レノファサポに送る山口パッツファイブの選手紹介 〜24-25シーズンVer〜
レノファサポーターの皆さん。
今シーズンお疲れ様でした。
レノファについてのnoteはほとんどアップしていなかったのですが、私自身は雨の中での天皇杯の観戦が特に印象に残るシーズンとなりました。
また、来シーズンのチームにも期待をしたいと思います。
早速ですが、昨年実施したこちらの記事を今年も作成する時期がやってきました。
実は今シーズンは作成するつもりが無かったのですが、直近になってレノファとパッツの交流が本格化してきましたので、「よっしゃ、やってやろう」という気持ちが生まれました。
上のポストの通り、レノファサポーター向けにキャンペーンが展開されるようですので、それをきっかけに現地観戦する方もいらっしゃるかと思います。
そういった方向けに今シーズンの所属選手について、紹介させて頂ければと思います。
それでは、よろしくお願いします。
※スタッツなどは11/10の三重戦までの情報で記載をしていますので、その点はご了承ください。
3.栗原 クリス
B2の青森ワッツから新加入した選手です。
ここまで出場時間は多くないですが、コート外でもチームにとって重要な役割を担っている選手です。
試合終了後のインタビューでは、アメリカ人選手の通訳を行なったり、試合中ではコートサイドからコートの中の選手たちに対して、指示や鼓舞を先頭に立って行なったりと、ヘッドコーチ(監督)と選手の橋渡しの役目を担ってくれているように思っています。
コートに立てば、印象的なスリーポイントシュートを沈めてくれます。10月の岐阜戦では初めてスタメン起用され2本中2本決めるなど結果も残しました。
コートに立っていない時の振る舞いに心を動かされるものがありますが、ぜひコートに立った時のプレー、そしてシュート力に期待頂ければと思います。
4.アンテイビオン コラム
今シーズン加入したアメリカ国籍の選手です。
2000年1月生まれと若い選手でありながら、オールラウンダーとして攻守に欠かせないプレーを見せてくれています。
まずは体の強さを生かしたインサイドでのプレーぶりが印象的です。相手とぶつかっても負けない強さでゴール下に君臨し、相手の攻撃を抑える役割を担っています。
そして、最大の武器がアウトサイドからのシュート力だと思います。体が大きいながらも機動力があり、アウトサイドからのスリーポイントシュートも積極的に放ってきます。
ここまでチームで最もスリーポイントシュートを放っており、35.6%と高い確率で成功させています。
スタメン起用も多く、試合開始直後からチームを勢いづかせるプレーを見せてくれるコラム。
そのスリーポイントシュートにぜひ注目してください。
6.松田 優大
今シーズンが始まってから加入したルーキープレイヤーです。上武大学出身でプロのキャリアを山口でスタートすることを選択してくれました。
まだ、B3リーグのレベルに慣れている段階かと思いますが、少しずつ出場時間を伸ばしています。
彼はこのチームにいないタイプの日本人プレイヤーで、ゴールの近くで相手を背負ってプレーすることを強みにしていると思っています。
この少ない出場時間の中でも、自分が表現したいプレーを出すことができており、彼の長所はチームの攻撃のアクセントになります。
相手のマークマンをゴリゴリ押し込んでいって、ゴールを決めるプレーは外国籍選手さながらのものがあり、そのプレーで今後チームに大きく貢献してくれることを期待させる選手です。
8.末廣 力久
今シーズンにB3の香川ファイブアローズから加入した選手です。
彼の魅力はディフェンスにあると感じています。
特に相手のボールを持つ選手に対して、激しくしつこくマークにつく姿は見ていて心が熱くなる瞬間があります。
チームの守備強度の基準を作ってくれるようなタイプで、彼のディフェンスから流れを掴んで、勝利を挙げた試合もありました。
また、攻撃面でも自分でドリブルで運び、ファウルをもらったり、そのまま得点を決めたり、大事な局面での活躍が印象に残っています。
ここまでのスタッツを見ると、シュート本数は少ないですが、スリーポイントシュートも36.8%と高い確率で成功させており、内外多彩な得点パターンを持つ選手と言えそうです。
彼のチームの先頭に立って繰り出すディフェンスと大事なところでの得点に注目です。
9.重冨 友希
昨シーズンも紹介した在籍3年目の選手です。
チームで唯一全試合スタメン出場を果たしており、チームの心臓と言えるプレイヤーです。
特徴は昨年にも書いたスピード生かした攻撃です。中でも今年は緩急の使い方が印象的です。
基本的にはまず彼がボールを持つところから始まり、ゲームをコントロールして味方のシュートチャンスを作るのですが、自チームが苦しい時や相手に隙がある時は、そのスピードで相手ディフェンスを切り裂いて一人で得点を奪うことができます。
このように、今シーズンはスピードの使い所がより洗練されてきているイメージです。指揮官からの信頼が厚い重冨のゲームコントロール力とスピードに注目です。
11.山口 力也
チーム最古参、在籍4年目のアタッカーです。
彼の持ち味はなんといってもその爆発力。
一度火がつくと止めることができないプレーの数々が最大の魅力だと思います。
まず分かりやすいところがスリーポイントシュートでしょう。絶好調の試合では打てば入る状態となるため、100%に近い確率で、1試合に7本,8本のシュートを決めてしまいます。
また、アクロバティックなシュートも彼にしかできない魅力があり、相手の厳しいマークを受けている時でさえも、とんでもない体勢からのシュートを決め切ってしまう力を持っています。
バスケットボール選手の凄さを分かりやすく体感できるプレイヤーですので、まず彼に注目して試合を見るのも良いのではないかと思います。
15.ブレイク プレストン
今シーズンに加入したアメリカ出身の選手です。年齢はコラムの一個下と若手の選手と言えます。
彼はゴール下の番人という言葉がぴったりのプレースタイルで、チームを支えてくれます。
彼がゴール下で相手を制圧できているかどうか。
それは、今年の山口が試合を優位に進められているかどうかと密接に関わっていると言えるくらい重要なプレイヤーです。
チームにとって一番大きなプレーとしてはリバウンドの確保です。
攻撃では味方のシュートが落ちたところを拾ってチームの攻撃の機会を継続してくれます。守備では相手の攻撃を連続で受けないために一回でボールを拾ってくれます。
他にも、高さを生かしたブロックショットやゴール下でのシュート力でチームに貢献してくれますし、さらにはアウトサイドからのスリーポイントシュートも試投数は多くないものの、確率高く決めることができます。
このように、あらゆる局面で重要な役割を担っています。彼の試合における影響度に注目してもらえると、山口がその試合を優勢に進めているかどうかの一つの判断材料になると思います。
17.パク セジン
今シーズンにB3の金沢武士団より加入した韓国出身のプレイヤーです。
彼のプレースタイルの紹介の前にリーグのレギュレーションを少し説明させてください。
バスケの外国籍選手の枠は、試合へのエントリーが3人、そして同時にコートに立てるのが2人となっています。
山口ではコラム、プレストン、マックスウェインJr.の3人です。
ただ、この枠と別で1枠設けられているのが帰化枠・アジア特別枠となります。サッカーでもアジアの提携国枠というものがありますが、それと同じイメージの枠となります。
帰化枠は日本代表で言えば、ホーキンソンのように日本国籍を取得した選手の枠となり、アジア特別枠がパクセジンのような選手に与えられる枠となります。
この帰化枠・アジア特別枠は完全なプラス1となり、4人目の外国籍選手として試合のエントリーができ、コートにも他の外国籍選手2人と同時に立つこともできるのです。
5人で戦うバスケというスポーツにおいてはこの枠の重要性は高く、山口としては待望の選手を今シーズンは迎えることができました。
そして、ここまではその期待に応える活躍を見せてくれています。彼自身のスタイルとしてはこのチームで最もゴール下でのプレーに特化していると思います。
高さ強さを生かしてプレストンと同時に出場することもあり、この2人が守るゴール下のディフェンスは鉄壁と言えます。
また、後述するマックスウェインJr.の攻撃力を生かすために3人目の外国籍選手として投入されることもあり、その際にもインサイドで体を張ってチームを支えてくれます。
彼が活躍すればするほど、相手にとって優位に立てるという存在になりますので、そのプレーぶりに注目してください。
21.フレディ マックスウェインJr.
彼も今シーズン加入したアメリカ出身のプレイヤーです。
コラム、プレストンと比べて、最も攻撃に特徴を持った選手だと言えます。
身体能力の高さを生かしたドリブルとシュート力が武器で、多彩な得点パターンを持っています。シーズン序盤はスリーポイントシュートの確率も非常に高く、相手にとってみればどう止めるのが難しい状態でした。
彼が調子の良い試合では、インサイドのディフェンスをパクセジンに任せて、マックスウェインJr.を中心に攻撃を組み立てる戦術も取っています。
パクセジンにインサイドを任せるということはマックスウェインJr.のマークが相手の日本人選手になることが多くなり、高さのミスマッチを突いて、攻撃を押し付けてしまおうという作戦です。
ノリに乗った時の破壊力を現地で体感頂ければと思います。
24.田中 勇樹
11月8日にヴィアティン三重からの加入が発表された選手です。
初出場は直近の香川とのゲームでした。
出場時間は短かったですが、周りを生かすプレーとディフェンスでのハッスルで貢献を果たしてくれました。
ここから徐々に自分の力を発揮してくれることと思います。
31.富田 一成
21年の途中に加入した選手で、山口力也の次に在籍期間の長い選手となります。
昨シーズンの記事では本格的なブレイクを期待したいと記載しましたが、徐々に試合の中での安定感が身についてきたように思います。
チームの中で最もスリーポイントシュートの期待感がある選手で、彼がコートに立っている間は、どうやってスリーポイントシュートを打たせるかを第一に考えたいという存在です。
今シーズンもここまで34%と高い確率で成功させており、十分な活躍を見せています。
最近はドリブルで自ら運びそのままシュートを決めるというプレーも積極的に見せてくれており、より絶対的な存在に成長してくれることを期待したい選手です。
32.吉川 治耀
昨シーズンの記事で怪盗と呼称した吉川ですが、今シーズンはその存在感をさらに増している印象です。
重冨がスタメンで出場した後に交代でベンチから出てくるという起用法が多いですが、そこで流れを変えてくれる貴重なプレイヤーとなります。
持ち味の相手からボールを掻っ攫うプレーに加えて、今シーズンは攻撃力の凄みが増しています。
自らドリブルで運んでからのシュートやスリーポイントシュートでの得点、ドリブルで相手を引きつけてのアシストと、彼によって生み出される得点が非常に多く、彼の好調さがチームの良い流れにつながっていると思います。
11月9日での三重戦では17得点7アシストとチーム1の活躍を見せてくれており、ここ数試合でさらに調子を上げている印象も受けます。
彼の攻守に渡る貢献にぜひ注目してください。
77.川上 貴一
今シーズンのチームのキャプテンで在籍3年目となります。
昨シーズンの序盤はチームの攻撃を一人で引っ張るプレーを見せてくれていましたが、今シーズンのここまでは少し苦しんでいるように思います。
ただ、チームが苦しい時に、自分でボールを運んで状況の打開を図り、ファウルをもらったり、そのままシュートを決めたり、重要な得点を奪ってくれるのも、また川上という選手です。
今シーズンは入るはずのスリーポイントシュートが決まらないシーンがあり、少しもどかしい気持ちもありますが、彼の得点がこのチームが上にいくためには必要不可欠ですし、これが入るようになれば、また本来の力を発揮してくれると思います。
キャプテンとしてチームを引っ張る姿勢に注目頂ければと思いますし、ぜひ現地で後押しをして頂けたらと思います。
選手紹介は以上となります。
チームは上位8位までが進出できるプレーオフと2026年から新たに始まるB ONEカテゴリーへの参入のために平均来場者数1500人を目指して戦っています。
どちらも現時点では達成できるか五分五分の状況のように思っています。もし良ければ現地でその後押しをして頂けたら嬉しく思います。
おまけ
最後に2つ宣伝をさせてください。
この記事ではパッツファイブの選手紹介をさせて頂きましたが、もし現地観戦する際に、対戦相手の情報も仕入れておきたいという方がいれば、毎週試合前にプレビューとして対戦相手の印象を語るnoteを更新しております。
もし良ければ試合前にそちらも併せてご覧ください。
また、関東在住のレノファサポーターの皆さん。年末年始の帰省のタイミングでのホームゲームがないのは残念ではあるのですが、12月1月と関東でのアウェイゲームは目白押しです。
以下にまとめておりますので、どこか頭の片隅に入れておいて頂ければ幸いです。
vsアースフレンズ東京Z
in大田区総合体育館
GAME1 12/28(土) 18:30〜
GAME2 12/29(日) 13:30〜
vs八王子ビートレインズ
inエスフォルタアリーナ八王子
GAME1 1/18(土) 16:00〜
GAME2 1/19(日) 13:00〜
vs横浜エクセレンス
in横浜武道館
GAME1 1/26(日) 18:00〜
GAME2 1/27(月) 19:00〜