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MTGA:アルケミー新環境アブザンミッドレンジのススメ~その2

 前回に引き続きサイドボード案と、マッチアップのポイントを紹介したいと思います。

現在250位以内(2月15日)、なんとか維持できるか?

1.サイドボード案

 サイドボードに関しては「どんなデッキを強く意識するか」で柔軟に変化させるべきだと考えています。もしアブザンミッドレンジを気に入って頂いて使用される場合も使用感に合わせて調整される事を推奨します。

 サイドボード(案)
1 《切り崩し》
2 《強迫》
1 《エレヒの石》
2 《幻影の抽出》
1 《羅利骨灰》
1 《覆われた羊飼い》
1 《中止+停止》
1 《締めつける瘴気》
1 《クチルの側衛》
1 《軍勢を灰に》
1 《黙示録、シェオルドレッド》
1 《タルの妄信者、ラディック》
1 《不安定な象形橋》

採用カード解説ピックアップ
 《覆われた羊飼い》 《締めつける瘴気》 《不安定な象形橋》

トークンを薙ぎ払え

 前回の記事以降、スタンダードを流行を見せている「ボロス招集」がアルケミーでも増加しています。某サイトでミシックランカーの方のデッキとして取り上げられた事もあり、メタゲーム上位といっても差し支えないレベルです。アルケミー型では《先導者の号令》の採用枚数は少なく、《覆われた羊飼い》の出来事能力でも場を凌ぐ事を可能だと思います。《不安定な象形橋》はメインの《ギックスの命令》と合わせてこちらのキー生物を残しつつ、相手の場を壊滅させるラスゴ以上の成果を期待しての採用です。

《エレヒの石》 《中止+停止》 《クチルの側衛》

相手の動きを見てから追放

 基本は墓地悪用デッキへの対策カードですが、《中止+停止》は「焼きすぎ」「無限ネズミ」などの置物を並べてくるデッキへの最終手段、《クチルの側衛》は赤アグロへの耐性を兼ねています。ちなみに墓地対策の採用基準としては、「単体で1枚分の動きかキャントリップ※がついている+タイミングをみて墓地掃除が可能」を基準に考えました。

※キャントリップ・・・メインの能力とは別に1枚カードを引く効果を持ったもの。「まじない・奇術」を表すスコットランドやイギリスの言葉が由来。

2.マッチアップのポイント

 多色系ミッドレンジ・・・メインサイドともに構成次第

 先手なら2・3マナを押し付けて対処を迫っていきます。後手は反対に相手の脅威をいなしてアド勝負に持ち込みたいところ。サイド候補は後手の《幻影の抽出》、除去の当たりづらい《タルの妄信者、ラディック》、PW採用なら《羅利骨灰》《軍勢を灰》か。抜くのは先手なら限定された除去の《切り崩し》、後手ならテンポが悪い《一時の猶予》。

ここらを引いたもん勝ちみたいなトコロはある

グルール系ドルイド・反復デッキ・・・メイン微不利・サイド互角

 除去だけをしていても衝動的ドロー分で不利になっていきます。ダメージ源をちゃんと用意して攻める意識が大事です。メインは置物の対処が遅く間に合わない事もしばしば。サイド後は《羅利骨灰》《軍勢を灰に》《中止+停止》(焼きすぎデッキの場合)・ハンデスを追加し、イーブンぐらいに。抜くのは《シェオルドレッドの布告》《一時の猶予》あたり。

ハンデスしてもすぐ回復される

シミック高速アグロ・・・メイン微不利・サイド微有利

 ライフを大事にしてアド源が動きだせる形をもっていくように努めます。《苔森の戦慄騎士》が弱いマッチアップ。サイドから《切り崩し》《羅利骨灰》《軍勢を灰に》《不安定な象形橋》を追加し、《勇敢な旅人、ケラン》《苔森の戦慄騎士》《一時の猶予》を抜きます。

共通するパッケージ(ちなスタンリーガル!)
ムキムキお魚orハサミビート


人形師+ネズミ無限コンボ・・・メイン微不利・サイド互角

黄金ルート(緩やかな死)

 地上でしか殴れないので、無限コンボが完成してしまうとほぼ無理ゲーになります。メインでは強気に生物でテンポ勝負をしかけていくしかありません。サイド後は《羅利骨灰》《中止+停止》《軍勢を灰に》《幻影の抽出》のおかげで幾分改善されます。抜く候補は《ラノワールの壌土語り》《一時の猶予》《タイヴァーの抵抗》か。

エスパー系コントロール・・・メイン微不利・サイド微有利

王道のコントロール

 白黒ミッドレンジの時よりは攻めっ気が強く、「除去が腐って、時計が12時になってしまう」事は少なくなりました。それでもまだ互角までは持ち込めていません。サイド後はハンデスの追加により、生物の優秀さで若干有利がつくと思います。抜く候補は《切り崩し》《ラノワールの壌土語り》《豚の先触れ》《ギックスの命令》あたりから。

赤単色アグロ・・・メイン互角・サイド微有利

柔軟なゲームレンジ

 2・3マナ生物達の肉の壁でライフを稼いで、シェオル+指輪・豚の本体モード・ギックスの命令ぶっぱが勝ちパターンになります。サイド後は相手が後手番の場合はPW・置物モードに移行する事が多いので注意。サイドかから《切り崩し》《羅利骨灰》《軍勢を灰に》《クチルの側衛》《黙示録、シェオルドレッド》が足され、抜けるのは《勇敢な旅人、ケラン》《一時の猶予》《オルサンクのパランティール》かと。

3.おわりに・予告

 いかがだったでしょうか。案外いろいろなデッキタイプが存在しており、他フォーマットにも負けない魅力があると思います。読んで頂いた方の参考や、またはアルケミーを触るキッカケとなれば幸いです。長文に目を通して頂きありがとうございました。
 《 予告 》
 2月15日時点で、さらに追記が必要なデッキタイプを見かけましたので近い内にご紹介したいと思います。もうしばらくお待ち下さいm(__)m


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