オレは何歳で死ぬのか?
*引用・無断掲載を禁止します。
力道山 39歳
橋本真也 40歳
三沢光晴 46歳
ジャンボ鶴田 49歳
アンドレ・ザ・ジャイアント 48歳
クラッシャー・バンバン・ビガロ 45歳
ディック・マードック 49歳
ホーク・ウォリアー 46歳
ハヤブサ 47歳
フレディ・マーキュリー 45歳
尾崎豊 26歳
ヒーローは若くして逝ってしまう。
力道山は勿論リアルタイムじゃないけど、それ以降の上記の人たちはオレのヒーロー。
オレは今49歳、
明日どうなるか分からない状態だけど、あと1ヶ月ちょっとでオレは50歳。オレはヒーローでもなんでもないけど40代で死ぬことはとりあえずなさそうだ。分かんないけど。
20代で死のうと思っていた。
それを先輩がビートたけしさんに言った。
「こいつ20代で死ぬって言ってるんですよ。30まで生きたくないって」と。
たけしさんは焼酎を飲みながらチラッとオレの方を見て
「その時になったら変わるよ」
と言った。
29歳からテレビに出だして忙しくなった。
今オレは生きている。
たけしさんに言われたとおり、
その時になったら変わった。
結婚願望もなく、長生きしたい気持ちもなく、そして当時は芸人は30歳がボーダーだった。20代で芸能事務所に所属していても30歳までに売れなければクビになったり、クビといかないまでも背中を押されるというのが通例だった。
30までに死ぬというのは30までに芸人として結果を出せなければ死ぬという意味も大きく含んでいた。それぐらいの覚悟だった。
オレの病気は治るものではなく、先が見えない状態だから、あと少し、あと少しと思いながら進むしかない。
とりあえず11月9日までは死ねないし、松本さんが復帰するまでは死ねない。