占い師から歯並びをキレイにした方が良いと言われて歯科矯正を決意したら大変だった話し ep18
『ばばんばばんばんばん♪』
術後5日目。
昨日のドレーンに続き、熱が下がった事で点滴からも解放され本格的に自由の身になりつつあるヲタク。
「hakuさん、今日からシャワー浴びていいですよ!」
天にも昇る想いとはこのことか。
看護師さんが、天使に見えて心の中でソッと拝んだ。
ただし、お風呂にはいくつかの注意事項があった。
①シャワーのみ。
②下を向かない。常に上向きか前を向く。
③入浴の時間は、夕方前まで。緊急時に、対応するため。
の3つ。
本当は、寝る前に入りたいのだがここはワガママを言ってる場合ではない。
そして、点滴とさよならした事によってお昼から流動食が始まった!
ヲタクは、乳製品を食べたり飲んだりできないのでハイカロリーな栄養ドリンク剤が飲めない。そのため、ミキサー食が用意された。
が、顎はまだ強力なワイヤーでがっちり固定されたまま。なので、少量をスプーンで時間をかけて流し込むというスタイルだ。
手術をする前は早食いだったので、食事に1時間もかかる羽目になろうとは・・・。
でも、お風呂に入れると思えば心の中はドリフ状態だ♪
「それじゃ、お風呂行きましょうか!」
まだ昼過ぎだったが、手の空いた看護師さんがお風呂まで付き添ってくれる。シャワー室の中には、座れるように壁にイスが備え付けてあって具合が悪くなったら看護師さんを呼べるように緊急のボタンも完備されている。
「じゃ、絶対下向かないでね!」
中々のプレッシャーだw
お湯や水を被れば、無意識に俯いてしまうのが人間だと思うのだがw
それでも、お湯を浴びると身体が生き返っていくのが分かった。
ベタベタになった頭皮や髪、薄皮が捲れているボロボロの顔、寝たっきりで強張った身体。心地いいお湯が、それらを全部洗い流して行ってくれる。
シャワーってサイコーだ!!!!!!
銭湯でおじいちゃん達が『うぇ~い』って唸ってる気持ちが良く分かる。
いつもより時間がかかったがシャワー室を出て、新しいパジャマと下着を装備したヲタクは元気いっぱいになっていた!
みんな!元気がない時はお風呂に入ろう!多分、元気になれる(笑)
そんなヲタクを、夕方の回診でみたペコちゃんが一言。
「いや~大体みんな、お風呂に入ると元気になるけど、hakuさんは明日退院できそうなくらい元気だね!」
単細胞って言いたいのかい(笑)
次回、『涙腺崩壊』
『補足』
久しぶりの補足ですが(笑)。
なぜ、看護師さんからお風呂入るのに条件を出されたのかというと・・・。
手術で筋肉を移動させており、下を向いた事で大出血を起こす可能性があるためらしいです。シャワーだけだったのも、お風呂にはいると血行がよくなって大出血に繋がる可能性があるからでした。
術後10日経過すると、下を向いたり湯船につかるのもOKが出ましたね。
ともかくこの頃は、段々と生活がもとに戻って、やれることが多くなるのが嬉しかったです。起き上がれたり、トイレ行けたり、シャワー浴びれたり、顔洗えたりとかですね(笑)。