秘密を持つことの光と影、そしてその歴史 - サイモン・シン『暗号解読』
人間は「秘密を持つ動物」と言えるかも知れない。人間が文明を持って以来、秘密を守るための技術は次第に発達し、今では私たちの社会生活の多くが暗号化技術により担保されている。
原始的なカエサル暗号から、未来の量子コンピュータ時代の暗号まで、この本ではその歴史と技術の発展を非常に分かりやすい語り口で詳細に振り返る。
暗号解読の歴史は、人間存在の光と影を明確に映し出す。読み始めたら止まらない。名著である。
(199字)
暗号解読の歴史において、暗号機「エニグマ」とその解読の話は外せない。↓
いいなと思ったら応援しよう!
ありがとうございます!