナ加速について
素早く5〜6マナに到達する必要があるので8枚。《山積みの収穫》から《ホーンウッドの大主》に繋げるのが理想的な展開です。3マナ圏でありながら後半でも5マナカウントで意味があるのは素晴らしいです。
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大型生物の選定
合計14枚と2000万パワーズとして出すには結構ギリギリの数です。
できるかぎり手札で腐る事が無いように苦慮した結果こうなってます。
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3.サイドボードの指針
2000万パワーズコンボを維持する為に極端なインアウトは禁物です。よくあるインアウトは、
早いアグロ
(ボロスハツカネズミ・オルゾフ蝙蝠など)
ライフが痛い《苦々しい勝利》2を《執念の徳目》2に
中堅以降の生物が驚異的なミッドレンジ
(グリクシス強奪・アブザン砂漠など)
効き目のない・薄い《悪意ある覆い隠し》3《苦難の収穫者》1を《幻影の抽出》2《豚の先触れ》2に
置物を悪用するデッキ
(オルゾフトークン・シミック+α戦慄予示系など)
単体除去・リセットカード・デカブツを少量減らして
《胸当ての陣形》1《屑鉄撃ち》1《風封じのヴァンタサウルス》2
以上簡単ですが、アルケミー:ゴルガリサプライズの紹介記事でした。《密輸人の驚き》コンボが決まった時の爽快感と、お互いスッカラカンになった後のトップデッキ期待値の高さがヤミツキになるデッキです。乱文のお付き合い頂きありがとうございました。
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