村上春樹と立松和平
◎二人の「団塊の世代」作家のプロフィール(一昔前の新潮文庫・講談社文庫のカバーより)
村上春樹
Murakami Haruki
(1949-)
1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。’79年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』 (読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』など訳書も多数。
立松和平
Tatematsu Wahei
(1947-2010)
1947年栃木県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。在学中に「自転車」で第1回早稲田文学新人賞を受賞。卒業後、さまざまな職業を経験したあと、故郷の宇都宮市役所に勤務。’79年から文筆活動に専念する。’80年「遠雷」で第2回野間文芸新人賞、’93年「卵洗い」で第8回坪田譲治文学賞、’97年「毒―風聞・田中正造」で第51回毎日出版文化賞を受賞。’86年にはアジア・アフリカ作家会議の「’85年度若い作家のためのロータス賞」も受賞している。他の著書に『浅間』『日高』『猫月夜』『木喰』『下の公園で寝ています』『道元』『軍曹かく戦わず』など。2010年2月逝去。