MakeoverMondayセルフ添削 #2025W2
はじめに
こんにちは、ひづと申します!
普段はWorkoutWednesdayに取り組むことで、自分のTableauスキルを磨いているしがないユーザーです。
今回は2025年第2週目の課題に挑戦したので、その内容を共有します!
セルフ添削ルール
MakeoverMondayを通じてスキルを磨くために、以下の流れで取り組んでいます
まずは自由にVizを作成
最初は思うがままに、自分のアイデアでグラフを作ります。
日を置いて見直す
一度時間を置いて、客観的な視点で自分のVizを見直します。
他の挑戦者の作品を参考にする
Tableau Publicなどで他の挑戦者のVizを確認し、良い点や工夫を学びます。
自分のVizをセルフ添削
「何がダメだったのか」「どう改善できるのか」を考え、再作成に活かします。
今週のお題
今週のお題は「2010年から2022年における15歳の少女のHPVワクチン接種率の推移」でした。
最初に見て感じたのは、「トレリスチャートで全体をみるのはしやすいけど、具体的に接種率が低い国がどれかすぐに分からないな」ということ。全体の傾向は分かるけど、課題のある国をパッと把握するにはちょっと工夫が必要そうだなと思いました。
私の初回Viz
今回のテーマで私が伝えることは、「HPVワクチン接種が多くの国で制限されている」にしました。
元のグラフでは特定の国の接種率がラインチャートで表示されていましたが、他の国と比べてどれくらい低いのかがぱっと見で分かりませんでした。そこで、比較の基準となるベースラインを一緒に表示するべきだと考えました。
次に、元のトレリスチャートは分かりやすいけど、地域ごと(アフリカやアジアは低い)に特徴があることが伝わりずらいなと思いました。なので地域ごとに折れ線グラフをまとめるようにしてみました。
この方針で作ったのがこちらのVizです。
トレリスチャートの形式を残しながら、地域ごとにデータを束ねて見やすくしました。
ただ、チャートごとに「どの地域のデータか」を明確に示せなかったのが残念です。(トレリスチャートで各々のパネルの左上とかにテキストで表現したかったけどスキルが足らずに断念。)
このせいで、なんかまとまりがあるようだけど何のまとまりなんだろうという風になってしまいました。ここはちょっと反省。
他の方のVizを見てみる
Maria Elisa LondonoさんのViz
2022年のデータだけに絞って、ドーナツチャートで地域ごとの接種率を表示。ドーナツチャートの中にマップも組み合わせていてどのデータが、どの地域かすぐにわかりやすい作りになってました。
私も地域ごとの特性に着目していたので、とても勉強になりました。
AliさんのViz
背景を黒にして紫のコントラストを強調したデザイン。
右上のラインチャートは世界平均のみを表示して、国別のデータについては、マップでの表現としています。
背景を黒にするだけでデータが際立つんだなと思いました。また、主張したいことを2段階に分ける→グラフを分けてしまえばいいというのは初歩的なところでしたが全然気づけてなかったです。
Ebenezer SamさんのViz
オレンジの背景でエリアチャートを使い、地域ごとの接種率を表現されていました。
ただのラインチャートと違って面積が大きいところが接種率が高い国ということが一発でわかるのが上手いなあと思いました。
さらに、特定の地域を選択するとハイライトされる仕組みもあり、面白かったです。
セルフ添削
以上の内容踏まえて、添削していきます。
タイトルとプロットされたデータの乖離
タイトルでは、多くの地域で接種が限定されているということを主張しているのにも関わらず、特殊な例をラインチャートではプロットしている。ラインチャートがどういった単位でまとまっているのか分かりづらい。
アジア、アフリカなどの地域単位でまとめていますがそれをぱっと見でわかるような作りになっていません。
再Makeoverする
作り直しの方針
主題だけのグラフにする
今回は、アフリカとアジアが接種率が低いという内容に絞って、特殊な例については説明を省く。どのデータがどの地域を示しているか分かりやすくする
文字だけでなくて、地図のアイコンですぐにわかるようにする。
作り直しの結果
グラフは世界平均と各地域の平均値のみのチャートに絞って主題を伝えやすいようにしました。
それぞれのグラフがどの地域かわかるように、地域名と大陸のアイコン画像を付け加えてみました。
また、それぞれのグラフの配置はできるだけ世界地図と同じ配置になるような順にしてみました。
カラーについては、HPVワクチンは子宮頸がんのワクチンなのですが、調べてみるとガンごとにキャンペーンカラーがあるそう。
今回は子宮頸がんのキャンペーンカラーであるティールブルーで統一してみました。
振り返り
世界比較や各国比較でのビジュアライズの時は、データがどの地域を示しているのかわかりやすくするということの重要さを学びました。
今回は地理的特性(内陸部の地域か海岸に面しているなどで傾向があるもの)があるようなデータではなかったのでMap表現には手をだしていないですが、今後はそういったものが出てきたら挑戦したいと思います。