Day31 ~生まれ変わる日~
2022年6月6日
しっかりお腹が減っている朝。
6時までは水はOK。
6時以降は水もNG。
10時頃に点滴用の注射を打ちに看護婦さん到着。
健側側の腕の内側にチクリ💉
血管には刺さってるものの、上手く通らず1度エスケープ。
予め言っておくと、膝公造は注射は苦手ではない。
しかし、失敗され「え?この看護婦さん大丈夫?」となった。
この時点で激しい動悸。頭がクラクラし始め、
フジファブリックの「若者のすべて」のサビが流れ始める。
看護婦さんが手の甲側の腕にチクリ💉
この時「若者のすべて」のボリュームがあがる。
それと同時に「膝さん!大丈夫ですか!」
「あ、、はい。」一瞬意識が飛んでいた。
まさかの初体験で自身が1番驚いていた。
10分ほど横になって休んで、手術前の最後のときを過ごす。
12時50分、手術時間が少し早まり、手術室にストレッチャーで入室。
オペ看さんたちと「何のスポーツで怪我しちゃったんですか?」
などと他愛もない会話をしていると、
麻酔科の先生が「はい、大久保さん、麻酔効いてきますからね〜」
と言った瞬間目の前がぐわぁぁぁんとなって気付いたら夢を見ていた。
まさにコナンに麻酔銃を打たれた毛利小五郎状態。
夢の途中で「膝さ〜ん、膝さ〜ん」と私を呼ぶ声が。
「ふぁっ….」と情けない声を出して起き、
「あ、そういえば手術をやっていたんだ」と思い出す。
「終わりましたよ〜。しっかり縫っといたんでね、大丈夫ですよ。」
担当してくれた先生が言った。
病室に戻ると、脚の感覚のなさと動かなさ、患部の痛さに驚いた。
これが生まれ変わった膝か。
術後3時間経って胃の動きが確認され、約26時間振りの食事にありつけた。
食事が出来ることに感謝やで。
手術日の夜は激痛で眠れないと多方面から脅されていたが、麻酔と鎮痛剤が効いてるのか痛みはひどくならずに眠れた。
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