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容姿コンプレックスと娘が可愛い話と不細工な僕が遺伝子を残しちゃった話|ヒヅメの子育て

良い漫画を読みました。

3世代にわたる容姿コンプレックスを扱った良い話です。主人公が結婚し娘を持つことで容姿コンプレックスを受容していく様子が丁寧に描かれていました。

僕もまあまあ自分の見た目に対してコンプレックスを持っています。

背が低い、細い目、頭がでかい、鼻の形…などなど。

「背が低いから無理」とフラれたこともありますし、似顔絵の僕は基本的に目玉が描かれません(一本線で描かれる)し、頭のでかさは本当にスタイルを悪く見せますし、結局イケメンって鼻の形でなんとかなるところもあるのに僕の鼻はまるっこいので致命的なわけです。

ただまあ僕は上の漫画の主人公のように、そういった容姿を蔑まれる親の元には生まれなかったので、必要以上にこじらせることはありませんでした。

いや、そんなことないな。

僕は自分の妻含め僕が可愛いと思った人としかお付き合いしていないので、ゴリゴリに容姿コンプレックスを引きずっているとも言えます。

ただ、やっぱりお付き合いをすると「まあこういう見た目ではあるけど、それで仕事しているわけでもないし、こうして好きって言ってくれる人もいるし」とある程度受容してこれました。

つまり「決定的に自分の見た目が嫌い、恐怖」というわけではないので、そこは恵まれていると思います。

僕に瓜二つな娘が爆誕

僕にとって大変可愛い容姿をしている素晴らしい妻との間に娘が産まれたわけですが、これがまあ僕の子供の頃にそっくりなんです。タイムリープ系のSFかよってくらい。

しかし…娘氏は可愛いんですなあ。

とは言え、娘氏の可愛さは、世の中の赤ちゃんとそうは変わらないと思います。ただただそれが僕らにとって本当に可愛いというだけです。

僕ら夫婦はもとより、両親、親戚、友人にいたるまで、娘氏は生まれてから今にいたるまでずっと「かわいい」「かわいい」と言われてきました。「かわいい」のことを人間の鳴き声だと勘違いするくらい言われてきました。

するとですね、娘氏はどんどん可愛くなっていくんですよ。愛らしい話し方、冗談を楽しむ心、社交的にふるまいつつしっかりと主張する姿勢、くりんくりんのゆるふわパーマ・・

・・と挙げましたけど、これもまた僕らが可愛いと主観的に捉えているだけなんですよね。

でも容姿の良し悪しって結局誰かの主観の集合知ですよね?

なら最低限自分と自分の周りの人は「娘氏は可愛い」に一票入れていいじゃないですか。世の中一歩出れば敵だらけかもしれませんよ?

かわいさは総合力と自信

かわいさ、美人さ…まあ表現はなんでも良いんですけど、これっていろんな美人ポイントの総合力と自信によって構成されていると思うのです。

美人を構成するポイントってたくさんあるじゃないですか。顔ひとつとってもパーツはたくさんあるし、健康度による姿勢や肌・髪ツヤ、メイク、スタイル…だけどその美人ポイントの得票は評価する相手によって違うんですよ。こんな曖昧な基準ってあります?

なので、誰しもが持ってるマイナスポイントに執着するよりも、総合力でかわいいと思った方が楽しく生きていけるんじゃないかなと。

んで次に自信なんですけど、これは結構確信していまして。自信があればその人はもう美人なんですよ。

僕は漫画家でもあるので人のパーツを人よりはよく見る方だと思うのですが、有村藍里ちゃんとあのちゃんって個々の顔パーツは結構似ているなって思うんですよ。

だけど一方は自分の見た目に自信が無くてブスと自虐していましたし、一方は多くの女の子が憧れる対象になっています。

僕にとっては輪郭整形前の有村藍里ちゃんもあのちゃんも同じくらい可愛いですよ。どちらも同じようなユニークな見た目してますもん。

ただ、二人の間には圧倒的に「自信」の総量が違うように見えました。僕からしたら同じような見た目なのに(有村さんは時代的にメイクとかがダサかったってのはある気がするけど…今のメイク発展ヤバすぎ)。

美の基準が曖昧かつ多様である以上、容姿コンプレックスと向き合っていくためには、根拠の無い自信が必要だと思うんですよね。なのでとりあえず娘には可愛いを浴びせ続けます。だって可愛いし。

根拠の無い自信の次は相手選び

根拠の無い自信を得られれば、今後彼女が大きくなって「ブス」だのなんだの言われたって「なんか変なこと言ってるなあ」「私にとっては私は可愛いけどね」って感じで致命的なダメージを回避できるようになると思うのです。

そしたらあとは自分を可愛いって言ってくれる友達や恋人を選んでいけばいいでしょう。

不細工な僕が子供を持つ(遺伝子を残す)という後ろめたさの対処法

ちょっと話は変わるんですけど「お前、自分のこと不細工と思うなら、そんな遺伝子残すの嫌じゃない?」って感じてしまった時の僕の対処法について書きます。

いつか娘氏が「お前の遺伝子のせいでこちとら一重でくせっ毛じゃねーか」とか言ってくるかもしれませんしね。

これに対する答えはもうね「僕は全力を尽くしましたよ」で乗り切るつもりです。

「僕は自分が見つけられる範囲で最上の美人と結婚しましたよ」

「つまり娘氏は僕の遺伝子が実現できる限り最上の美人なんですよ」

「ってか前提条件無しに君は美人だよ」

「二重が可愛いと君に言ってくるやつに中指立てろよ」

・・こんな感じで乗り切ろうと思います。

それに僕のいとこに僕そっくりのギャルがいるんですけど、そいつめっちゃモテるんですよ。僕みたいな顔してるくせに。

僕みたいな顔してますけど、ちゃんと手間暇かけているので可愛いし、素敵な子なのでモテるんです。自信もそれなりにあるように見えます。

なので「僕みたいな顔した女の子に生まれてもモテるし、幸せに生きれる」という実証はされているのです。

なので、僕が遺伝子残したっていいじゃないですか。娘氏、人生は楽しいよ。特に君のお母さんと結婚して君が産まれてきてくれたおかげで僕の人生は凄く楽しい。

じゃあ僕は娘氏と寝てきます。




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