多肉植物の葉挿しのやり方
今時調べたらすぐに情報はいくらでも出てきますが、多肉をやっている者として一度は話しておいた方が良いかなと思ったので、
今回は私流の多肉植物の葉挿しのやり方
について軽くお話していきたいと思います。
まず葉挿しするのはこの子。
意気揚々と持ってきたが実は名前がわからない子です………
徒長している為養生を頼まれお迎えした子なのですが、このまま育てても間延びした箇所が目立って嫌なので仕立て直しも兼ねて葉挿しをする事にします。
早速葉を取ろうとしたら思っていたより取り辛かったので、取り易くする為一旦鉢から抜く事にします。
抜けました。
ではいよいよ葉を取ります。
下の葉を持って少しづつ左右に揺らして………
取れました。
はい。これだけです。
どんどん取っていきましょう。
種類によっては取りづらい品種もあるので、その時は左右だけでなく下に引っ張る感じでやると個人的には取り易いかなと思います。
取るのに失敗するとこんな感じになります。(左が失敗した葉)
見辛いですが左は葉が折れて断面が見えてしまっています。
取る際に葉の途中で折れてしまうと葉挿しがほぼできなくなってしまうので、葉の付け根がしっかりと葉に残るように取りましょう。
頭がだいぶ小さくなってしまいましたが整える為にもガッツリ取ってみました。
品種がわからないのでこの子の特性がわからないですが、上手く行けば葉が付いてた所から子株が出てくるかも?
葉を取り終わった後は植え直しておきましょう。
だいぶ寂しくなりましたがまた暫くすれば大きくなってくれる事でしょう。
肝心の葉挿しの写真が分かりにくい物ばかりだったので次の多肉で説明していきます。
アガボイデス系(葉が取り辛い種類)のエケベリアです。
そこまで形が悪い訳ではないですが、下の葉が若干間延びしていたり黒ずんでいたりと見た目が悪いので取ってしまいます。
葉を取るシーンは割愛。
アガボイデス系でしたがこの子は簡単に取れました。まだ小さいからかな?
綺麗に根本から取れましたね。
取り終わって植え直しました。
それでは葉挿ししていきましょう。
適当にばら撒いて………
はい。これだけです。
………と言いたいですが、もう少しちゃんとやってみましょう。(勿論これだけでも発根するので面倒な方はこれだけでも大丈夫です。)
ちゃんとすると言っても、葉の付け根の部分を軽く土に挿すだけです。しっかり埋める必要はありません。
葉挿しは人によって色々なやり方があると思いますが、
挿す時に葉が安定するので私は土に対して横向きに葉挿しする事が多いです。
こんな感じで並べてみました。
こちらは少し前に挿した同じエケベリアの葉挿し。発根はしていないですが元葉も元気なので大丈夫そうです。
種類にもよりますが、成功すれば2ヶ月程でこんな感じの芽が出てきます。
この子は結構成功率が高かったです。
管理場所は多肉棚の2段目。
養生株や葉挿しを置いています。
日はそれなりに当たる所ですが、それで失敗した事は殆ど無いです。
心配な方は直射日光が当たらない明るめの日陰で暫くは管理すると良いかもしれません。
水やりは葉挿ししてからだいたい1〜2週間後から始めています。
間隔は乾き具合によりますが週1程度、発根を確認したら徐々に頻度を上げていきます。
最終的には土が乾いた時に水を与えています。
葉挿しを始めてすぐに土を湿らせると葉が腐り易いかなと思います
が、鉢全体が湿る程で無ければそんなに気にしなくても良いかなと思いながら私は管理しています。(シャワーを軽くかける程度)
最初に取った葉は土に乗せるだけにしました。
雑ですがたぶん大丈夫。
こんな感じで私はエケベリア達の葉挿しをしています。
色々やり方はありますがどれも成功率は殆ど変わらないと思います。
気になった方法を見つけたらとりあえず試してみるのも良いですね。