地下謎2023に参加してきました(ネタバレなし)
タイトル通りですが、"ナゾトキ街歩きゲーム"『地下謎への招待状2023』に参加してきました。
周遊型の謎解きゲームで、専用キットと24時間東京メトロ乗り放題券を使いながら東京の街を巡って謎解きをする?ゲームです。
私はこういうリアル脱出ゲーム的なものには全く縁がなく、
一度友達とナンジャの謎解きをやった時も後半詰まりすぎて友達にぶん投げたという苦い記憶があるのですが、年末に地下ミュを見たこともあり、メトロ熱が高まっているので一度こういうのやってみよう!!せっかく東京にいるんだしさ!!とエイヤ(ビジネス用語)でキットをネットで購入しました。
私が購入したのは開催期間延長前だったのですが、
販売開始時間にサーバーエラーになったり完売続きだったりと、
参加するまでのハードルがなかなか高かった…。
過去の地下謎に参加した人はみんな
「いつの間にこんなふらっと参加できない感じに…?!前はサクッと買えたのに…」と慄いているし、
何があったんだろう。メトロの駅でのキット受取日を指定するというだけで、
参加する日自体はいつでもいい(24時間乗り放題券を使用した瞬間からスタート)なのが結構面白いですね。
キット2個以上購入で先着でタオルがもらえる!!!!というのを目当てに2個買ったんですが、普通にもう終わっててもらえなかった。チーン…。
特に誰と行こう!いうアテもなく買ってしまったのでどうしようかな…と思っていたが、地下ミュの配信を一緒に見てくれた(無理やり見せた)ねねぴが参加を快諾してくれる。これで一安心ね……。
参加前に
「結構難しいので、行き詰まって悩んでも気まずくならないお友達と行くのがオススメです😉✨」
と言われて、難しいこと言うな!!そんなの絶対嫌われちゃうよー!!泣(頭が悪すぎる自覚あり)と思っていたが、終わってみると拘束時間がとにかく長いのでそれを一緒に過ごせるかどうか?という根本的なところな気もしました。
我々の場合は10時に集合して終わったのが19時くらい。なげーーよ。
2800円でこんなまる1日遊べることある?
ねねぴと私は金銭感覚のさじ加減もちょうど良いのが一緒にいてラクなところで、私がキットを購入したので、謎解き中にそれと同じくらいの飯をオゴってくれるというファジーな感じで釣り合いをとってくれた。
謎解き自体は冊子を読み進めながら行うもので、メトロのどこの駅からでもスタートできます。
とりあえずねねぴとカフェに入って最初の謎を解き、そこから街巡りスタート!
詳しいことはネタバレになるので書きませんが、途中ルート分岐があり、高難易度なども選べるようになっていました。(やんなかったけど……)
その時とっさに「こっち方面にしよう、ここから近いし…」と選びかけたのですが、
ねねぴが「いや、せっかくだし遠いところ、あんま行かない駅に行こうよ!!😁」と提案してくれたのでハッとした。
そうだ……俺は……っ…!! 何て愚かなんだ…!
上京前もおんなじ駅おんなじ路線ばっかり使いがちがった(新宿、りんかい線、山手線、以上。)けど、
東京に住んだら住んだで最寄りの駅・いつもの路線ばっかり使ってるんだから……
こういう機会には無理してでも足を伸ばさねーと…!!!
というわけで、知らない駅、食べたことのないグルメに挑戦できて大変満足!
謎に連れ出されてフラフラ、という感じでめちゃくちゃ楽しい。
気候も良く、100回くらい「マジあったけー、雨じゃなくてよかったー!!」と大喜びする。
さすがに最後の方はとっぷり日が暮れて凍えましたが…。
謎解きポイントに辿り着くとさすがに謎解きをやっている人が多くなる(地下謎人、チカナゾンチュ)ので、ネタバレを聞かないように、そしてうっかり言わないようにしないといけない。
ここで突っ立ってる奴らみんなここで詰まってるんだな…!!仲間だぜ…!!という感じで楽しい。
そして謎が解けた瞬間「!!!!!っしゃ!!!!!お先に!!!!みんなも頑張れよ!!!!」と猛スピードで去るのがめちゃくちゃ気持ちいい。
自分が解けない謎を友達が解いてくれた時の「こいつ…頭良すぎ…❤️😍メロメロ…」感と、
自分が先に解けた時の「すげーー!天才?!?」と褒めてもらえるのとで、
(苦しみは半分に、喜びは倍にってこういうコトかな…?)と照れ照れしてしまいました。
いや、ていうか単純に考える脳みそは1つ以上あるに越したことない。
これ私ひとりだったらもう泣いて帰っとるな……。という場面が何度も何度もあり…。
いや、ヒント見たら割とサクッと行けるんでしょうけどね!!つまんないじゃん!!
ちなみにヒントサイトはかなり充実していて、それぞれの謎について5.6段階くらい小分けにしてじわじわヒントを出してくれているようだった。(最悪答えも見れる)親切設計。
今回はどうしてもどうしてもわからない謎に限って二度ヒントを見てしまったが、「いやこれもうちょっと粘ればわかったやつーー!!!」というものと、「いやこれはあそこであと1時間粘っても何もわかんねーわ、見てよかったわ。」というものがあり。
前者はめちゃくちゃ悔しかった……。
絶対にこの材料だけでこういう謎に立ち向かうんだ!!という固定観念があるとうまくいかないですね。
なんていうか、1日かけてリアルでレイトンシリーズやってるみたいな…。
こういうヒント見る?見るとして、どこまで見る?みたいな感覚も合う人と行けるかどうかって大事なんだろうな。
謎解きは人の心を映す鏡です…!
面白いねー謎解き!!ナンジャで一回だけやったのがいい経験になったというか、
「謎解きとはこういうゲームです」という考え方の基礎があるかどうかでも難易度は変わってくる気がする。他の周遊型謎解きもやってみたいな…。
さすがにこんだけ街を股にかけてというか、駅から駅へ連れまわされる謎解きは珍しいと思いますが…。
謎解きのストーリー(?)というものはあんまりないというか、
純粋に普段あまり意識したことのない東京の歴史にふっと触れられるような場所を巡る!という感じでよかった。謎を解いた次のページに答えというか、答えから連なるストーリーが書いてあるので見ないように注意だ!!
普段、ほんとに自分が用事ある駅でしか降りないもんなあ。
途中「謎解きついでに食べ物もどうぞ🎶」と駅周辺おすすめ店舗の紹介も挟まる章があるのだが、
こんなの全ての章でやってくれー!!!!と思った。
この謎解き、とにかく「難しかったらとりあえずカフェとかに入ろう」「じっくり落ち着ける場所でやろう」と誘導してくるので…。
我々もトータルでカフェ2回、昼飯1回行った。
クリアしたらしたで「お疲れ!!やったーー!!」と晩飯に突入してしまったので、
マジで一日食って飲んで解いて歩いて、である。
公共交通機関がモチーフの謎解きなのに2万歩くらい歩いた。
絶対にスニーカーで参加することをお勧めする。
最終章は自宅などに持ち帰って解ける(どっちかというとそれが推奨?)のが面白い。
割と現地でギリギリまでやっている人が多かったが、
近くで小学生のグループが「もう19時だよ、帰んなきゃやばいよ…!!」と焦りながら謎を解いていてしみじみした。俺、門限ない大人でよかったー!
ていうか東京の小学生って、小学生だけでメトロ乗り継いで謎を解くなどという知的で文化水準の高い難しすぎる遊びを行なっているのですか…?
私が小学生の時は家の畑の土塊を投げてバットで粉砕する蛮族的な遊びしかしていませんでしたが…。
それにしてもキッズたちは「喫茶店に入って腰を落ち着けて解こう」的なことが難しそうに思うんですが、
どうするんだろう?マックとか入るのかな…。
キットには消しゴム付きのペグシルがついているのでそれでキットに書き込んで謎を解くのですが、
紙がわりとツルッと系なのであんまり書いて消してはできないかも。
終盤あまりにも詰まりすぎて紙がぐちゃぐちゃになり、
冊子を写真に撮ってiPadで書き込むという、謎戦法をとってしまった…笑
ボールペンとかも各自で持っていくといいですね。
あとあまりにもキットを出し入れするのは面倒なので、
キットを丸ごとぶちこめる大きめのトートとかもあると吉。
肝心の地下ミュ経験が謎解きに生きたかどうかですが、かなり生きた!!
いや、直接地下ミュとかの知識が謎に直結したわけではないのですが。
上京した頃は電車のことが何も分からずオロオロしていた私にも
「はいはい千代田線ではいはい…副都心線が…」と路線のことがすっと頭に入るようになったのがデカイ気がする。よくわからない路線に乗るって頭が緊張するし。
ねねぴと私それぞれが親しんでる路線(西武)が副都心線に乗り入れてきてキャッキャしたのもなんか、自分がこんなことで喜ぶ日が来るなんて…と思ってちょっとウケた。
去年の今頃はまだ電車のこと何も知らなかったけど、一年で人間の知識って変わるものですね。
いい1日でした。