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アルケミー使用デッキ アブザンミッドレンジ(改)のススメ

 アルケミープレイヤーの皆さんこんにちは。40代ロートルmtgプレイヤー・ヒカチュウです。

前回の予告通り、「サンダー・ジャンクションの無法者」追加後の新環境対応デッキを紹介したいと思います。ラダーでもミシックランクまで到達しております。(5月11日現在)

今月も250位までもう少し/予選もがんばります

1.使用デッキリスト


re:アブザンミッドレンジ

メインボード(60)
1《強迫》
1《切り崩し》
1《機能不全ダニ》
3《一時の猶予》
1《喉首狙い》
1《保安官を撃て》
1《羅利骨灰》
2《大洞窟のコウモリ》
3《苔森の戦慄騎士》
4《巨大戦車の行商人》
2《分派の説教者》
1《名もなき都市の歩哨》
1《オルサンクのパランティール》
1《第三の道のロラン》
4《豚の先触れ》
1《黙示録、シェオルドレッド》
2《タルの妄信者、ラディック》
1《一つの指輪》
1《ギックスの命令》
1《反逆者、ヴォーナ・デ・イエード》
1《タイヴァーの抵抗》
1《平地》
3《沼》
2《森》
1《コイロスの洞窟》
1《薄暗い裏通り》
2《秘密の中庭》
1《眠らずの城塞》
1《ラノワールの荒原》
1《花盛りの湿地》
1《地底の遺体安置所》
2《眠らずの小屋》
3《低木林地》
1《剃刀境の茂み》
1《ミレックス》
1 《魂の洞窟》
4《魅惑的な交差路》

デッキ画像


・マナカーブ
1マナ 3 2マナ 14 3マナ 9 
4マナ 4 5マナ以降・X呪文4
(豚の先触れは3マナ・羅利骨灰は4マナ・一つの指輪は5マナ換算) 
・色マナ配分
黒17+α 緑15+α 白14+α (ミレックス・魂の洞窟をαと換算)
・アンタップ土地
先手:17枚 後手:21枚 (総土地枚数26)

2.コンセプト・個別カードピックアップ


 幾度も新カードが追加されましたが、黒系ミッドレンジのオールマイティーさは以前失われていません。雑多なデッキとマッチを繰り返すラダーならば、最高ではなくても次善のデッキ選択だと筆者は考えています。 
アブザンミッドレンジは、黒系ミッドの基本ギミック「巨大戦車の行商人→豚の先触れ」に緑を追加する事でカードパワーの上乗せを図っています。豊富な妨害呪文と肉質の良い生物でミッドレンジらしい勝負をするデッキです。
 「サンダー・ジャンクションの無法者」から対抗色ファストランド《秘密の中庭》《花盛りの湿地》が追加され、マナ基盤が安定するようになりました。また《魂の洞窟》は「人間」指定で色マナ基盤を補強させつつ、《巨大戦車の行商人》《苔森の戦慄騎士》を定番カウンター《厳しい説教》から守る事が可能です。

アブザンである理由1

 2マナ生物でありながら、対コントロールに対して粘り強く戦える1枚。売りつけた巨大戦車とも相打ちでき、《タルの妄信者、ラディック》の誘発のサポートと、幅広い活躍ができます。トランプル持ちなのも「ブロック指定後→ブロッカー除去」でライフを詰めれて便利です。反面、自分より早い動きをする「ナヤ召集」やぶつかり負けしてしまう「多色レジェンド」系には腐る場面が多く3枚に留めています。

アブザンである理由2

 ゲームを決めうるX呪文でありながら、中盤以降に柔軟に使えるカードです。いったん生き残ればアドを稼ぎ出す生物が多く、相手の《豚の先触れ》を弾く事ができれば、単純に1・1交換を超える働きを見せます。デッキの中身が知られていない前提なら、一度見せると見えない「抵抗」を警戒する必要が生まれ、かなりのプレッシャーをかける事ができます。

アルケミーを定義する一枚

  黒系ミッドレンジミラー・対コントロールでの決戦兵器。赤や緑の除去が環境に少なく、これを除去であと押しすれば簡単にゲームに勝つ事ができます。

楔3色の救世主

 新カード一番の収穫です。初動でアンタップできる黒マナ土地が増え、「除去呪文と《一時の猶予》の両面構え」「後手1→2マナの連続行動(《幻影の抽出》→《巨大戦車の行商人》や《切り崩し》→2マナ除去)」がやり易くなりました。さらに一番使用頻度の高い黒マナをダメージランドから出さなくて済む構成が可能に。

3.その他Tips

~《保安官を撃て》の是非~
 売りつけた巨大戦車・エンソウル化したアーティファクト・稀にいる試作系生物《ファイレクシアの肉体喰らい》《鋼の熾天使》にも対処ができるように。反面対象に取れない生物も少なからずいるので全とっかえは危険だと思います。特に《波の巨人、クルシアス》に対して撃てないのに注意!

対処したい低マナ域にこそ多くて悩みどころ

~ミシュラ・ミレックスと諜報ランド~
 中長期戦を見越しているので3枚以上土地からのクロックは欲しかったのと、土地をスムーズに伸ばしたい事を加味して「ミシュラ3・ミレックス1・諜報2」でお試し。ミシュラはできる事が多い《眠らずの小屋》を優先。

強い土地クロック2・3番(1番は青白ミシュラだと思う)


~あまりに1枚刺し多すぎ問題~
 筆者の感性でメインボードは散らしていますが、《強迫》《機能不全ダニ》《第三の道のロラン》あたりは《切り崩し》《羅利骨灰》《名もなき都市の歩哨》の増量が無難だと思います。アルケミーラダーでは置物を悪用する非生物デッキの遭遇率が高いと感じており、サイドのスロットの拡張とメインでの耐性upを狙ってこのような構成になっています。

 

4.終わりに

 今回の記事はここまでとなります。「強いカードを使ってどっしり戦いたい」「バランス型のミッドレンジが好き」な方におススメのデッキタイプだと思います。次回はサイドボードをアルケミー環境の紹介と併せて行いたいと思います。お付き合い頂きありがとうございました。

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 また、本記事を作成するにあたって、マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイトのカード画像を使用しています。


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