右膝痛と肝臓は関係していることがあります(その2) 薬の内服も要注意!!
《薬で肝臓に負担がかかり、膝痛・腫れを起こした80代の女性》
デイサービスで看護師として勤務していた時、
風邪をひかれて、咳止めと抗生物質を内服されていた方が、
急に右膝がパンパンに腫れて、膝痛もひどく訴えられ、
歩けなくなって、デイサービスに来られました。
おまけに痛むから、湿布をずっと貼っておられて、
湿布かぶれになり、皮膚も真っ赤にかぶれて、
ダブルで痛みがひどくなっていていました。
本当に痛そうで、認知症がある方なので、かなり、不機嫌でした。
脚を見せてもらうと右大腿部の真ん中がカチカチになっていました。
薬も肝臓を通って代謝されるので、飲めば飲むほど、肝臓に負担をかけます。
酵素も必要となるため、代謝が追いつかなくなります。
《薬物性肝障害を起こしやすい薬とは??》
薬剤性肝障害を起こしやすいのは、抗生物質、抗真菌薬、解熱・鎮痛剤、抗癌剤などです。特に高齢者は無闇にたくさんの薬を内服されている方がいるので、要注意です。
最近になって、やっと、やっと、内服薬を必要最小限に減らそうという方向になってきています。
歳を取れば取るほど、肝機能も腎機能の低下してくるので、
同じ量の薬を内服していても、副作用が出やすくなります。
これは本当に怖いことなのです。
義父が10種類くらい薬を内服していて、腎不全となり、透析治療を受けました。
なので、施術する前に既往歴と内服薬をチェックするようにしています。
この方は、太ももの内側を剥がして、緩めるだけで、膝の腫れが引き、
歩けるようになりました(^^)
湿布は貼らないようにご家族にお願いしました。
高齢のご家族がいらっしゃるなら、お薬チェックしてみてくださいね。
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