【自分自身の根っこ探し vol.1】
私は美術が好きな子だった。
苦手科目の代表格として挙げられ、美術だけは成績悪かったって人もいるけれど。
私はずっと好きだった。
▼中学2年生、テーマ「自分」
色彩とか、構図とか。
美術の教科書を眺めるのが好きで。
筆記試験はいつも満点近く取ってて、テスト対策でやたら大仏の螺髪の勉強とかしてました笑
好きで絵を描いて、周りに認めてもらえるのがとても嬉しかった頃。
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高校時代は絵を描くことが嫌いになったりもしたな。周りに上手い人が多かったから、自分の絵は無難に見えた。
もともとあまり人に見せるのが好きではないのだけれど、高1から何かとデザインを任せてもらう機会が多く、意気込んでひたすらデザインをしてました。
それも体育祭の幕だったり、クラスの装飾だったり。今まで挑戦したことのない大きなキャンバスにペンキで色を乗せていくという大仕事。
いつの間にか、負担になってて、本当に絵を描くのが好きなのかを見失ってしまっていた。
デザインの高校でもなんでもないのに、独学で 設計もやって、今思い返せばなかなかタフな芸術家ライフ(?)。
▼高校、クラス演劇の舞台デザイン
▼高校、sketchupで舞台設計
▼高校、みんなのおかげで完成した教室舞台
▼高校、学園祭ポスター案
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転じて、自分自身の話。
描きはじめは、大事に大事に。
完成間際は時間に追われて少し手抜きをして、
最初からもっと早く描き始めなかったことを悔いる。
白いキャンバスに向かう時はいつもそう。
真っ白なキャンバスが私は苦手だった。
構図や完成像を考えてすぎてしまうから。
自分の何気ない一筆で台無しにしてしまうのではないかと怖気付いてしまう。
汚したくない。
だから、尻込みをしてしまう。
でも、むしろ私はこの完璧な真っ白が好きすぎるのかもしれないなと気付いた。
何もしなければ完璧なままで、どんな絵にもなれる。放置したらどんな絵にでもなれる可能性があれる。
その状態は今の私にちょっぴり似てる。
自分の真っ白なキャリアというキャンバスを最初の一筆で台無しにしてしまうと思って、遠ざけている。
そんな時ふと思いました。
「筆を荒げて描いていけばいい。」
時には思い切って破り捨ててしまおう、そして新しい白紙にまた新しい色を乗せていけばいい。
油絵具のように、塗り重ねてしまってもいい。
どんな絵にしたいかも大事だけど、
どんな絵になるかわからないドキドキをもっと自分で大切にすべき。
とまあ、こんな調子で自分の状況と照らし合わせて書いてはきたけれど、結論私は絵を描くのが好き。
本腰を入れてた時期からこれだけの月日が過ぎても、時々ペンを取って衝動描きをしてしまう。
アニメでも、webデザインでも、イラストでも、挿絵でも、なんでもいい。
いつか、必ずなんらかの形で関わっていきたい。
そんな私と絵の世界。
▼最近描いた絵(古い順)
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今回は、絵について書いてみました。
絵を描き始めるきっかけをくれた姉には感謝してもしきれません。本当にありがとう。
これからも気まぐれに更新していけたらと思います。
ご覧いただきありがとうございました。