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2つのキャリアが繋がった瞬間の嬉しさ🌸
こんにちは。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日新たな挑戦とそれに伴う嬉しい経験をしたので、忘れぬように綴っていこうと思います^^
司会への挑戦
実は先日”イベントの司会”の仕事に初めて挑戦しました。
私は普段、主に自宅録音でナレーターや声優のお仕事をしているため、ほとんど人前に出て喋るという機会がありませんでした。
演劇なども長くやってきていたにも関わらず、とても緊張しいで心配性なので、
自分が司会の仕事をすることはないだろうなと勝手に選択肢から外していました。
でも昨年の2024年から、自分が快適に無理なく、これから変化し続けるであろうライフステージも見据えながら柔軟に働くにはどうしたらいいのだろう?と考えるようになりました。
そこで声の仕事の一環として司会の仕事に目を向け始めました。
以前の私はとにかく自分に自信がなくて、どうせ、、と諦めていました。
でも改めて、「司会の仕事をやってみたいのかな?」と自分に問いかけた時に、本当は憧れが燻っていたことに気がづきました。
実は学生の頃、スーツアクターをやっていたことがあり、イベントの司会の姿を近くで見かける機会が多くありました。
その時から、どうせ私は可愛くもないし、緊張して頭が真っ白になるのが怖いからできないんだろうなと、憧れもありながら卑屈に思ったのを今でも覚えています。
できるかできないか、向いているか向いていないかは分からないけど、でもやってみたいと少しでも思っているなら自分にチャレンジさせてあげてもいいのではないかとそう思って、司会の仕事にも目を向け始めました。
幸い宅録の仕事を通して出会った方で司会業をされている方が多かったので、お話を聞いてみたり相談させていただいたりしながら情報収集をしました。
絶対できる。向いている。という自信はなかったけれど、
出来る限り「司会もやってみようかなと思っていて、、」と声に出してみることにしました。
するとたまたまやってみない?とまさに!というタイミングでお声をいただけて、なんとイベントの司会の仕事が決まりました!
更なる挑戦トークセッション!
その仕事は千葉市の女性の起業を応援する”ちはなフェスタ”のイベントの司会でした。
このちはなフェスタの大元になっているちはなスタートアッププログラムという、起業に関わる様々な知識をいろいろな方から日替わりで教えていただけるという全7回の講座があったのですが、そこに私も参加していました。
そしてその集大成としてイベントを開催することになっていて、
当日ステージでは、起業家の方をお迎えして講演を聞いたり
ビジネスプランピッチとして、これからの仕事の広げ方についてステージでプレゼンされる方がいたり、
相談会のコーナーがあったり、とにかく盛りだくさんなイベントでした。
そして、その中で3名の先輩女性起業家と壇上で1時間ほどお話をするトークセッションというコーナーもありました。
先輩方の起業に関わるお話が聞けるというワクワク感や面白そうやってみたいという気持ちとともに、どこかで本当にできるんだろうかという不安と緊張も少し感じていました、、。
原稿や台本があるわけではなく、その場の空気感を感じながら円滑にファシリテーターとして質問をしたり、話を振りながら時間内に終わらせなければならない。
私にとってはとても大きな挑戦でした。
声の仕事と心理士の仕事が繋がった瞬間
当日になり、緊張感もありましたが、イベントの暖かな空気感もあり、楽しく午前を終えることができました。
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メインどころは残すところ午後一番のトークセッションだけとなりました。
やるしかない。せっかくやるなら楽しもう!という気持ちで壇上に意を決して上がりました、、。
実際話が始まってみると、思ったよりも困っていない自分に気づきました。
もっとあたふたすると思っていたのですが、自然と伝え返して、そして観客の方にも共感してもらえるような感想を重ねたり、さらにもう少し質問したいことを質問してみたり、、。
自分の中から本当に自然とでてきたのです。
それは普段私がしているもう一つの仕事と、とても似ていました。
私は声の仕事の他に、心理士の仕事、いわゆるカウンセラーの仕事を長年しており、学校や病院施設や会社などで老若男女さまざまな方から話を伺ってきました。
カウンセリングの場では、相手の語りに対して、一旦その話しを要約し伝え返し、その上で、また質問をする、そんなボールの交換を繰り返し続けます。
こちらが意見を言うといことはほとんどなく、相手の言葉を引き出し、なんのためにこの言葉を話してくれたのか考えながら質問を重ねます。
まさにその作業と似ていることに気がつきました。
心理士としての私の経験が司会の仕事という新たな挑戦を支えてくれたのです!
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もともとどっちつかずで全く違うジャンルの仕事をしていることにいつも後ろめたさがありました。
どちらの仕事の仲間にもあまり声高にやっていることを言えない罪悪感の中で、それでもどちらも大切だから2つの仕事を続けてきました。
でも今回、司会という声の仕事に、ダイレクトに心の仕事が役に立った。
それは私にとっては、なんとも言えない感動でした。
そして、人の人生の一端に触れたり、その方の不安や苦労とともに、そこから乗り越えようとする工夫やその歩みの語りが好きだから心理士の仕事が好きなのですが、
まさに今回の司会の仕事もそこに触れられて、そしてそれを多くの人に共有することができて、そのこともとても嬉しく感じました。私が大事にしていること、すごくいいなあと思っていることが繋がった、、。そんなふうに感じます。
全ての経験に無駄はなく、繋がっている
改めて、司会の仕事を終えて、「全ての経験に無駄はなく、繋がっている」そんな言葉が浮かびました。
もちろん未熟な点や反省点も多くあります。
でもそれでも、今までいろいろな経験を重ね失敗したり苦労した自分がいたから、新しい挑戦のタイミングで、少しだけ緊張や不安を取り除いてあげられた。自信を持たせてあげられた。
そのことが何よりも嬉しい収穫でした。
そして仕事名やジャンル名じゃなくて、自分自身が大事にしている根幹の想いが大切に出来ることなら、どんなことでもやってみたいと思っているんだなと、自分の心の扉がより開いた気がしました。
これから司会の仕事も自分のペースで経験を積んで、自信を持ってお手伝いできることをゆっくり増やしていこうと思っています。
そして、2つのキャリアや、今までの経験や感じたことが生かされるような仕事に貢献していけたらとワクワク想像しています。
例えば、子ども達や家族のこと、医療のことや、心のケアのこと、私自信が興味を持ち学んできたことに関わるイベントだったり、たくさんの方に響いて欲しいなと思うイベントにに司会として携われたらいいなという新たな夢も浮かびました^^
自信のなかった自分の一歩を進めてあげられた経験も、もちろん嬉しいことでしたが、
何よりこれまでの自分の感じた事体験してきた事を抱き締めて生きていけたらいいなと思える、素敵な経験になりました。
本当にありがとうございました!
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